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タカシの外資系物語

シンガポール出張顛末記(その1)2016.10.25

外資系なら海外出張が多いのか?!

「うーーむ、どうしたもんか・・・行こうかな、やめとこうかな・・・えーーーい!やっぱり、行こう!」

 

冒頭から何を悩んでおったかと言いますと、「海外出張に行くか、どうか?!」と思案していたのです・・・。 

 

「このご時世、海外に行けるなんて、うらやましい・・・そんなに悩む必要などないんじゃないの?!」

 

いやまあ、そうなんですけどね・・・。一応、立場上、私自身含め、配下のスタッフの海外出張については、私が決裁する権限を持っています。権限を持つということは、責任を持つと同義でありまして、海外に行く(行かせる) コストに見合うリターンがなければいけません。

 

外資でコストという場合、海外出張ならば、交通費(フライト)・宿泊費・日当だけではありません。その間、日本で仕事ができなくなるわけですから、出張に伴う “逸失利益”(日本にいれば、稼げたであろう収益)も加味する必要があります。よって、海外出張に踏み切る場合、だれが見ても行った方がいい!という明確な理由・収益機会がなければ、後になってうるさく言われること必至なのです。

外資ならば、頻繁に海外出張があるというのは大きな誤解でして、海外などに行かなくとも、普段から周囲に外国人が多数いて、英語を使う機会が多いわけで、日本にいながらにして外国気分が味わえるだけの話なのですね、これが・・・。

 

今回、私はある2つの仕事上の理由で、海外に行くことを考えています。おそらくこの2つの理由なら、海外に行くことの妥当性について、とやかく言われることはないと思います。しかし!私には、自身が海外出張する上で、行くことをためらうある大きな理由があったのです・・・

 

タカシが海外出張を苦手とする理由

私のパスポート・・・、相当前に更新したはずなのに、結構新しい。中身をパラパラとめくると、前回の出張が “2010年6月” となっています・・・(このときの話は、『マレーシア研修顛末記』として、このコラムでも取り上げているので、ヒマな時に読んでみてください)

 

2010年6月って、あんた!わしゃ、6年以上も海外に行っとらんかったわけですよ!!この間、プライベートでも海外に行っていない、というのは、何とも情けない話なんですが・・・、いずれにしても 6年のブランクは相当なもんです。私が海外出張に行くのをためらった理由、それは、

 

「海外に行くのが久しぶりなもんで、なんか自信ない・・・ちょっとこわい・・・」

 

ということだったのです。

 

なんやねん、それ!と思うアナタ、ま、そう思っても仕方ないか・・・。でもね、これって結構本心だったりするのです。 

 

参考までに、私が海外出張(旅行も含む)を苦手とする理由を、以下に列挙してみますと・・・

 

飛行機に乗るが嫌い、出入国検査が嫌い、各国に入国する際に書かされる税金関係の書類が嫌い(記入要綱がわかりにくい)、大きな空港の場合のトランジットが嫌い(わかりにくい)、空港での荷物の受け取りが嫌い(出てこないんじゃないか?とビビる、目が悪いので見落としたらどうしよう・・・とビビる、だれかが取るんじゃないか?とまたビビる)、チップが嫌い(ケチなわけではなく計算が面倒)、ホテルが寒い、地面から白煙が出ているのがこわい(特にニューヨーク、マイケル・ジャクソンの『Bad』のビデオみたいなやつ)、高額紙幣渡したら透かしをチェックされるのが嫌い、等々・・・ 

 

数え上げたらキリがないというか、終わらんわーーーーーーーーーーーーっ(T-T)。よくもまぁ、これで外資系物語だの、ダイバーシティだの 言えたもんだという感じですが、偽りない本心だから仕方ない。ま、海外うんぬんではなく、単にチキンであるという説もあるが・・・

 

海外出張 “リハビリ” に適した国とは?!

 

そんな私ですが、今回は一念発起し、海外出張に行くことにしました。なぜか?

 

(1)  定期的に、海外の雰囲気を味わうべきだと思ったから

 

これは、ある。今の時代、やはり定期的に海外に出かけて、その空気を生で味わうというのは必要だと思います。もちろん、インターネットを使えば、ほぼ何でもわかるわけですが、やはり生には勝てません。日本でノホホンと暮らしていると、ついつい忘れがちな緊張感というか、熱気というか、においというか、そういうのは実体験を通してしか、理解できないものですからね。

また、外資系企業に勤めている以上、やはり海外には行くべきだと思います。海外に行かないということは、海外と接点のない仕事をしているわけでして、閑職に甘んじている可能性が高い。前職の最後の5年間、海外に行く機会がなかったというのは、多少なりとも、そういう要素があったのだと思っています。

 

(2)  行先がシンガポールだったから

 

これは、めっちゃ大きい!海外出張超久しぶりの “リハビリ” 段階において、再開の第一弾が、欧米・中国・インド等ではなく、シンガポールというのは、ベストです。その理由は・・・、次回お話しいたしましょう。

 

ということで、今回から数回に渡って、転職後初の海外出張となるシンガポール出張とその顛末について、お伝えしたいと思います。

(次回続く)

 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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