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タカシの外資系物語

今年の終わりに・・・外資流 “反省” をしてみましょう!2016.12.27

聖なる夜に、タカシがしたこととは?!


Merry Christmas !

 

って、もう過ぎてますけど・・・。 

 

実はこのコラム、クリスマス・イブの夜に書いています。そういえば幼いころ、イブの夜にトイレに行くと、出会いがしらにサンタクロースに会って気まずいんじゃないか・・・?!と心配して、トイレを我慢していたことを思い出します。そのうち、サンタが親だとわかってからも、靴下にプレゼントを仕込んでいる親と対面して気まずいんじゃないか・・・?!と配慮するあまり、

 
「クリスマス・イブの夜は、できるだけトイレに行かない!」

 

ことを、自分なりのルールとして生きてきました。なので、実は今もトイレに行きたいのですが、ちょっと我慢してたりします・・・(いい歳して・・・、アホか、わしは・・・)。

 

さて、今年も残すところ、あとわずか。きよしこの夜、聖なる夜に、今年の総括、というか反省をしてみたいと思います(イブの夜に、反省をせにゃならん因果関係は全くないのですが・・・)

 

実は、外資系企業では、“反省会” というものを、結構な頻度で実施します。例えば、何らかの提案をクライアントに実施して、不採用になった場合とか。競合他社が存在する場合には、コンペ(competition)に負けた、という言い方をします。負けたは、Lost(ロスト)した、Loss(ロス)った、という表現をする場合が多く、“コンペをロスった” ことに対する反省会のことを、“Lost Review” といいます。

 

アメリカ人は反省しない!、とか、よく言われますが、それは大間違いでして、私の知る限り、日本人の5倍は反省します。この傾向は、アメリカ人だけでなく、日本人以外の外国人すべてに当てはまるように思います。つまり、日本人だけが、ほとんど反省しない。実はこのことが、日本人にとって、相当残念な結果を招いているのです。

 

“学級会” が生産性を下げている?!


“反省” とは “後悔” ではありません。済んだことを、くよくよと悔やんでも仕方ない。これこそ、時間の無駄です。今回うまくいかなかった点、その原因を特定し、次回以降につなげていくことが “反省” の主目的です。また、今回うまくいった点も議論し、次回以降は、さらにパワーアップすることも、“反省” に含まれます。

 

一方、日本でいう “反省” というのは、後悔・犯人捜し・謝罪・・・と、ほぼ同義です。結末は、常にだれかが謝って終わるというのが定番。なぜ、こうなったのか? 

 

私はその理由については一家言あるのですが、簡単にいうと、日本の小学校における “学級会” が諸悪の根源だと踏んでいます。本来は、“反省” の方法を教えるべき “学級会” が、実際には、後悔と謝罪の場になっている。おそらく学級会というのは、学生運動華やかかりし頃の “総括” を原型としているだと考えています。ま、いずれにしても、進歩がない。進歩がないから、生産性が上がらないのです。

 

日本人の器用さと仕事に対する真摯な態度は、おそらく世界一です。しかし、反省をしない。だから、いつまでも おかしな方法で処理をし続ける。チェックが多すぎる、会議が長すぎる、残業している自分に酔って、成果を出すことより勤務時間で競争する・・・結果、生産性が上がらないばかりでなく、過労やメンタルで、自ら尊い命を落としてしまうような悲劇が生まれる。もうそろそろ、この悪循環から抜け出してもいい頃ではないか、と思いませんか?

 

“反省” で自分の強みを再認識する


さて、自分自身の “反省” をしてみましょう。

 

まず、今年はこの10年で最大のイベントとなった転職を敢行しました。敢行、と書いたのには意味がありまして・・・、やはり もうすぐ50歳のいいおっさんですから、相当悩んだわけです。生活もありますしね・・・。 ま、成否の結果はまだ出ていませんが、立ち上がりはまずまずと言ったところでしょうかね・・・。

 

立ち上がりをまずまずと評価した最大の理由は、転職後早い段階で、自分が統括するプロジェクトを開始することができたからです。つまり、“売れた” んですね、これは大きい。転職後半年以内に仕事を取る、というのが、中途入社・即戦力入社の人を評価する上での、1つの判断基準ですので、それをクリアしたという意味で、精神的な負担が軽減されました。

 

次に、そのプロジェクトが海外だというのも、良かった点の1つです。私の英語は全く流暢ではありませんが、海外でのプロジェクトは結構得意としているんですよね、これが。文化の多様性というか、今風に言うとダイバーシティを求められる状況において、より大きな力を発揮することができる。ここ10年ほど海外プロジェクトがなかったもんで、そのような自分の強みをすっかり忘れていました。それを再認識したことが大きい。いずれにしても、来年が踏ん張りどころですので、健康に留意して、頑張っていきたいと思います。

 

みなさんも、年末のあわただしい時期だからこそ、ちょっとだけ時間をとって、“反省” をしてみてはいかがでしょうか。前向きな来年を迎える上で、是非お勧めしたいと思います。

 

今年1年、ありがとうございました。よいお年を! 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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