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タカシの外資系物語

タカシの UK武者修行?!(その9)2018.08.28

AIが積極的に使われている分野=〇〇テック とは?!


(前回の続き) 今回の出張において、様々な分野で、アクティブに飛び回ったタカシ。果たして、どんな‘成果’ があったのでしょうか?
 

AI Summit 2018では、現時点におけるAIの限界(結局、人間が過去に経験したことしかできない)を目の当たりにしたわけですが、ポジティブな成果がなかったわけではありません。それは、災害時の対応、レスキューの分野です。
 

例えば、大規模な災害が起こったとします。多くの人が生き埋めになっているような現場に、AI搭載のドローンが上空から、生体反応をキャッチし、そこにレスキュー隊員が向かう。また、ドローンが直接、生存者を安全な場所に移送する、そんなテクノロジーの実用化が始まっています。名付けて、“レスキュー・テック(Rescue Tach)” というらしい。

 

私もレスキュー・テック関連企業のデモンストレーションを体験してみました(ディズニーランド並みに、1時間程度並んだ・・・)。それは、レスキュー隊員の補助をするAIでして、デモではレスキュー隊員扮する私が、AIのナビゲーションに従って、災害現場を進んでいく、というもの。ヘルメットのセンサーにAI搭載のカメラがついていて、ヘッドセットから指示が出ます。

 

「左側に開けた場所がある、そっちに行け!」

「右側はダメだ! 爆発の危険性があるぞ!!」

 

なーんていうナビが出ているのでしょうが、英語で話されているため、一切理解できませんでした。結果、レスキューを開始してから、ものの30秒もたずに、あえなくGAME OVER となってしまいました・・・(T-T)

 

災害時、特に、レスキューの現場というのは、究極の人手不足状態といえます。一分一秒の単位で、もしかしたら、助かる命があるかもしれない。そんな現場こそ、AIを導入していくというのは、極めて理にかなっていると思います。レスキュー隊員や、事後にボランティア活動をしているみなさんにも、大いなるサポートとなるのではないでしょうか。

 

少し気になったのは、背後に軍事利用のにおいがプンプンしたところ。私がトライしたレスキュー体験のデモも、失敗するとGAME OVERと表示されました。GAMEって、それはちょっと違うんじゃないか。AIを軍事に使われては、最悪です。リアルな人間として、そういうことを阻止するというまともな判断力を持ち、あるべき方向に主体的に導くために選挙権を行使していくというのは、当然の義務だと再認識させられました。

グループウェアは便利だが・・・?!


今回の出張、AI Summit 2018 に参加する以外にも、他のイベントに参加したり、複数のクライアントを訪問したり、UKオフィスのメンバーとディスカッションしたり・・・、とかなり忙しく活動しました。なかでも、UKメンバーとの議論は、普段の電話会議では伺えない一面が見えて、非常に有益でした。

 

一般に、電話会議やWeb会議というのは便利なツールなのですが、機能の限界として、表面上の会話しか見えません(当たり前ですが・・・)。舞台裏では、会話として発する以前に、その言動を促してサポートする役回りなどの裏方=縁の下の力持ちがいるわけでして、実はそっちの方が物事を本質理解していることが多い。電話会議における発言者は、上司というタイトル上表舞台に立っているだけで、本質は裏方のメンバーが大車輪で働いているというのは、ままあることです。

 

海外出張で現地に来て、チームメンバー全員とのミーティングを持つと、そういうのがよくわかる。私はこれを “バックステージ・ツアー” と呼んでいます。相手チームの役割分担がわかると、対応の仕方も変わってきます。結局、このチームを支えているのは、コンサルタントAくんだな・・・、とかがわかる。じゃ、Aくんには、こっちのエースであるB子さんを対面に立たせよう、なんて、戦略も立てられるというわけです。

 

最近、チーム作業の生産性を上げる目的で、グループウェアなんてのが流行っています。私が担当するいくつかのプロジェクトでも、Slackとか、最新ツールを使っています。この手のツール、便利であることは間違いないのですが、過度に依存してしまうと、人との接点を失って、引きこもり状態で日常を過ごすことになりかねません。海外に頻繁に行くことは現実的ではないですが、少なくとも国内のメンバーとは定期的に会って、アナログな交流を持つことも忘れてはいけないでしょう。

タカシは人気ミュージカルのチケットをいかにしてゲットしたのか?!


業務外では、私にとっては定番となりましたミュージカル観賞を楽しみました。今回、一番楽しみにしていたのはマイケル・ジャクソンをフューチャーした『Thriller』というミュージカルでして、これについては日本を出国する前からチケットを予約して行きました。内容は・・・、予想通り、マイケルファン垂涎の曲とダンスのオンパレードで、満足、満足、観てよかった・・・(T-T)

 

一方、今回はもう1本観ておりまして、実はこっちの方がスゴかった・・・。タイトルは『Tina』。グラミー賞を受賞したシンガー、ティナ・ターナーの生涯を描いたものです。前評判が高く、ロンドンが初演ということで、機会があればぜひ観たいと思っていたのですが、半ば諦めていたのですよねぇ・・・。というのも、チケットが取れない状態だったんですよ、慢性的に・・・。で、どうやってチケットをゲットしたのか? 私は、スマホのアプリ「TodayTix」というのを使いました。

 

このアプリ、要はミュージカルのチケットを時価で売るという機能を提供しています。例えば、だれかが予約していたがキャンセルされたチケットがあるとします。劇場はこのチケットをサイトに出品して、希望者に時価で提供するわけです。

 

時価なんで、結構高額な値がついているのですが、開演数時間前になると、ガクッと値段が下がります。そこを狙うのです。私の場合、定価の10%増し程度で、超人気ミュージカル『Tina』のチケットをゲットすることができました。このアプリサイト、売れ残りチケットも格安で提供してくれるので、すごく使えます。何よりも、紙という物理媒体がないというのがいい! 特に、海外の場合、紙チケットのハンドリングというのは、色々な意味で煩雑なので、非常に助かります。

 

最新のスマホアプリを駆使して、究極のアナログであるミュージカルを堪能する・・・いやぁ、これこそ、AI時代の楽しみ方って感じで、ホントにロンドンを堪能しました。いやぁ、名残惜しい・・・(T-T) また絶対に戻ってきたいと思います! では!!

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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