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タカシの外資系物語

外資系 と 睡眠時間2009.10.20

神奈川県人は寝ていない?

少し前の話になりますが、9 月 9 日(水)付の日経新聞夕刊に、衝撃的な (?!) 見出しの記事が出ていました。


『 帰宅時間、神奈川県が最も遅く ! 』


記事の詳細は、以下の通りです。

・ 総務省の社会生活基本調査をもとに地域別の帰宅時間を調べると、仕事からの帰宅が一番遅いのは神奈川県の午後 7 時 28 分で、奈良県と埼玉県が続く。
・ 帰りが遅い地域は総じて通勤時間が長い。男性の場合、関東大都市圏は 1 時間 32 分、関西は 1 時間 16 分を通勤・通学に費やしている。
・ 睡眠時間は神奈川県が 7 時間 31 分と最も短く、次いで千葉県、東京都、奈良県と続く・・・


私は現在、神奈川県の横浜市に住んでいます。その前は、神奈川県の川崎市。その前は、銀行の寮があった関係で、千葉県の市川市と東京の府中市。学生時代は奈良県の自宅から大阪の大学に通っていた・・・ 
というわけでして、この記事の通り、私の人生、そのほとんどを帰宅時間が長く、かつ睡眠時間が短い地域に住んでいたということになります。


なかでも、日系の銀行を辞めて外資系コンサルティング会社に勤めるようになってからというもの、ずっと神奈川県住まい。慢性的に眠く、疲労感漂っているのも仕方ないかな・・・、などと思ってみたりします。


ま、とはいうものの、東京 23 区内や大阪市内に住んで通勤・通学できる人は限られているわけで、首都圏であれば、神奈川・千葉・埼玉から東京に通っているという人が大半でしょう。上記の記事は、「衝撃的」と呼ぶほどの内容ではないかもしれません。 

タカシの 「寝方」

では、実際のところ、私の睡眠時間は短いのか、長いのか ? 
実は、この 5 年ほどを振り返ってみると、私は結構寝ています。だいたい、夜の 12 時までには寝床に入りますし、朝も 6 時ごろの起床ですから、平均して 6 時間ぐらい寝ています。


「 6 時間も寝てるくせに、“慢性的に眠く、疲労感漂っている” とか言うなーーーーーっ ! 」と怒られそうですが・・・


かつ、私は「いつでも、どこでも、すぐに眠れる」という特技を持っています。自分でも驚いたのは、神宮の花火大会で眠ったときのこと。毎年夏になると、神宮球場で花火を打ち上げるという、東京では結構有名なイベントがあるのですが、それを家内と見に行ったことがあります。目の前で数千発の花火が「ドカーーン ! ズコーーン ! 」と炸裂している最中に、私、なんと熟睡してしまいました。このときばかりは、家内も一瞬、「死んだのか ? 」と思ったそうですので、かなりのツワモノといえましょう(自慢するようなことか ! )


また、ベッドや布団がなくても、「パイプいす 2 脚」あれば、熟睡できます。体全体を支えるという意味では、3 脚あるとベストなのですが、私の場合は 2 脚で十分。1 脚で首を支え、もう 1 脚で腰を支えれば OK ! 
「胴体は ? 」 浮くんですよ、宙に ! 空中浮遊、手品師並みの技術ですな。実は、この寝方のおかげで、椎間板ヘルニアになってしまったのですが・・・(自慢するようなことか ! 詳細は、『外資系社員の健康管理』 参照のこと)。


さてさて、こんな私ですが、若いころはあまり寝ていませんでした。平均すると、1 日 4 時間といったところ。その理由は、若いころは「労働集約型」(長時間働いてナンボ)で、最近は「知識集約型」(時間よりは中身)という具合に、働き方の質が変わったことが挙げられます。


しかし、そのこと以上に、若いころはいたずらに長時間働いていていたように思います。本来は、それほど長時間働く必要がないのにもかかわらず、「俺はものすごく働いている、ほとんど寝ていない」ことを誇示することで、自分に言い訳しているというか、なんか、そんな感じ。無意味な時間が多かったな、という印象があるのです。


日系企業に勤めていると、若手はだれよりも早く来て、だれよりも遅くまで残る・・・ ということが、半ば常識になっています。本当に労働時間として必要なら、それもよし。しかし、単なる慣例のようなものなら、即刻見直すべきでしょう。それには、上司や先輩の理解も必要ですが、一番重要なのは、本人の自覚ではないかと思います。

タカシの「ワークライフバランス」

外資系企業では、意味もなくダラダラと会社にいるのは能力のない人間だといった雰囲気があるので、夜はできるだけ早めに切り上げます。このことは、特に外国人に顕著です。彼らは、午後 6 時過ぎには早々と退社します。


これを表面的に取り上げて、「外国人は働かない ! 」とするのは、大きな間違いです。まず、彼らは帰宅後、家で仕事をしています。夕食を家族ととって、家族団らんの時間を設けて、その後、2 時間程度自宅で仕事をしています。また、朝が早い ! 多くの外国人は、朝 7 時にはオフィスに来て、仕事をしています。通勤ラッシュを避けることで、無意味に疲労することもないようですから、一石二鳥ですね。


つまり、日本人は夜間に会社で残業し、外国人は家と早朝の会社で残業しているだけで、労働時間そのものに、それほどの差はないように思います。最近、「ワークライフバランス」が注目されていますが、外国人の働き方は、そもそもその考え方をベースに組み立てられているわけで、われわれ日本人も大いに見習うべき点が多いように思います。


その一方で、個人的には、時には残業も必要だろうと思っています。確かにワークライフバランスは重要ですが、優先順位として仕事が勝ることもある。みなさんも、実際にはそうだろうと思います。そんなとき、どうするか ?


私のやり方は、「平日の過度な残業は避け、仕事がたまったら休日に出勤する」という方法です。平日の深夜に及ぶ過度な残業は、結果的にろくなことになりません。翌日の体調がボロボロになるので、その日を無駄にしてしまう可能性が高い。また、その日以降、ずっと眠い状況が続くので、下手をすると、その週の大半を無駄にしてしまうことだってありえます。


それならば、思い切って、休日を潰してしまった方がいい。そうすることで、平日のリズムを保ったままで、日々を送ることができます。私の場合、2 週間に 1 回程度は休日出勤をしています。もちろん、その代わり、平日の過度な残業は控えています。


以前は、平日も頻繁に過度な残業をした結果、休日も出勤していましたが、上記のペースを作ってからは、労働時間の総計は確実に減っています。一方で、仕事の質は以前より落ちていないわけで、やはり、メリハリのある働き方が重要だということでしょう。


みなさんも、自分なりの「ワークライフバランス」を追求して、なが~い通勤時間に打ち勝ってください! では!

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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