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タカシの外資系物語

上を向いて歩こう!2013.11.26

    タカシ、おいてけぼり?!

    「Hi, Takashi ! Are you OK ?」 
    「I’VE BEEN BACK, NOW !(シュワちゃんのターミネター調。ちょっと、古いか・・・)」 
    「from ・・・ HELL ?」 
    ハッハッハッハッハ!


    US本社からアサイニー(2年間の派遣)で東京支社に来ているMichael と、復職後はじめての会話。そういえば、ちゃんとした英語を話すのも、半年ぶりです。初めは少し緊張しましたが、こういう他愛ない会話を通じて、仕事ができる幸せを噛み締めています。世話になったみなさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


    と、Michaelが小脇に抱えているPCを見ると、なんか見慣れない違和感が・・・。


    「あれ、Michael、PC変えたの?」 
    「ふっふっふ、やっと気付いたか?! ほれ、Air Mac !」


    にゃんとねーーー! 私が休職しているうちに、えらいお洒落になっとるやないかーーーっ! 周りの同僚を見渡しても、10人に1人ぐらいの割合で、Macを使って仕事をしているではありませんか! それ以外の同僚も、私のとは段違いにスタイリッシュなWindows PCに変わっています。


    「XPのサポートが年内で切れるから、新しいPCに交換してもらったんだよ。希望者は、自分のPCやi-Pad、i-Phoneを使うことも可能になったんだぜ!」


    またまた、にゃんとねーーー! 私が休職でいない間に、そんな楽しいイベントがあったとは・・・(T-T) それにしても、うちの会社も思い切ったもんです。いきなり、“BYOD”(※) に移行するとは・・・ 
    (※BYOD = Bring Your Own Deviceの略。個人所有の情報端末を仕事場に持ち込み、活用すること。 No.593 『日本人は BYOD に適さない ?!』 参照)


    「でも・・・、日本人の “マナー” は、ますます悪くなってる気がするよ・・・」


    ん? “マナー”って・・・、それ、どういうこと?!

    朝のターミナルは “戦場” ?!

    レイする人が多く、おちおち隣に座ってもいられません。肘が当たって、痛いわーーーっ!(T-T) 


    仕事でいえば、「会議中に、パチパチパチ と打鍵する人」 も厄介です。うるさいし、気が散る。そもそも、打ち込んだメモを、後から見直したりしてるんか? また、こういう人に限って、Enterキーの打ち方が半端なく大きい。パチパチパチパチ、ターーーーーーーン! 和太鼓か、君のPCは!  (No.241 『PC 依存症候群』 参照)


    あと、「歩きながらスマホをいじる人」(竹中直人さんの持ちネタに 「笑いながら怒る人」というのがありますが・・・)。 危ないし! Michaelいわく、「they are ・・・ like “Bullet” !」 そう、まさにスマホいじりながら歩いている人は、“弾丸” のごとく、突っ込んできます。「おいおい、前見ろよ、危ない、危ないって!!」 おまけに最近では、コロコロカートを日常的に持ち歩く人が多く、通勤時のターミナル駅は、“スマホ弾丸” と “コロコロカート” を避けるのに精一杯の、まさに戦場の様相を呈しています。スマホのゲームより、こっちの方がリアルで迫力満点です。


    ま、スマホは百歩譲って、よしとしましょう。もっとタチが悪いのは、「歩きながらPCを開いている人」 です。さすがに、街中にはそうそういませんが、社内には相当数いる! PC開きながらエレベーター乗ってくる人! 最初見たとき、幕の内弁当でも食べてるのかと思いました(うそつけ!)。おそ松くんか、君は!(わかる人だけ笑ってください・・・。おそ松くんという古いアニメのオープニングで、学校に遅刻しそうだからと、一家揃ってちゃぶ台を持って朝食を食べながら走るシーンがあるのです・・・)。


    なぜ、PCを閉じない? そんなに忙しいのか?! いやいや、そんなことはないはず。私の経験則では、お客様訪問時に、受付での待ち時間が1分でもあれば、PC開いてパチパチやり出す輩がいますが、そういう人は、かなりの確率で、仕事ができない人 だと思います。うつ病の私が言うのも何ですが、これも一種の依存症なのでしょうね。

     「お・も・て・な・し」 の実践は、スマホを止めることから?! 

    一方、Michaelはじめ、外国人(=日本人以外)で、このような依存症の人を見たことがありません。Michaelいわく、「日本人は器用だから、歩きながら、同時にいろいろなことができるんじゃないの?」 と、半ば呆れています。確かに、日本人は、世界でも有数の “器用さ” を有しています。しかし、“弾丸スマホ” や “コロコロカート” は、それとはかなり違う。迷惑だし、はっきり言って恐いし・・・ つまり、“器用” ではない! 器用か不器用かという問題以前に、Michaelのいう “マナー” が欠落しているのです!!


    例えば、会議においても、外国人の同僚は、プレゼンターと記録係以外の人は、PCを持ち込みません。手帳1つ持って、会議室に入ってきます。 「考えながら、議論しながら、PCに打ち込むなんて、俺にはでないから・・・」 いや、そうではない。会議というのは、考えて議論する場なのであって、PCに打ち込む場ではないのです。そういう “けじめ” 意識が、日本人は著しく低い。


    また、成田空港はじめ、国際空港を歩くと、よくわかります。歩きながらスマホをいじっているのは、日本人だけ。“スマホ弾丸” なので、思いっきり迷惑です。一方、外国人は定位置につくまで、スマホやPCはいじらない。その代わり、定位置につくや、恐ろしくリラックスした状態(≒寝っ転がっている、家かそこは・・・)で、PCやi-Padを見ている外国人が多数いますが、少なくとも、他人に迷惑をかけているわけではない。


    「お・も・て・な・し」の国として売り出している日本が、こんな状態では困ります。まず、“スマホ弾丸” は止めましょう。“コロコロカート”は止めなくてもいいですが、十分に周囲に配慮して持ち歩きましょう。


    最寄り駅から会社まで、つい先日まで、紅葉がすごく綺麗でした。“スマホ弾丸” のみなさん、ときには、顔を上げて、空を見上げて、空気を思いっきり吸ってみませんか。ワクワクした気持ちで、一日を始められますように! あーー、今日も秋晴れで、いい天気ですよーーーーーっ。では!

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    この記事の筆者

    奈良タカシ

    1968年7月 奈良県生まれ。

    大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

    みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
    出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
    結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

    書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
    奈良タカシ

    「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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