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タカシの外資系物語

“ノマド”を超える究極の働き方( その 1 )2012.06.19

    タカシ、初めて六本木ヒルズに行く !

    先日、あるセミナーに出席するために、六本木ヒルズに行ってきました。ここ、首都圏ではトレンディ・スポットとしてかなり話題になっているのですが、私自身、実はこれが初めて。クライアントが金融機関中心なので、六本木はほとんど行かないんですよねぇ・・・。大手町か地方ばっかり・・・。 


    セミナーは、メインビルの49階にある「六本木アカデミーヒルズ」という場所で開催されました。クライアントの役員がセミナーに参加している間、私は外で待っていたのですが、いやぁ、正直感動しましたね、この空間 ! 六本木アカデミーヒルズというのは、会員制のライブラリー(図書館)兼ワークプレイス兼セミナー会場・・・要は、ビジネスパーソンのための知的空間でして、外の絶景を見ながらPCに向かって仕事をしたり、本を読んだりする人が多数います。クールビズの時期なのでネクタイをしている人はほとんどいないのですが、中にはGパンとポロシャツ、長髪を後ろで束ねている、いかにも“IT系”の輩がそこかしこに・・・。まるで、大学のカフェテリアのようなイメージです。 


    それと、もう1つ特徴が ! PCが“Mac”の人が多い ! Mac広げて、iPhone、iPadを指でなぞっている人が5名以上はいました。そういえば、わが社でも最近、Macを使っている役員が増えてきました。いまだにWindowsのゴツいラップトップ広げて、メモ帳に手書きで用件を書き込んでいる私はいかがなもんか・・・。 


    実は私、こう見えても20年ぐらい前は、生粋の “Mac派” でして、Macintosh LC520(な、懐かしい・・・(T-T)) という筐体がバカでかい(本体とディスプレイ一体型)デスクトップPCを会社の自席に置いて、仕事をしていました。今考えると、会社に私物のPC持ち込むなんて常軌を逸しているのですが、当時は許されていたんですよねぇ・・・ ネットワークにもつながっていないし、ま、いっかって感じ。非常に寛容な職場でした。 


    プライベート用には、PowerBook Duo 210(な、泣ける・・・(T-T))というノートPCを使っていました。当時はマウス代わりのポインタが不安定で、“SimCity”とかやると、長時間かけて苦労して建てた橋とかを、手元が狂って自ら破壊していたものです。ウルトラマンの怪獣か、わしは・・・(理解できる人だけ笑ってください・・・)。社会人になって、最初の3年ぐらいは、ボーナスのほとんどをMacにつぎ込んでいたように思います。

     

    今となっては懐かしい思い出ですね。 

    “ノマドワーカー”が増加する理由

    話を戻しましょう。最近、会社のオフィスではなく、喫茶店やファーストフード店などでノートPCを使って仕事をする人が増えています。このような人たちを、“ノマドワーカー”(nomad worker、nomad = 遊牧民の意)と呼ぶようです。 


    そういえば、平日の日中に喫茶店にいる人の過半は、PCを開いて仕事をしています。喫茶店だけでなく、駅の待合室や公園のベンチでも見かけたりしますから、隙あらば仕事をする、まさに“ノマド=遊牧民”という表現がぴったりです。 


    “ノマド”が増えてきた背景・要因は、以下の通りだと思います。 

     

    (1)機器(PCやモバイル端末)の性能向上・・・やはり、“スマホ”の普及は大きいと思います。PCも、10年前に比べると、劇的に使いやすくなりましたしね。膝の上に乗せて仕事するのも、それほど苦ではなくなったし・・・。ただし、難点はバッテリーですね。1回の充電で100時間ぐらいもつバッテリー出ないんでしょうか・・・ 
    (2)無線ネットワーク・・・これも必須ですね。ネットワークがつながっている限りは、業務上の支障はありませんから、どこでも仕事ができます 
    (3)裁量労働制の広がり・・・決まった時刻に、決まった場所に来なくても、成果さえ出していればいいというポリシーの企業が増えてきました。私が勤める企業をはじめ、多くの外資系企業では、このポリシーを採用していますが、日系企業にも増えてきたようです。


    また、裁量労働制に伴って、会社以外で仕事をすることを“奨励”する傾向も出てきました。私が勤めている企業などは、本社に勤めている社員の半分程度しか、席が用意されていません。会社以外の場所、つまり、クライアント先や喫茶店、自宅で仕事しろ ! 会社に来るな ! と言っているわけです。ま、外資系らしい極端な施策なんですけど、実際のところ、社員が社屋内に存在するだけで、なんやかんやとコストはかかりますからね。究極の姿は、「物理的な建物がなくても、社員が稼いでくれる会社」なのでしょう。 

    タカシは“どこ”で仕事をしてきたか ?

    ノマドワーカーが注目されている一方で、自分自身を振り返ってみると、外資系企業に転職した15年前から、ずっと “ノマド” だったように思います。これまでの総労働時間を100とすると、オフィスが30、クライアント先が20、自宅が20、それ以外が30・・・、こんな感じでしょうか。「それ以外」というのは、喫茶店であったり、空港のラウンジであったり、新幹線や電車の中であったり、出張先のホテルであったり・・・。

     

    中でも、最近のビジネスホテルは仕事をするインフラが整っているので、「それ以外」の中でも格段に快適です(当たり前ですが)。無線LANはもちろん、コピーもできる。デスクも広いし、ベッドも広い。先日宿泊したあるホテルなどは、7,000円程度の宿泊料で、キングサイズのベッドでした。部屋に入った瞬間、思わず、 


    「このベッド、広っ ! California King Beeeeeeeeeeeeeeeeeed ! (by Rihanna)」 
    と大声で歌ってしまいました。ベッドで横になって資料を読んだり、情報を検索したりって、最高の贅沢ですからね。 


    さて、長々と“ノマド”のお話をしましたが、今回のコラム、本題はそれではない。実は、アメリカではもっと進んだ働き方があるのです。先日、世界規模の電話会議に出席した私は、その働き方に気付いて愕然としたわけですが・・・ 一体、どんな働き方なのか ? 続きは、次回お話しましょう。 
    (次回へ続く) 

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    この記事の筆者

    奈良タカシ

    1968年7月 奈良県生まれ。

    大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

    みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
    出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
    結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

    書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
    奈良タカシ

    「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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