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タカシの外資系物語

君はインドのベストセラーを知っているか?!(その3)・・・番外編になっちゃいました・・・(T-T)2015.01.27

法令・ルール順守 = コンプラ 本当の意味とは?!

本題に入る前に、少し脱線話を。つい数日前、今回のテーマにもかかわる大きな事件が起きました。「イスラム国」による、日本人2名の拉致および身代金要求事件です。

 

まず、私の基本スタンスから言うと、

 

「現地のガイドすら危険で立ち入らない場所に行くな! ルール・常識は守れ!!」

 

ということです。

 

これまで、このコラムにおいても、同様のテーマで数回お話してきた通り、私の考えは終始ブレていません。

 

まず、国家は、国民を守る義務があります。しかし、国家をもってしても守れない場合(今回のように、国家レベルでコンタクトすらできないような国に足を踏み入れる 等、そもそも、イスラム国って、“国” じゃないですが・・・)、国家はその範囲を定義し、広く警告を発しています。

 

外務省のホームページを見ても、シリアには行くな! と書いてある。何かあったときに、国民を守れないから、白旗を揚げているのです。だから、日本国の国民であるならば、そういう場所に行ってはいけないのです。

 

実は、企業の “コンプライアンス” も同じです。

 

「コンプラ、コンプラって、うぜえーっ!」

 

・・・って、思ってる人、結構いるでしょ? 違う、違う! コンプラというのは、その範囲内であれば、企業は従業員を守ります、という範囲を定義してくれているのです。逆に言うと、その枠外に出たら、守れない。だから、枠外にだけは出てくれるな、という経営の “叫び” なのです。だから、その企業に勤める以上、その企業のコンプラ = ルール/法律 は、守らねばならんのです。そして、コンプラの範囲内で、思いっきり暴れてやればいいのです。

日本人の “情報偏重” が生んだ悲劇

とはいえ、今回の拉致事件、自業自得というのは、あまりにも酷です。だから、日本国家も必死でできる限りのことをやってくれています。

 

ただ、何度も言いますが、事前に日本国家は、

 

「できない! 助けられない!! ゴメーーン!!! (T-T)」

 

と、明確に意思表示していたことだけは忘れてはいけません。メディアも、感傷的な(と同時に、恣意的な)報道で、誤ったポピュリズムの方向に扇動しないよう、切に願います。交渉作業にも国民の血税が使われ、そのお金を別のところで使えば、助かる命が多数あること。それを同時に伝えるメディアは皆無です、悲しいですが・・・。

 

一方で、私はお二人、特にジャーナリストの方の “気持ち・気概” は、かろうじて理解できなくはない。彼は、シリアの悲惨な状況に無関心な日本人に、世界の現実を伝えたかったのでしょう。電車の優先席に座って、前に老人が立っていても気付かずにスマホをいじくり回している若者に、鉄槌を下したかったのでしょう。その点では、シンパシーを感じます。

 

しかし、もしそれが主な目的なら、直接行かなくても、複数の実効的な代替手段があったはずです。シリアの悲惨な状況は、海外のメディアには、毎日のように溢れています。それに比べて、日本におけるシリア関連、“イスラム国” 関連 の情報は、poorすぎます。ならば、欧米の情報を、加工なしに伝えればいい。本人が行く必要なんて、ないでしょう。

 

仮に、本気でシリアの状況を変えたいと思うのなら、こうでしょう。現実的に、シリアを動かせるのは、アメリカ か ロシア か 中国 のような超大国しかありません。日本国家が保護できる範囲内において、そういうmovementを起こせばいい。

 

日本人の大半は、「知っていて無視している」わけではなく、「そもそも知らない」のです。例えば、パキスタンで、いかに女性が虐げられた立場にいるか、ほとんどの人が知らなかった・・・、マララさんがノーベル賞を取るまでは。何度も言いますが、だから、知らせるのです! 日本国家があなたを守ってくれる範囲内にいても、それは可能だったはずです。

 

私はすごく悔しい・・・、お二人がシリアに入国されたことが。本当に、本当に、悔しいです・・・ どうか、ご無事でいらっしゃいますように。祈っています・・・。

なぜか・・・? タカシ、平謝り?!!

さて、本題に戻りましょう。 

 

「日本人にとってのグローバルは、欧米および中国と朝鮮半島のみ。それに対して、欧米中のビジネスパーソンにとってのグローバルには、中東やアフリカも含まれる・・・」 

 

さて、グローバル市場で勝負する上で、上記の認識差異は、日本人にとってどのような不利益を招くのか? また、この状況を打破するために、われわれはいかに処するべきか? 今回のコラムでは、タカシ流の処方箋を提示したいと思います。

 

・・・ えーー、うすうす気付いていらっしゃると思いますが、脱線話を熱く語りすぎたため、既に規定の文字数を大幅に超過しています。というわけで、

 

「書けない! 伝えられない!! ゴメーーン!!! (T-T)」

 

と、謝ってみましたが・・・    ダメですか、やっぱり・・・

 

「みなさん! ホントに!! ゴメーーン!!! (T-T)」

 

PS お詫びと言っては何ですが、このテーマに関連して、超有名な戦略コンサルタントと議論する機会を得ることができました(私の得意技である、有名人のセミナーに参加 → 質問攻撃 を実施しました!)。

 

次回のコラムで、今回書くはずだった内容をお伝えし、次々回のコラムで、その超有名人との掛け合いをお話します。ということで・・・、このテーマ、最低あと2回は続きます! では!! (と、さわやかに終える)

 

(次回および次々回まで続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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