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タカシの外資系物語

コワ~イ ( ? )税金 の話2010.07.27

PCが壊れた理由

「あーー、もう ! PCの調子が悪いなぁ・・・(T-T)」


最近、PCが立て続けに故障を繰り返しています。ここ 2 ヶ月の間に、すでにもう 3 台目・・・。手元にある PC は、本来所有している PC の代替機のそのまた代替機ですから、一体どれだけ故障したら気が済むのかって感じ。ま、機械に当たっても仕方ないのですがね・・・


正直いうと、かくいう私にも責任がないわけではない。実は、前回の故障時のこと。私は動かなくなった PC を持って、わが社のITヘルプデスクに行ったのです。


私 「す、すいません・・・ PCがうんとも、すんとも、全く動かなくなったんですが・・・」
担当者 「どれどれ・・・ うーーん、おかしいなぁ、どうしたんでしょうねぇ・・・ キーボードの上に水とかこぼしたりしてません?」
私 「してまへんがなぁ・・・(T-T)(T-T)」
担当者 「そうですか・・・ じゃ、修理に出しますので、しばらくの間、こちらの代替機を使ってください」


代替機を受け取った私は、席に戻って、早速仕事を再開することにしました。左手にPC、右手にアイスティーを持って、席に座ろうとしたその瞬間 ! 右手のアイスティーがスルッと滑り、机の上のPCに !
い、いかん! 落ち着け、落ち着くんだ・・・ あまりの惨状に、周囲の同僚も、見て見ぬ振りをしています。と、IT ヘルプデスクを見ると、さっきの担当者が、口を大きく開き、目を見開いたまま、阿修羅のような形相で立ち尽くしています。


私はありったけのティッシュを使って、アイスティーで水浸しになったキーボードを可能な限り拭き取って、再度ITヘルプデスクに行きました。
私 「す、すいません・・・ PCがうんとも、すんとも・・・」
担当者 「見とったわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ ! (怒 ! )」


上記の事件、わが社では 「タカシの Tea Party 事件 (※) 」 として有名です・・・
(※いわゆる、Boston Tea Party(ボストン茶会)事件とかけている。世界史で習いましたよね ! ご存じない方は、ネットで調べてください・・・)

NO TEA PARTY !

"Tea Party事件" 以来、私は PC のスクリーン・セイバーに、"NO TEA PARTY" という文字が出るように設定しています。"事件" を知っている人は、それを見てクスクスと笑って通り過ぎるのですが、ある日、外国人の同僚 A がそれを見て一言。


「タカシ、お前はそんなに税金を払いたいのか?」


??? 何を言うとるんじゃ、この親父。税金なんて、払わないにこしたことないじゃねぇか !


私 「税金 ? なんじゃそりゃ ?! 」
外国人同僚A 「タカシ・・・ "TEA PARTY” の意味、知ってるのか ? 」
私 「"TEA PARTY” の意味って・・・ "お茶会" じゃないの ? 」


その同僚によると、"TEA" というのは、"Taxed Enough Already"(税金はもうたくさん ! )という意味らしく、"TEA PARTY" というのは、増税(または、課税そのもの)に反対する市民団体や活動を指すとのことです。つまり、"NO TEA PARTY" というのは、そのような活動を否定する意味になるわけですから、アメリカでこんな言葉を口にした日にゃ、活動家から袋叩きにあいかねません !
(参考までに、"TEA PARTY”には、マリファナ・パーティーという意味もあるらしいです。コワイ言葉っす・・・)


こっちは軽い冗談のつもりでも、見る人によっては、重大な意味を持つ場合があるわけで、言葉というのは慎重に扱わなければなりません。ホント、語学というのは難しいもんですな。

税金に対する考え方

また同僚 A によると、アメリカでは、「税金」に対する考え方が、個人の政治的思想を最も端的に表現するものと考えられているようです。増税して手厚い福祉を実現するのか、自己責任主義を貫くのか・・・ アメリカが医療保険を「国民皆保険」にしていない理由も、つまるところ、税金に肯定的かどうかという議論に収斂します。アメリカの医療保険問題は、オバマ政権最大の課題と言われています。つまり、税金問題というのは、それほど重大だということです。


A をはじめ、同僚のアメリカ人の多くは、過度に税金をかけることに反対の立場をとります。一方、ヨーロッパ人の場合、アメリカ人よりも税金を肯定的に考えている人が多いようです。例えば、北欧諸国の消費税率は、スウェーデン・デンマークが25%、ノルウェーが24%、フィンランドが22%となっています。北欧の同僚と話すと、「高福祉・高負担」の国家制度を誇らしく話す人が多く、日本人との考え方の違いに驚かされます。


では、日本人の税金に対する意識はどうか ? 先の参院選、与党民主党は、菅首相によるいわゆる「消費税発言」で負けたと言われています。確かに、税金が上がるのは、だれだって面白くない。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。国家財政の状況を、冷静かつ真摯に分析すれば、やはり増税が必要なことは、火を見るより明らかです。負担を先送りしてきたツケが、今の財政破綻を招いていることを思えば、上げるべきものはスパッと上げてしまった方がいいようにも思うのですが、みなさんはいかがでしょうかね ?  「税金はもうたくさん・・・(TEA)」ですが、将来に光のない国は、もっと勘弁してほしいですからね。

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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