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タカシの外資系物語

日中伊パパ友 3 人、白昼のバトルトーク ?! ( その 3 )2011.04.26

伊パパ、サッカーを熱く語る ?!

前回の続き) 娘の幼稚園入園式の後、ママ友・パパ友とランチをとることになったタカシ。同じテーブルには、中国人パパ(中パパ)とイタリア人パパ(伊パパ)・・・ 震災の話題になり、一同が落ち込んでいたところ、サッカーの話になった瞬間、伊パパが復活 ?!

 

伊パパ 「日パパ(=私)は、どこのチームのサポーターなんだ ? 俺は、ホームタウンのキエーヴォ一筋だ。キエーヴォの歴史は・・・」
私 「・・・(キエーヴォ ? し、知らん・・・(T-T))」
伊パパ 「・・・典型的な “プロヴィンチャ” だが、 2000 年のはじめは調子が良かった ! 」
私 「・・・(“プロヴィンチャ” って、何やねん ? やばい、話題を変えないと・・・)」


※ プロヴィンチャ(provincia)=イタリア・セリエ A では、上位常連の 7 チームを「ビッグ 7 」、それ以外のその他大勢を「プロヴィンチャ」と言うそうです。プロヴィンチャで頭角を現して、ビッグ7へ・・・ というのがサッカー選手の理想的なキャリアパスとのこと。ただし、プロヴィンチャが人気がないかといえばそうではなく、地元志向の熱狂的なファンが多いようです(←食事後に、伊パパに聞いた)

 

私 「イ、インテルの長友選手は頑張っているよね ? 」
伊パパ 「ナガトモ ? Great ! 日本のJリーグは、かつてはピークが過ぎた海外選手が行くリーグだったが、今やそんなレベルではない。ところで、ナガトモの豊富な運動量はどこから来るのか ? 」
私 「・・・(し、知らんわーっ(T-T)。話を振った私が悪かった、許してくれーーっ(T-T)(T-T))」


ウェイター 「食後のコーヒーでございます・・・」


伊パパ、魂のサッカー講義(独壇場)が 20 分ほど経過した頃、タイミング良く( ? )コーヒーが運ばれてきました。話題を変える絶好のチャンス !


中パパ 「ところで、伊パパは先端研究を “日本” でやっているわけだけど・・・ 基礎研究なら、アメリカの方が有利じゃないの ? 」


中パパ、ナイス !


伊パパ 「よくぞ聞いてくれたーーーーーーーーーーーっ ! 」

 

ま、また、独壇場なのか ?! ・・・(T-T)

伊パパが日本で研究する理由とは ?!

伊パパ 「同じ研究であっても、アメリカの場合は企業のサポートがつくので、多額の研究費がつく。その点では、アメリカで研究する方が有利だね。でも、私は日本のやり方が性に合っているんだ」

中パパ 「どんな点 ? 」


伊パパは、日本の研究スタイルで気に入っている点として、以下の 2 つを挙げました。

(1) 徹夜で熱中してできること ・・・ 欧米の場合、基本的に、夜間は研究室には余程のことがないと入れないらしい。一方、日本の研究所は依然として、“不夜城” スタイル が可能とのこと。
(2) 何でも自分でやること ・・・ 欧米の場合、研究開発においても “分業” が当たり前になっており、他人の成果・ペースに、自分を合わせないといけないらしい。一方、日本では、予算が少ないこともあって、基本的に、何でも自分でやる。面倒なことも多いが、全てを把握することができるからこそ生まれる発想もあるのだとか・・・


伊パパ 「私と同じ理由で、日本にいる欧米の研究者は多いと思うよ。もちろん、ワイフが日本人だから、という理由も大きいけどね・・・」


実は伊パパ、webで検索すると関連記事が何百件もヒットするほど、その業界では有名な研究者なんですよ・・・
伊パパの話を聞いていると、ビジネスの世界でも、全く同じことが当てはまると思います。日本で成果を上げる外国人というのは、上記(1)(2)を実践している人が多い。「グローバル・スタンダード」という世界標準も重要ですが、「郷に入れば郷に従え」という発想も不可欠だということです。


伊パパ 「ところで、中パパはお子さんの教育・・・ 特に、英語については、どう考えているの ? 」


お、今度は伊パパからの逆襲質問 ! こりゃ盛り上げってきましたよ !! 

中パパの教育方針とは ?!

中パパ 「うちの娘は中華学校に入れるつもりです。中華学校では、英語、日本語、中国語の “トリリンガル” を目指します。大学は、アメリカでしょうね。私も妻もそうでしたから・・・」

私たち 3 家族とも横浜に住んでいるのですが、横浜は中華街があるということもあって、複数の中華学校(Chinese International School)が存在します。小学校から意識的に 3 カ国語を学ぶようで(例えば、算数は中国語でやる)、バランスのとれた“トリリンガル”になれるとの噂。アメリカの有名大学への入学実績も多数あるようです。


伊パパ 「トリリンガル ! そりゃ、素晴らしいなぁ・・・ 最近、欧米系のインターナショナル・スクールが減ってきたから、Chineseのインターナショナルというのも有力な選択肢になってくるね・・・ 日パパはどうなの ? 」
私 「いっ ?! (や、やばい・・・ じぇんじぇん、考えとらんわ・・・) い、今のところは、日本の普通の学校かな・・・ 私も妻もそうだったから・・・ハハハ」
中パパ 「せっかく英語の幼稚園に入ったのに、もったいないなぁ・・・ いったん英語の世界を離れると、それまで覚えたことを忘れるって言うし・・・ 日パパの娘さんも、中華学校に来れば ? どこまで力になれるかわからないけど、紹介はできるよ」
私 「あ、ありがとう・・・」


インターナショナル・スクール、特に中華系の場合は、いわゆる “縁故” が幅を利かすようです。親が卒業生なら、子供は優先的に入れる。ま、そりゃそうだわな・・・
それよりも何よりも、学費がとんでもないくらいに 「高い ! 」 のです。私の元同僚は、子供をインターナショナル・スクールに入れるために、外資コンサルを辞めて、外資系投資銀行に転職しました。理由は、給料が足りないため・・・(T-T)。インターナショナル・スクールの年間授業料は、 300 万以上になるケースもあるようですからね。まるで、私立の医学部か音大並じゃないですか ! 小学校からこの金額を払い続けるのって・・・、やっぱ躊躇しますよねぇ。


伊パパ 「お、もうこんな時間だ ! 明日までにレポートを仕上げなきゃ・・・」
中パパ 「私も明日の手術の準備が・・・」
私 「・・・(さて、私は愛犬ゴルゴを連れて、家族で散歩でもしようかな・・・) すごく楽しかったですね。また、話しましょう。今度は我が家で夕食でも・・・」
伊パパ・中パパ 「いいですね ! ありがとう !! 」


思わぬところで、国際的な「マブダチ」ができました。たまには、仕事以外の国際交流もいいもんです。次回会うときは、英語で!(マジ ? )、そして、私の得意分野で話ができるよう、頑張りたいと思います。では ! 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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