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タカシの外資系物語

灰色の天井を補修せよ ! ( その 1 )2009.05.12

て、天井に何かがっ!

ある日の朝、いつものように、目覚ましのベルを空手チョップ (伝家の宝刀、アチョー!) で止め、「あと、 5 分・・・ むにゃむにゃ・・・」と二度寝の態勢に入ったときのこと。ふと、隣で寝ている家内を見ると、目を見開いて、天井を凝視しているではありませんか !


私 「ど、どうした!具合でも悪いのか ?! 」
トモミ(妻) 「ちょっと、アレ見てよ・・・」
家内が指差す先には、何の変哲もない天井が・・・ と、おや!真っ白なはずの天井が、なんだか薄暗くくすんでいます。

 

私 「なんじゃ、ありゃ ? 」
トモミ 「もしかして・・・地縛霊 ? 」
なんでやーーーーーっ ! 恐ろしやーーーーーっ ! (T-T) (こう見えても、心霊話に弱い私)
トモミ 「冗談はさておいて・・・ カビよ、カビ ! 大変なことになったわ ! すぐにマンションの管理会社に電話して、補修にどのくらいかかるか見てもらわなきゃ・・・」
確かに、直径 20 センチほどの灰色をした円の中に、黒点がちらりほらり。断定はできませんが、見たところ、カビの可能性が高いようです。


私 「補修って、お金かかんのかね ? こんなんで・・・」
トモミ 「何言ってんのよ ! 4 階の田中さんとこ、ちょっと壁紙を張り替えただけで、10万ぐらいかかったらしいわよ」
ということで、家内と私は早速、マンションの管理をしている○○不動産管理に電話してみることにしました。

灰色模様の正体は ?

「・・・で、どんなもんでしょうかねぇ ? 」
その週末、○○不動産管理と実際にマンションを施工した△△建設の担当者がやってきて、わが家の天井にできた「疑惑の灰色模様」をマジマジと見つめています。と、担当者の1人が、うちのリビング全体を見渡した後、「ははーーん、わかったぞ ! 」的な顔をして一言。


担当者 「奈良さぁーん、こりゃ、カビですよ ! 」
にゃんですとぉーーーーーーーーーーーーーーーっ! (T-T)(T-T)
トモミ 「ほら、当たった ! 」
いやいや、そんな問題やない ! なんで、築5年にも満たない新築マンションで、カビが生えなあかんねんっ !
私 「カ、カビって・・・ 原因は ? 」
担当者 「ほら、リビングで加湿器を使ってるでしょ ? あの水蒸気が寝室の天井に吸着して、カビてるんですよ・・・ ま、よくあることです、ハイ ! 」
私 「ちょっと待ってくださいよ ! 加湿器使ってるだけで、カビちゃうんですか? そんな、バカな・・・」
確かに今年の冬は、1 歳の娘が風邪をひかないようにと、一日中、加湿器をブン回していました。
担当者 「最近のマンションは、湿気が抜けにくいんですよ。ま、逆に言えば、それだけ完璧な機密性を確保しているということなんですけどね・・・」


そりゃ仕方ないか・・・ って、納得できるかぁーーーーっ ! 元の白い天井に戻せやーーーーっ ! 


私 「元に戻してくださいよ・・・ こんなの瑕疵 (※) じゃないかよーーーーっ ! (怒)」
(※瑕疵=欠陥。普通に要求されている品質が欠けている不完全な状態を指す)
担当者 「瑕疵だなんて、人聞きの悪い ! そちらの使い方が悪いからこうなったんでしょう ? 」
にゃんですとぉーーーーーーーーーーーーーーーっ ! (の 2 乗) 加湿器使っただけやのに・・・、なんで、こっちのせいになるんや・・・ (T-T)(T-T)(T-T)


私 「・・・元に戻すのに、いくらぐらいかかるんですか ? 」
担当者 「 10 万ってとこですかね」
トモミ 「ほら、当たった ! 」
私 「・・・・・・(気絶 ! )」

“灰色の天井” とは ?

先日、新聞に以下のような記事が載っていました (以下、2009/5/3 (日)付 日本経済新聞朝刊より引用)。

「・・・株安による年金の目減りで、ベビーブーム世代は生活費のために、70歳、75歳まで働き続けるだろう。労働市場に高齢者が増え『グレー・シーリング(灰色の天井)』が生まれる。若者は退職しない高齢者を相手に就職競争を勝ち抜かねばならない・・・」(ジョン・チャレンジャー氏)


それにしても、『グレー・シーリング(灰色の天井)』という言葉は、初めて聞きました。女性の昇進が頭打ちになる、『グラス・シーリング(ガラスの天井)』をもじった「新語」だと思われます。
(『グラス・シーリング』については、『ガラスの天井を突き破れ ! 』参照のこと)
グレー・シーリングについては、インターネットでも、まだあまり情報が出ていません。ちなみに、Wikipediaを見ると、次のように出ています。

 

The gray ceiling is a business/societal phenomenon where the existing workforce of those born during the baby boom era prevents the slightly younger Generation Xers from advancing or being promoted at their jobs. ( http://en.wikipedia.org/wiki/Gray_ceiling )

 

にゃるほど、ねぇ・・・ 上の年齢層が詰まってしまって、若い世代が台頭できない状況を、『グレー・シーリング(灰色の天井)』と呼んでいるわけです。”gray“には、「灰色」のほかに、「高齢化する」という意味もあり、「違法に近い(スレスレの)」という意味まであります(「グレーゾーン」って言いますもんねぇ・・・)。ま、釈然としない理由によって採用や昇進が制限されるという意味では、言い得て妙のうまいネーミングではないでしょうかね。


さて、ここからが本題です。外資系企業における『グレー・シーリング(灰色の天井)』の状況は、どのようなものでしょうか ?


・・・え ? もしかして、“灰色の天井”を引き合いに出したいがために、マンションの天井の話を長々と2したのか、って ? 

 

「ほら、当たった ! 」

 

・・・え ? ごまかすな、って ? そんなしょうもない話のために、今週の紙面がほとんど終わってるじゃないか、って ? いやーー、さすがに鋭いですねぇ、ハハハ・・・(汗)。ということで、今週のコラムはこのぐらいにしまして、続きは来週・・・ ということで、次週にご期待ください! (すいません、マンションの話、ついつい長々と書いてしまいました。だって、悔しかったんですよ、ホントに・・・ 次回は、わが家のマンションの天井がどうなったかについても、詳細にレポートしたいと思いますので、乞うご期待 ! ・・・聞きたくないってか ? )

(次回続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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