グローバル転職NAVI

キービジュアル キービジュアル

タカシの外資系物語

新たな進路に向かうみなさんへ、タカシおじさんから一言!2016.03.22

大学卒業式での笑えない話・・・(T-T)

 

先週ごろからでしょうか、町を行き交う群集の中に、ひときわ華やかなはかま姿の女性を目にするようになりました。そう、卒業式の季節です。卒業生のみなさん、おめでとうございます!様々な進路に進む皆様、夢に向かって、自分を信じて突き進んでくださいね!!

 

思い返せば、1991年3月某日に、私も関西の某公立大学を卒業しました。あれから早や25年、大学卒業時の倍以上生きてしまった・・・(T-T) という事実には、ただただ驚愕するばかりですが、倍以上生きたわりには、大したことを成し遂げていない現実にも、大いなる悲壮感を感じます。愛する家族に囲まれて、上司や同僚に恵まれて、それなりに健康に過ごしているだけで、良しとすべきなのかもしれませんが・・・。

 

大学の卒業式といえば、忘れられないエピソードがあります。私が卒業した大学は、そもそも定員が少ないということもあって、卒業式では、卒業生全員が壇上で卒業証書を受け取るというイベントが恒例となっていました。で、私の順番になって・・・

 

学長 「経済学部 奈良タカシくん!」

私 「はい!」

学長 「卒業おめでとう! ん? んん?? この証書、なんかおかしいな・・・ちょっと待ってね・・・」

 

“ちょっと待ってね・・・” て、あんた・・・ なんやねん・・・(T-T)

 

壇上で首をかしげる学長のもとに、事務局の担当者数名が慌てて集まってきました。なんだか問題があるらしい、私の卒業証書・・・。もしや、テストの不正がばれて、卒業資格剥奪かっ!(って、不正してないしっ!!)ややあって、担当者の一人が、顔を青くして一言。

 

担当者 「こ、これ・・・ “学長印” が押してありません・・・」

学長 「印鑑押してないの~? どーすんのよ、これ。ねぇ、どーすんの・・・」 担当者 「いや、ですからチェック漏れということで・・・」 学長 「チェック漏れぇ? 奈良くんが知ったら、気分悪いじゃないのよ、これ~!」(って、思いっきり聞こえてますが・・・(T-T)。アンタの横におる、横に!!)◎¥#☆□×~! 

 

学長 「エ、エヘン! では再度仕切り直しということで・・・ 経済学部 奈良タカシくん!」

私 「は、はぁ・・・」

学長 「卒業おめでとう! で、申し訳ないんだけど、卒業証書、いったん返してくれる? 後日、郵送します!」

 

ウソーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!(T-T)

 

・・・ということで、私は大学の卒業式で卒業証書をもらえなかった! という、レアな経験を有しています。

 

後日談、銀行に入社した私は、東京で人事研修を受けていました。ま、実はそれ以降、ずっと東京で働くことになるのですが・・・ 私が東京で研修を受けているとき、自宅に大学の担当者が来たそうです。で、出迎えた母親に、卒業式に卒業証書が渡せなかったこと について謝罪があり、「時すでに遅いとは存じますがーーーっ!」 と、玄関先で卒業証書を授与されたとのこと。ま、平和な話ですね、はい・・・

 

オドロキの合格体験記

 

卒業といえば、その先は 入学・入社・・・ということで、この季節の風物詩の1つに、予備校の合格者実績/合格者体験記 というのもあります。やれ東大に何人、早慶に何人・・・数学の偏差値が20も伸びました! ○○予備校、ありがとーーーーーーー!! といった類のものです。みなさんも、ご覧になったことがあると思います。

 

その中の1つ、東進ハイスクールという大手予備校の記事に、思いっきり目を奪われてしまいました。以下に、その一部を抜粋します。

 

おめでとう現役合格! 東京大学 理科Ⅲ類合格 山田太郎(仮名)くん

 

「林先生の授業で、現代文はフィーリングではなくストラテジーがあると意識できました。本当にありがとうございます・・・(中略)・・・将来は、医療とテクノロジーを融合した会社を起業し、そこで得た資金で投資を行うことで、世界を変えたいです!」

 

タカシが真顔で言い放つこととは?!

 

日本の最難関大学である、東大の医学部も、やっとここまで来たか・・・というのが、私の第一印象です。みなさんは、どう感じましたか?

 

ま、願わくは、その優れた頭脳で、難病に苦しむ多くの患者を助けつつ、お金儲けをしてほしいな・・・ と、老婆心ながら思ってしまいますが。

 

高校や専門学校、大学に入学したみなさん、また、卒業されたみなさん、みなさんの 倍以上生きたおっさんから、1つアドバイスがあります。どうか、山田太郎(仮名)くんが林先生から教わったように、フィーリングではなく、ストラテジーを持って、生きてください。Time Flies !人生は本当に、

 

あっ・・・

 

という間に過ぎてしまいます。で、気付いたら、私のようなしょぼくれたおっさんに・・・(って、だれが、しょぼくれとんねん!) 

 

ストラテジーというのは、何も難しいことではない。一本筋を通して生きる!ということです。譲れない何かを持つ!と言い換えてもいい。とにかく、この思いだけは、だれにも負けないと言えるものを持ってください。

 

そして、これまた 山田太郎〈仮名〉くんのように、決められたレールを常識的に進むことを疑ってみてください。日本の常識というのは、世界では非常識、レアケースの場合が多い。選択肢というのは、実は無限に広がっています。そしてそして、“世界を変える!” と、真顔で言ってください。

 

私も真顔で言います。

 

一緒に世界を変えましょう!

 

では、体に気をつけて、頑張ってくださいね!

 

 

(次回予告) タカシから読者のみなさんへ、衝撃の発表があるそうです。乞うご期待!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外資・グローバル企業の求人1万件以上。今すぐ検索!

この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

合わせて読みたい

---