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タカシの外資系物語

日中伊パパ友 3 人、白昼のバトルトーク ?! ( その 1 )2011.04.12

タカシ、娘の幼稚園にビビる ?!

先日、娘の幼稚園の入園式に行ってきました。「さては、お受験狙いの幼稚園か ? 」 いやいや、私自身、幼稚園から大学まで、「全て公立」で通した人間ですから、それほど教育熱が高いわけではありません。というか、かなり無頓着な方でしょう。

 

一方、同僚の中には、「小学校のお受験で実績のある有名幼稚園に入れるために、徹夜で並んだ」という人もいるぐらいなので、一部ではかなり過熱している世界であることは察します(参考までに、「徹夜で並んだ」からといって、合格するわけではない。単に、申込書(=願書)を出すために、徹夜で並んだ、と言っているのです。多くの幼稚園の場合、合否は親との面接や抽選、コネで決まるようです・・・)。

 

ただ、こんな私でも、娘の幼稚園を考える上で、 1 つだけ重視した点があります。それは、家から「近い」こと。通園は、毎日毎日続くものです。暑い日もありゃ、雪も降る。風邪もひけば、熱も出る。とにかく、近いのが一番。私など、幼稚園から高校まで、自宅から徒歩 10 分圏内にある学校にしか行きませんでした(単なる、寝坊スケ ? )。ま、この点については、うちの奥さんも激しく同意してくれました。彼女の場合は、幼稚園から大学まで、自宅から徒歩圏内にある学校にしか行かなかったぐらいですから筋金入りです。

 

そんなこんなで、選択の余地なく、自宅から歩いて 1 分( ! )の某幼稚園に決まりました。その幼稚園、いわゆるミッション系で、授業の大半を英語で実施するというのが売りでして、遠くから電車や車で通園する子もたくさんいます。私たち夫婦とは異なり、ほとんどの父兄は「教育熱心」で、特に「英語にうるさい」人ばかり。それどころか、夫婦双方、またはどちらか片方が外国人という家族が 3 分の 1 ぐらいを占めています。普段から家庭でも英語を話している家族も多いようで、入学式前の待合室では、英語が飛び交っています。

 

私 「お、おい・・・ なんか、場違いな感じがするんだけど・・・、大丈夫かな ? 」
奥さん 「大丈夫よ、私に任せておいて ! 」
なんと、頼もしい・・・ 以前にもお話したかと思いますが、うちの奥さんは某大学の湘南なんちゃらキャンパスの出身で、英語はペラペラです(帰国子女ではないんですがね。本人いわく、“気合” で英語を身につけたそうです。恐るべし・・・)。

 

かたや、私。『タカシの外資系物語』なんて、えらそうなコラムを書いているわりには、みなさんもご存知の通り、英語が得意なわけではない。会社では仕方なしに英語を使う局面もありますが、オフタイムにはほとんど使わない。というか、そういう状況にならないよう、逃げ回っている始末。ほとほと情けない限りなのです・・・

タカシ、ランチで大ピンチ ?!

 

入園式も無事終わり、「ほっ」としたのも束の間、奥さんから驚愕のオファーが来ました。
「同級生のママ連中から、一緒にランチを誘われているんだけど・・・ どう ? 」 

 

私 「ランチって・・・ すごいな・・・ 今日、いきなり仲良くなったの ? 」
奥さん 「プレスクール(入園前のお試しみたいなもの)で一緒だったから、以前からかなり親しいのよ・・・ ほら、○○ちゃんのママとパパ。こちらが、△△ちゃんとこのママとパパ・・・」

 

○○ちゃんのパパ 「ハジメマシテ、ヨロシクオネガイシマス・・・」 
なぜ、カタカナ表記なのか ? もうわかりますよね、○○ちゃんのパパは、外国人なのです ! キターーーーーーーーっ !

