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タカシの外資系物語

タカシのオススメ英語学習 ( その 1 )2011.05.24

英語学習における「聴く」と「読む」

みなさーーん、英語の勉強してますかぁーーっ ? なーーんて、えらそうに言うほど、私自身、大したことはしてないのですが・・・。ただ最近、不景気で業績がイマイチなこともあって、外国人の役員に呼び出される回数が増えているのは確かでして、その意味でも定期的な英会話ブラッシュアップは必要です。


同僚の A さんなどは、「最近、英語力が鈍ってるから、週末に英会話学校の集中コース( 6 時間ぶっ通し ! )に行ってきちゃったよーー。おかげで 10 万円以上かかったけど、英語力が戻った感じ、するよね ! 」なんて、涼しい顔で話してたりするし。MBA ホルダーの A さんでも、それなりにお金をかけて、英会話スキルのメンテナンスをしているわけですから、そもそもヘナチョコの私なんぞは、もっともっと、お金も時間もかける必要があるのかもしれません・・・ トホホ・・・(T-T)


そんな私でも、何とか継続している英語学習があります。それは、「通勤時間の活用」。私の通勤時間(≒電車に乗っている時間)は、片道 60 分、往復で 120 分。自宅で読み切れなった朝刊を読むのに 20 分使うとして、残り 100 分は英語の勉強に使うことができます。


一方で、私は大の読書好きですので、趣味の本も相当数読みます。もちろん、仕事関係の本も読みますし、週刊誌も読みます。ま、そんなこんなで、放っておくと、英語のために使える時間をいうのはどんどん減っていきます。そこで、英語学習における 「聴く」 と 「読む」 を分けて考えることにしました。つまり、通勤時間 120 分を使って、目いっぱい「聴く」 ! 、40 分は「読む」 ! というのを目安にしたのです。


今回のコラムでは、英語学習における 「聴く(リスニング)」 「読む(リーディング)」 という観点について、私のオススメをご紹介したいと思います。

“道場破り” の挑戦者

まずは、「聴く(リスニング)」から。私が生まれて初めて手にした英語リスニング教材は、『百万人の英語』というラジオ番組だったと思います。私は大学受験の際、『大学受験ラジオ講座(通称:ラ講)』というのを活用していました。当時、関西で『ラ講』が聴けるのは「ラジオたんぱ」という短波放送だけだったので、そのために、短波ラジオを買った記憶があります。『百万人の英語』も短波放送だったので、『ラ講』と一緒に聞き始めたのがきっかけでした。

 

NHK のラジオ英会話が“硬派”だとすると、『百万人の英語』の方は“軟派”なバラエティ路線が中心で、今でいうところの、『英語でしゃべらナイト』のラジオ版的風情の番組が多かったように思います。パーソナリティも、小林克也さんや早見優さんのタレントさんがいるかと思えば、「同時通訳の神様」と呼ばれた國弘正雄さんや鳥飼玖美子さんなんかもいたりして、本当に面白かった ! 


中でも、私が特に気に入っていたのは、ハイディ矢野さんがやっていた『イングリッシュ道場破り』です。これは、素人の参加者が、英単語の発音について、ハイディ矢野さんに挑戦するというもの。この行為を、『道場破り』と呼んでいました。とはいうものの、ハイディさんの発音はネイティブと同等ですから、大半の挑戦者はあえなく敗れるわけですが・・・ このコーナーで、私の記憶に痛烈に残っている回があるのです。


その日の課題単語は、“lightening (雷)” でした。


ハイディ矢野さん(司会) 「今日の単語は、“lightening” ! さぁ、道場破りの挑戦者は手を上げてーーっ ! おっ、そこの女性、行ってみよーかーーーっ ! Please speak “lightening” ! 」
女性 「lighting ! 」
ハイディさん 「no, no ! lightning ! Once more please ! 」
女性 「lighting ! 」


みなさん、おわかりでしょうか ? この女性、“n” の発音ができていないというか、弱いので、“lightening (雷)” が “lighting (照明)” になっちゃってるんですね。


