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タカシの外資系物語

タカシ流読書のススメ ( その 1 )2009.07.21

タカシの読書遍歴

「合計 12,600 円です ! 」
げげっ、ちょっと買いすぎたかな・・・(T-T)


さて唐突ですが、みなさんのストレス解消法は何ですか ?  私の場合、スキューバ・ダイビング (最近やってないですが・・・) 、愛犬ゴルゴとの散歩・・・ などと並び、 「本の大人買い」 というのがあります。仕事で行き詰って、「リフレッシュしたいな・・・」と思ったときには、職場近くの書店に出向いて、だいたい 10,000 円程度(ときには 20,000 円になることも ! )の本を買い込むことにしています。


ジャンルは経済書、ビジネス書、サイエンス本 (特に数学関連。これでも一応、数学を専攻していたので) など、本当にさまざま。コミック (マンガ本) も数冊入れます。実は私、小学校時代はマンガしか読みませんでした。二軒ほど隣に住んでいた大学生のおにいさんが、『ジャンプ』 『マガジン』 『サンデー』 『チャンピオン』 といった主な週刊少年誌の全てを購読しており、月に 1 回、それをゴミ置き場にドサーッと捨てるのです。それをリサイクル ( ? ) の意味もこめて、私が頂戴するというわけ。なので、タダでした。


正直なところ、本を買いたくても、お小遣いがほとんどなかった (もらえなかった) という悲しい理由が背後にあるのですが、あまり話すと思い出して涙が出るので、これぐらいにしておきます。いずれにしても、週に 4 冊のマンガをタダ読みしていた (加えて、同じ本を最低 2 回は読み返していた) 私は、マンガを読むことを通して、漢字を覚えたり、社会の仕組みを理解したりしていたように思います。


一方で、小説はほとんど読みません。理由は、「フィクション(=架空の話)が嫌いだから」というもの。「マンガこそ、フィクションの最たるものじゃねぇか!」と言われたらそれまでなのですが、ま、個人の趣味の世界ですから、どうかご勘弁を。ただ、こう見えても国語の教員免許(高校&中学)を持っていますので、いわゆる「名作」と呼ばれるものは、一通り読んでいます。なかでも、高校の教科書に載っていた、中島敦の 『山月記』 にはえらく感動した思い出があるのですが、これとて短編。長編の小説は、今でもいらいらして読めません。

タカシが 「捨てない」 本

さて、今回も 12,600 円を払って、欲しい本を大人買いしました。これらの本を 1 週間ぐらいかけて、片っ端から読むわけです。こんなことを、かれこれ 10 年ぐらい続けていますから、自宅は本で溢れていそうに思われがちなのですが、そうでもありません。なぜなら、読み終わった本のほとんどは、きれいさっぱり捨ててしまうからです。家内からは、「捨てるぐらいなら、ネットで売ればいいのに・・・」と言われるのですが、それもできない。というのも、私は気に入った文章やフレーズがあると、ビリッと破いてそのページだけ保管してしまうので、売り物にならないのです。


さて、そんな私も、購入した全ての本を読破して (かつ、気に入った箇所をビリッと破いて)、捨てているわけではありません。中には、途中で読むのを止めて、そのままにしている本が多数あります。先日、本の整理をしていて、ふと気付いたことがありました。それは、私が読むのを止めた本には、明らかに一定の 「傾向」 があるということです。


【 タカシの読書における 「傾向」 】
・ 「賞味期限」 のある本 (例えば、昨今の金融危機関連等) は、すぐに読み切る = 捨てる
・ IT 関連や事業再生など、コンサルティングの参考になる本は、すぐに読み切る = 捨てる
・ 好きな作家の本 (最近だと、茂木健一郎さんや日垣隆さんの本) は、すぐに読み切る = 捨てる
・ マンガはそもそも、すぐに読み切れる = 捨てる

・・・ となると、残る(=途中で読むのを止めて、部屋に積まれてしまう)本は、いかなるジャンルの本なのでしょうか ?

途中で投げ出すのは、「仕事術」 「成功本」 ?

『○○仕事術』 『残業しない△△法』 『私は□□で成功した!』 『トップセールスマンの××なやり方』 ・・・ 部屋に高く積まれた「途中で読むのを止めた本」は、例外なく、以上のようなタイトルの本。つまり、「仕事術」 「成功本」 と呼ばれるたぐいの本だったのです。
「読まないなら、買うなよ ! 」 その通り ! ・・・なのですが、書店に行ったときに、ベストセラーになっていると、ついつい買ってしまうんですよね、これが。そもそも、ストレス解消の一環で本を大人買いしているもので、あまり細かいことを考えていないわけで・・・。それほど意識せずに、気になるな、読みたいな、と思った本は、ほとんど買っているわけで、その結果がこうなっている。それほどバイアスをかけずに購入しているにもかかわらず、結果的に「仕事術」「成功本」は読み切れずに投げ出してしまう。なぜか ? 


( 理由 ① ) うそくさい から
「仕事術」 「成功本」 を読み始める際には、これでも私なりに、「何か 1 つでも参考にしてやろう ! 」と考えて、手に取るわけです。しかし、20 ページももたずに、読むのを止めてしまう。それは、なんとなく、書いてあることが うそくさく 思えるからなのです。「うそつけ、そんなわけないだろ ! 」「そんなにうまくいくわけないじゃん・・・」「絶対、無理無理・・・」 てな、感じ。そのうち、私が嫌いなフィクションの世界に思えてきて、「やーめた ! 」となるわけです。


( 理由 ② ) その著者しかできない(=その著者だからこそできた、凡人にはできそうにない)話だ から

「そりゃ、あんたにはできるかもしれんが、凡人のわれわれには無理だよ・・・」 的な感覚。理由 ① と似ているのですが、① と異なるのは、一応、本当の話なんだろうな・・・と認めているところです。本当の話なんだろうが、あんたにしかできん、われわれじゃ無理。なんか、「偉人物語」を読んでいる感じになって、「やーめた ! 」となるわけです。
私が理由 ② を一番感じる話が、「学生時代は英語など勉強しなくてもいい。まずは国語を勉強して、日本人としての教養をしっかり身につけてから、英語を学んでも十分間に合う」 というたぐいのもの。言ってることは、よくわかる。しかし、それを言ってる人はほとんどみんな、東大卒だったりするのです。


あまり学歴のことをとやかく言いたくないのですが、私を含め、凡人はそうもいかんでしょう。普通の人は、語学を身に付けるには、それ相応の時間がかかります。英語は早く学ぶにこしたことはないし、それは凡人である私が、 40 年生きてきて実感していることでもあるのです。


さて、長々と読書における私の 「方針」 を述べてきました。実は、私が取り上げたいのは、「日本人ほど、他人の仕事術に弱い(=気にしている、すぐに参考にしたがる) 国民はない」 ということ。もちろん、アメリカでも、「仕事術」 「成功本」 はそれなりに売れています。しかし、日本とはかなり構造が違うのです。そして、実は私がこのコラムで目指しているのは、アメリカ型の 「仕事術」 「成功本」 であるということも・・・ 続きは、次回お話ししましょう。
(次回続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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