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タカシの外資系物語

Que emoción ! タカシのヨーロッパ紀行(その1)2017.02.28

タカシがこのコラムを書いている場所は?!


Buenos días!みなさん、こんにちは!!私は今、仕事で ヨーロッパに来ています。現在の時刻は朝の5時でして、日本に残してきた仕事が立て込んでいるのと、単に時差ボケなので、ホテルのデスクでPCを広げているという次第・・・。眠いのに、寝られない!!(T-T)

 

私なりの海外出張でのTips の1つに、

 

「無理をしない、あるがまま、目が覚めたら起きて、眠いときに寝る」

 

というのがあります。もちろん、“旅行” ではなくて “仕事” ですから、所構わず寝ることはできないのですが、ことさらに「時差ボケ解消!」とか言って無理強いをすると、経験上、ろくなことになりません。ま、適当に頑張って、適当にやり過ごす・・・これが海外出張の秘訣だと思っています。

 

言い方を変えると、日本にいるときに比べ、相当KYになった方がいい。クライアントとの飲み会も、一次会だけで、二次会は帰る。「疲れました・・・、ギャフン!」とか言って、ホテルに戻ればいいのです。これは、外資系に限った話ではないですが、それなりに評価されて出世する人というのは、一様にKYです。もちろん、ずっとKYな人では、単なる残念な人になってしまいますが、本当に重要なこと以外は思い切ってKYにしてみる・・・、という姿勢は有効なのだと思います。

 

さて、今回の海外出張、なんとスペインとフランスを回って、最後にイギリスで締める、という旅程になっています。過去にロンドンで、のべ半年ほど仕事をしていた経験があり、イギリスは土地勘があるのですが、ヨーロッパ大陸は初めての経験。プライベートで旅行が特段に好きなわけでもないので、こんな機会がなければ、多分、スペインにもフランスにも、一生行くことはなかったと思います。せっかく行くのですから、思いっきり仕事をして、思いっきり楽しむ!普段の控えめな態度を封印して、ハイテンションで、お祭り気分に酔ってみる!!これも海外出張には必要な要素だと思います。

 

ということで、今回から数回に分けて、ヨーロッパ出張の様子をレポートしてみたいと思います。

スペインと日本の共通点とは?!


タカシ「・・・というわけで、○○分野の最新トレンドを調査するという意味では、スペインの視察を強くお勧めします!」

クライアント「スペインか・・・、なるほどねぇ・・・」

 

という会話から始まった、今回のヨーロッパ出張。私が数あるヨーロッパ諸国の中からスペインをお勧めしたのには、理由があるのです。それは、スペインと日本のグローバル企業が置かれている環境が、極めて類似しているから、に他なりません。

 

「スペインと日本が似ているって、どこが?地球の裏側、全く正反対じゃないの??」

 

いやまぁ、ロケーション的にはそうですよね・・・、でも、そのロケーションこそが類似する要因を作っているのです。

 

スペインという国は、かつて大航海時代、“無敵艦隊” と称された海上軍事力を背景に、世界を席巻した時期がありました。コロンブスやバスコ・ダ・ガマが、世界一周を成し遂げ、アメリカ大陸などを発見(・・・というか、もともと大陸はあったのですから、ヨーロッパ社会の視点で発見と騒いでいるだけなのですが・・・)したことは、学生時代に世界史で勉強した通りです(その際に、中南米諸国に対して、非道な侵略行為を行ったこともまた事実なので、このような残念な歴史は、現代を生きるわれわれが教訓として受け継がねばなりません・・・)。

 

以上のような歴史的背景のもと、世界には、いわゆる “スペイン語圏” と呼ばれる地域が多数存在します。ブラジル、メキシコなどの中南米地域はもとより、アメリカ本国やヨーロッパ諸国にも、相当数のスペイン語を話す人々が存在しています。

 

で、スペインの企業は、スペイン本国よりも、スペイン語圏の国々や人々に対するビジネスによって、相当な収益を上げています。例えば、スペインの大手金融機関は、スペイン本国における収益の倍以上(!)の収益をブラジルから上げている。そういう構造になっているのですね。

 

さて、一方の日本ですが、こちらは日本語圏といった国々は存在しません。しかし、日本の国内マーケットが成熟化する中で、発展著しいアジア諸国へのビジネス展開によって、収益獲得を維持するほか、手段がなくなってきました。かつては、対米輸出でガッポリ稼いでいた日本企業ですが、それも飽和状態にある。加えて、トランプ大統領のアメリカ内製化政策もあって、アジアに依存する構造へと、どんどん進んでいかざるをえないことは、火を見るより明らかでしょう。

 

つまり、日本企業は、日本というマザー・マーケットをそこそこに維持しつつ、収益の過半をアジアで得るという戦略を取ることになる。この構造が、中南米諸国に収益の過半を依存しているスペイン企業と似ている、と言っているのです。

 

上記のような分析を、クライアント企業の役員にプレゼンしたところ、琴線に触れたようでして、今回のスペイン出張につながった、ということなんですね。ま、これでも一応、コンサルタントですので、やるときはやる!いつもトホホなわけではない!!ということが、わかっていただけたでしょうか?(と、自慢するほどではないですが・・・)

海外出張前にテンションを上げろ!!


昨年4月に転職後、結構な頻度で海外に行っています。ま、タカシの外資系物語―――っ!と銘打っているわけですから、海外出張の “か” の字も出ないようでは寂しい限りなのですが、個人的には、旅行そのものがそれほど好きなわけではなく、また、異国の人々と触れ合うことも得意ではない・・・。じゃ、なんで外資系企業などに勤めているのだと突っ込まれそうですが、成り行きでこうなったのだから、これも仕方ない。つまり、海外出張に際しても、正直言うと、相当テンションが低いのです。できれば、行きたくない・・・。

 

とはいうものの、仕事なんで、やりますよ、そりゃ。スペインから船に乗って、ブラジルまで行って来い!と言われれば、そうします。しがない、サラリーマン(もはや、死語!)ですから、こちとら・・・。でも、テンションは上がらない・・・。

 

海外出張に際して、テンションが上がらないとどうなるか?事前の準備に身が入らんわけです。出発直前に、せっぱ詰まるまで、何もしない・・・。スーツケースへのパッキング作業なんてのは、そもそも面倒な作業なのに、テンション低いんで、輪をかけて、おっくうになる・・・。

 

タカシ「(ま、こんなもんでいいだろ・・・)じゃ、行ってくるねーー!」

奥さん「行ってらっしゃ・・・え?!あなた、まさか・・・それで出張に行くつもり・・・??!!」

 

さて、うちの奥さんは、私の海外出張に際して、どのような状況に絶句したのか?緊迫の次回に続きます・・・
では!

(次回続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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