 

参考までに、一緒にランチをとることになった3家族のプロファイルは以下の通り。
○○ちゃん一家
パパ(イタリア人、大学教授)、ママ(日本人)、○○ちゃん(ハーフですな)
△△ちゃん一家
パパ(中国人、医師、アメリカの大学に通っていたらしい)、ママ(中国人、 MBA ホルダーらしい)、△△ちゃん(チャイナドレスが似合いそう)
奈良タカシ一家
パパ(トホホな日本人、最近メタボ気味)、ママ(日本人)、娘(悲しいことに、パパに激似)・・・

 

レストランに行く途中、 3 人のパパの姿がショーウィンドウに映ったのですが、その姿を見て愕然・・・ どう見ても、私だけが、 20 cm ぐらい背が低いのです ! 真ん中に立っていると、まるで捕獲されたチビッコ宇宙人ではないですか !! うーーむ、会社ではたまにこういう状況は起こりました。しかし、オフタイムで気の抜けた土曜に、まさかこんな “大惨事” が起きようとは・・・ タカシ、近年まれに見る大ピンチ !!!

 

「このレストランにしましょ ! ここのパスタ、超おいしいのよ ! えーーと、席は空いてるかしら・・・ あら、テーブルが 2 つしか空いてない・・・ じゃ、こっちのテーブルに子供とママが座って、こっちにパパが座ればいいわね ! 」

 

パパ 3 人で 1 テーブルですとぉーーーーーーーーーーーーーーーーーっ(T-T) ・・・失神

前半戦の山場 - 雌雄を決したのは、タカシの“一言” ?!

 

こう見えても、外資系コンサルで、“斬った張った” の世界を切り抜けてきた私です。この程度のことでうろたえていては、恥ずかしい・・・

 

「はい、メニュー。パパチームは自分で選んでオーダーしてね ! 」

 

小ぶりのテーブルに腰掛けたパパ 3 人。ここは何とか、早期に共通の話題を見つけて、談笑に持ち込まねば・・・ かつ、このレストランは私の地元なんだから、私がリードしないと・・・ 気ばかり焦ります。と、その前に、解決すべき大問題が残っていたことに気付きました。それは、「何語で話すか?」ということです。

 

ここで、パパ 3 人のプロファイルを、「言語(language)」の観点から見てみましょう。


・○○ちゃんパパ(イタリア人) = イタリア語(native)・英語(ほぼnative)・日本語(かなりfluent)
・△△ちゃんパパ(中国人) = 中国語(native)、日本語(ほぼnative)、英語(かなりfluent)
・私(日本人) = 日本語(native)、関西弁(native)、英語(片言 but 気合あり)


3 人とも 3 ヶ国語が話せる(怪しいのが 1 個混ざっとるわーーーーーーーーーーーーっ ! ハァハァ)のですが、 3 人に共通しているのは、英語と日本語のどちらかであることは明白です。
さて、どうするか ? 3 人のパパ、一瞬顔を見合わせたのですが、すぐさま、私が沈黙を破りました。

 

私 「ビール、飲みます ? 」

 

この一言で、日本語に決まりです。ここで私が、「How about beer ? 」 と言っていれば、英語になっていたわけでして、○○ちゃんパパには申し訳なかったのですが、私の都合に合わせてもらいました。すんましぇん・・・(T-T)。

 

上記のような状況(駆け引き)は、ビジネスではまず起こりえません。なぜなら、どこの国に行こうが、どんな状況であろうが、「英語」に決まっているからです。例えば、英語 native で日本語片言の人が 1 人いて、逆に英語片言で日本語 native な人が 10 人いたとしても、話す言語は「英語」です。多数決で「日本語」、とはならない。だれが決めたわけでもない。こういう暗黙のルールが認められている点こそ、英語が「国際語」といわれる所以だというわけです。

 

さて、私があまりにも chicken なばっかりに、前置きばかり長くなってしまいました。「パパ 3 人による白熱バトルトーク」については、次回お話したいと思います。キーワードは、「言語は問題ではない」「国民性」「マブダチ ? 」です。では、また来週 !
(次回続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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