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タカシの外資系物語

“歴史”から何を学ぶか?!(その2)2016.03.08

 

“祝 700回! 読者のみなさま、本当にありがとうございます!!引き続き、よろしくお願いします!!!”

タカシが電車内で体を 硬直 させる理由とは?!

 

(前回の続きから)みなさんは、通勤電車の車内で、何をして過ごしていますか? 最近は、スマホをいじっている人がほとんど、というか、ほぼ全員・・・。私はスマホで音楽を聴きますが、車内でスマホを出すことはありません。たいていは、文庫本を読んでいます。電子書籍も読みますが、車内で読むと、“酔う” んですよね、なんか・・・。どんだけ、虚弱やねん、て感じですが。

 

電車内でスマホをいじっている人は、Lineなどのチャット・メールをする/ビデオっぽいものを観る/ゲームをするのいずれかに分類されると思います。前回のコラムでも書いたように、私はこの時間が非常にもったいない と思っておりまして、

 

みんなで “内職” でもやれば、結構稼げるのに・・・。そうすれば、途上国の貧困なんかも解決できるんじゃないか? 

 

などと、真剣に考えています。もちろん、プライベートな時間に何をしようが本人の勝手だし、そこにいちゃもんや優劣をつけるつもりは毛頭ありません。

 

しかし、ちょっとだけ気になることがある。700回記念ということで、少しだけ、愚痴をこぼすことを許してください。それは、

 

機械(スマホ、アプリ、業者等々)に振り回され過ぎではないか?!

 

ということです。

 

実は私、隣に座った人がスマホを繰り出して、その画面が見るからにポップな色調だった場合は、条件反射的に、体を 硬直 させます。なぜなら、隣の人が ゲーム をやるのに備え、肘が当たる衝撃を少しでも和らげるためです。“ぷよぷよ”系のゲームだとそうでもないのですが、シューティング系 バトル系 だと 半端ない “エルボー・ドロップ” が来ます。痛い、痛い! 持病のヘルニアもあって、腕の神経が敏感な私は、防衛本能が過剰に働くのかもしれません。が、肘打ちをビシバシ受けて、気分のいい人などいないのではないでしょうか。

 

携帯をこする男

 

つい先日、私の横に座った若者の動きには、閉口してしまいました。その若者、急に何をするかと思いきや、スマホの画面を、ものすごいスピードで、こすり出した んです! シャカシャカシャカシャカーーーっ! 割れる、割れる、液晶が割れるって!! 火がつくぞーーーっ!!!

会社に着いてから、チームの若手に聞いてみると、「あ、それ、“スワイプ” って言うんですよ!」なんやねん、それ・・・ 体力余ってんねやったら、床でも磨こうや、て感じです。

 

ゲームをやればやるほど、課金される。スワイプすればハードも傷むので、新しいスマホに買い換える・・・本当に、いいように搾取されていますよね。搾取しているのは、そのサービスを提供している企業や携帯キャリアの 人 ですが、その若者が直接接点を持っているのは 機械=IT です。そのゲームをすることで、どんなメリットがあるのかわかりませんが、少なくとも隣に座っている私の気分を害しているのは確かであり、人間の世界を豊かにするはずの 機械=IT によって、彼の行動が支配されている事実に、驚愕を覚えるほかありません。

 

こういう観方をしてしまうと、最近になって実用化が急速に進んでいる 人工知能(AI=Artificial Intelligence) に、人間が支配されてしまうという危機感にも、それなりに納得してしまう。銀河鉄道999やターミネイターで描かれているような世界、人間が作ったはずの機械に、人間が駆逐されてしまう世界、それもあながち否定はできないのかもしれません。

 

費用対効果の高いAIの活用法

 

ここ1年、私が関与しているコンサルティング案件においても、「人工知能をどのように業務に活用するか?」という話題は、避けて通れなくなってきました。で、私なりに色々と勉強してみた結果、現段階では、以下のような 仮の結論 に至っています。

 

  • ● 人工知能(AI、ロボット等々含め)というのは・・・

 

(1)    人間 が 決めたこと(=プログラミングしたこと)しかできない・・・当たり前ですが。

(2)    既知の内容しか答えられない・・・既知の内容を組み合わせることで、新規のように感じることがあるのですが、既知以上のものは出ません。言い換えると、人工知能が独力で、ひらめきというかイノベーションは起こさないということ

(3)    処理能力が半端ないので、大量データの解析に適している・・・人工知能の使い道は、この点に尽きます

 

つまり、われわれ人間にとって、「量が多くて面倒だなぁ・・・」「こんな単純作業を延々やりたくないなぁ・・・」という作業に、人工知能を役立てるというのが、費用対効果が最も高い。結果、人間の作業時間が浮く。で、何をするか? 人間にしかできない作業、人と人とが接する部分、人が人に対して実施する作業をするのです。ちょっと抽象的ですかね? 後段で、もう少し補足したいと思います。

 

次回、本編の最終回において、海外で始まった人工知能活用の最前線とわれわれ人類の未来について、まとめてみたいと思います。

(次回続く)

 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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