ハイディさん 「違う、違うってば ! ちゃんと “n” を発音して ! “lightening” ! 」
女性 「ラ、ラ、lighting ・・・」
ハイディさん 「もう 1 回行ってみよーーっ ! “lightening” ! 」
女性 「ヒ、ヒック・・・(T-T)」


ハイディさんの厳しい突っ込みに、なんと、女性が泣き出してしまったのです。聴いていた私は思わずドン引きしたのですが、ハイディさんの指導は弱まる気配なし。女性も女性で、必死に食らいついています。まるで、“巨人の星”(古いっ ! ) か “アタックNo.1”(これも古いっ ! ) のようなスポ根ものの様相を呈していました。
実際には、一定レベルの語学を習得するためには、ある程度の“根性”も必要なわけで、適当に聴き流すだけで、自然に英語が話せるようになるなんて、ありえないんですけどね。「アラ、不思議 ! 自然と英語がしゃべれるようになった ! 」 ないない、そんなこと・・・。


いずれにしても、私はこの一件で、「生半可な気持ちで、英語など身につかん」ということを心底理解したわけです。

読者のみなさんに、“宿題” ?!

ハイディ矢野さんの “特訓” を目の当たりにした私が次に手にとったのは、『1000 時間ヒアリングマラソン』でした。これは、「 1 年で 1000 時間の英語を聴きましょう ! 」というもので、読者のみなさんの中でも、活用された方が多いのではないかと思います。


「 1 年で 1000 時間」というと、何となくクリアできそうな気になるのですが、甘い甘い・・・ よく考えると、1 日あたり 3 時間程度となります。「 1 日に 3 時間の英語を聴く」、この行為がどれだけ難しいことか・・・ 通勤時間の全てと自宅でも 1 時間以上聴いて、やっと達成です。社会人がこれを達成するには、強靭な精神力が必要となります。私も 3 回ぐらい挑戦しましたが、年間 1000 時間どころか、500 時間がいいところ。私のようなヘタレにこそ、ハイディ矢野さんの“鬼の突込み”が必要なのかもしれません。


最近は、iPod などで英語教材が簡単に取り込めるので、私がトライした 20 年前よりは格段に環境が良くなっていると思います。私の時代は、カセットテープに録音して(または、市販のカセット教材を使って)、ウォークマンで聴くしかなかったですからねぇ。
ま、いずれにしても、『ヒアリングマラソン』を始めるなら、学生時代から ! というのが、私の最大の教訓です。「今さら言うなよ・・・」というお叱りの声が聞こえてきそうですが。


もちろん、年間 1000 時間にこだわらず、空き時間に英語を聴きまくるというのは、いかなる年代においても有効な策であることは間違いありませんが。私のオススメとしては、以下 2 種類の教材を使い分けるということです。


(1)繰り返し繰り返し、暗記するまで聴きまくる教材。市販の「○○ビジネス会話集」みたいな教材が有効。それなりに緊張して聴くこと ! 
(2)リラックスして聞き流す教材。英語のニュースや DJ など。ただし、英語の歌は対象外 ! 


時間がなければ、(1)だけでもいいと思います。やはり、英会話の土台は、どれだけのフレーズ(文章、発音、表現の全て)を知っているか、に尽きます。「このリスニング教材については、全て覚えた!(全体の構成において、どんな会話が次に来るか、全部覚えている ! )」というレベルにまでしておくことが必要かな、と思います。


さて、最近私が気に入っているイチオシのリスニング教材は、関谷英里子さんという方が講師をしている NHK の 『入門ビジネス英語』 です。どこがいいのか ? それは、扱っているテーマというか、出てくる語彙が、非常に実践的なのです。


では、ここで 『タカシの外資系物語』 連載始まって以来初の“宿題”をお出しすることにいたしましょう。以下の日本語を英語に訳してください。


「 私の部門は、売り上げ前年比 30 % 増を達成しました 」
 

次回のコラムでは、宿題の回答と、私が NHK の 『入門ビジネス英語』を気に入っている理由の説明からお話したいと思います。では !
(次回続く) 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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