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タカシの外資系物語

タカシ、ホテルを語る (その 1 )2010.10.05

ホテル選びのポイント

みなさんは、年に何日程度、出張をされますか ? 私が従事している “コンサルタント” という仕事、プロジェクトベースでクライアント先を渡り鳥のように動くので、どちらかというと出張の多い仕事ではないかと思います。かつ、私は数年前から地方のクライアントを複数担当するようになったため、今でも週に 2 日程度は宿泊付の出張に出かけています。


快適な出張を過ごすために、非常に重要な要素として、「ホテルの選択」が挙げられます。私の場合、ホテルを選ぶポイントは、以下の通りです(優先度の高い順)。

(1) 大浴場があること

(2) クライアント先から、適度に距離があること
(3) 朝ごはんがバイキング形式ではないこと


(1)は最重要ポイントです。実は最近、持病の頚椎ヘルニアが悪化してきまして、夜になると首から左腕が痛くて、どうにもならんのです。風呂に入ったからといって治るもんでもないのですが、かなり楽になるのは確か。よって、手足を伸ばして入れる大浴場は欠かせないのです。先日泊まったホテルなどは、夜 12:00 までしか大浴場をやっておらず、 11:50 にホテルに到着した私は、Yシャツにスラックスのまま、大浴場に向かいました。脱衣所で唖然とする他のお客さんを尻目に、結局、湯船につかったのは、ものの 2 分程度。わしゃ、カラスか・・・! それでもやっぱり、部屋のユニットバスでは味わえないものがあるんですよね。


次は(2)ですが、これは少し説明が必要でしょう。一般的には、近い方がいいように思えますよね。ところがどっこい、あまりにも近すぎると、ついつい残業しちゃうんです、これが・・・ 「ホテルは隣なんだし、もうちょっとやっていこう。どうせ、ホテルに戻っても寝るだけなんだし・・・」てな感じで、ズルズルと残業。あるときなどは、結局クライアント先で徹夜してしまって、ホテルに戻ったのは明け方 4 時! ま、近くて助かったわけですが、これでは疲れなど到底取れません。


最後の(3)についても、少し説明が必要でしょうね。実は私、バイキングが大の苦手なんですよね。皿を持って後ろに並ばれると、異様に焦ってしまって、思うように料理が取れない。先日も、ある会合で中華のバイキングを食べる機会があったのですが、酢豚の大皿からピーマンしか取れなかったり、八宝菜の大皿から白菜しか取れなかったり・・・


「Takashi, are you ・・・ vegetarian ? 」
ちがうわーーーーーーーっ! あんたが急かすから、焦って肉が取れんのじゃーーーーーーーーーっ(T-T) ・・・こんな調子ですから、朝からバイキングの列に並ばされた日にゃ、早々にぐったり疲れてしまします。ですから、朝食は個別に出してくれるホテルにしか泊まりません。


ただし、個別形式のホテルは、宿泊料が高い! という難点があります。ほとんどの場合、会社規定の料金以上になってしまう・・・(T-T) しかしまぁ、この程度なら自腹でもいいかな、と。気持ちよく仕事したいですからね。

最近のビジネスホテル事情

それにしても、ここ最近、日本のビジネスホテル事情は劇的に変わりました。私の印象ですが、以下 3 点の変革が起こっていると思います。

 

● 全国展開 かつ 極めてシステム的なオペレーションのホテルが増えた
 いわゆるカタカナ系のホテルですね。スケールメリットを使って、標準化された統一オペレーションにより、コスト削減を実現しています。鉄道会社系のクオリティが高いように思います。
● ポイント制が当たり前になった
 いまや、ポイント制を導入していないビジネスホテルは皆無だと思います。ただ、利用者の観点からいうと、ほとんどの場合、宿泊料は会社の経費で落とすので、あまりポイントの使い道がなかったりもします。ご当地の名産と交換してくれるホテルなどは、秘書さんへのお土産にしたりして、結構重宝していますが・・・
● 価格競争が熾烈で、老舗ビジネスホテルの淘汰が起こった


つい先日も、ある地方都市で使い続けていた老舗ホテルが倒産していまいました。あそこのお風呂、大好きだったのにぃ・・・(T-T) 上述のカタカナ系ホテルの台頭に加え、従来は一流ホテルとして分類されたようなホテル(ex.航空会社系)まで、ビジネスユースを前面に打ち出してきましたから、資本力のないホテルはたまったものではありません。消耗戦に耐え切れなくなったホテルが次々と淘汰されているわけです。

 

さて、以上のような変革の結果、日本のビジネスホテル業界に何が起こったのか? それは、“「どこに行っても同じ = 個性がない」 現象” ではないでしょうか。どのホテルも、ほとんど同じオペレーションで、同じアメニティで、同じ受付の対応で・・・ 全く個性がない。ま、究極までコスト削減をすると、こうなってしまうのは仕方ないのですが、それにしても寂しい。私のようにちょっと変わったこだわりがあれば別ですが、普通の視点では、まず差別化ははかれないように思います。今や、どこに泊まっても、そこそこのサービスを低価格で受けられるようになった一方、「○○ホテルならでは」のサービスがない。標準化による無個性、日本全体がそうなのかもしれません。

タカシの海外ホテル珍道中

日本のビジネスホテルが標準化の道をつき進む中、海外はどうなのか? この問いに対する私の回答は、「海外のビジネスホテルは、まだまだ個性満載 ! 」ということになります。外資に転職してはや 13 年、私も様々な海外のビジネスホテルを利用してきましたが、本当に千差万別でした。今回から数回にわたって、私が海外のホテルで経験した面白エピソードを紹介したいと思います。
では、 1 つめのエピソードから。あれは結婚前の話ですから、 10 年以上前になります。私はある研修を受けるために、ロサンゼルスに出張に来ていました。研修は、ロサンゼルス空港内の某ホテル。「空港内?」 そうです。ロサンゼルス空港には、ターミナル間に複数のホテルがあって、その中の 1 つで研修があったのです。


つまり、私は飛行機でロサンゼルスまで来て、空港内で研修を受けて、そのまま飛行機で帰る・・・ というスケジュールでやってきたわけです。まるで、アメリカ横断ウルトラクイズの機内クイズで成績が悪く、アメリカ本土を踏めずに日本に帰る人 とほぼ同じ。初めてのロスなのにぃ・・・ なんちゅう出張やねん、て感じ。


さて、このホテルで、私はアメリカの訴訟社会をまざまざと実感することになります。なんと、ホテルから訴えられたのです! この続きは・・・ 次回のお楽しみといたしましょう。

(次回続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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