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タカシの外資系物語

失敗を恐れない-初夢に想う2007.01.09

初夢 … 常に抱いている心配事

みなさん 明けましておめでとうございます ! 今年も、『タカシの外資系物語』をよろしくお願いいたします ! ( 『外資流!「タカシの外資系物語」』 ( あさ出版 ) も、絶賛発売中ですので、こちらもよろしくお願いいたします ! )


さてさて、みなさんの今年の初夢は、どのような内容でしたか ? 「初夢 ? そんなもん、とっくに忘れたわー ! 」 確かに … 私も正月の大半は寝ていたため、いつどんな夢を見たかなんて、ほとんど覚えていません。しかし、毎年決まって正月に見る夢が、 1 つだけあるのです。それは、「英語で大恥をかいている夢」です。


夢の中での「恥のかき方」には色々ありまして、ネイティブの話していることが全くわからない、といった一般的なものから、否定疑問の問いに対して、本来は「 No 」と答えるべきところを「 Yes 」と答えているというような具体的なものまで、本当に様々です。


どうしてこのような夢を見るのか ? それはおそらく簡単な理由でして、「そのような状況に陥ることに対して、恐れがあるから」なのでしょう。実際に、私の潜在意識の中には、常に「英語で失敗したくない、恥をかきたくない … 」という気持ちがありますし、その潜在意識が夢に出てきているのは、フロイトやユングの診断に頼らなくても、まず間違いないと思います。

英語の失敗は、数あれど …

このコラムでも繰り返し述べている通り、英語にまつわる私の失敗話を上げると、本当にキリがありません。これは数年前のこと、私は出張中の NY で、社内のミーティングに参加していました。そのミーティング内で、 Staff Recognition Program ( 業績を上げた社員を表彰するプログラム ) の発表がありました。


司会者 「 Staff of the quarter is... Yoshiko! 」 ( この 4 半期で最も優秀な業績を上げたのは … ヨシコさんです ! )


Yoshikoさん 「 NO WAY! I cannot believe...」 ( なんてことなのかしら ! 信じられないわ ! )


私 「 ( へぇーー、こういうときって、「NO WAY!」って言うんだ … 今度使ってやろ う … ) 」


で、半年後のこと。東京に戻った私は、 NY の Yoshiko さんと同様に、 Staff Recognition の表彰を受けることになりました。表彰式の当日、私は心の中で、「名前呼ばれたら、 NO WAY! って言ってやろう … 」と考えていました。 NO WAY! NO WAY!...


司会者 「 Staff of the quarter is … Takashi! 」


私 「 MY WAY! 」


… MY WAYって、アンタ … わしゃ、フランク・シナトラか … NO WAY NO WAYって、あれだけ心の中で練習したのに … (T-T)


こんなこともありました。その日、私はある会合の受付をしていました。


会合を主催しているマネージャー 「参加者がお見えになったら、それぞれの受付番号を聞いて、番号のついたネームカードを渡してください。タカシは、1 ~ 100 を担当してくれますか … 参加者の中には、重要なお客様もいらっしゃいますから、くれぐれも失礼のないように ! 」


私 「… ( 1 ~ 100 の番号がついたネームカードを渡すんだよな … ) 」


参加者 「 Excuse me! 」


私 「( お、来た来た ! 番号、番号 … っと ! ) Good evening, sir. What’s your Banger? 」


参加者 「 Sorry? 」


私 「( わからんやっちゃな … ) Your Banger, please! 」


… なんと私は、「番号」と「 Number 」をごちゃ混ぜにして、「 Banger 」という、わけのわからない言葉を使っていたのです ! 「 Banger 」には、「爆竹」という意味がありますので、「あなたの爆竹は何ですか ? 」って、花火師の集団かわしらは … (T-T)

小さな失敗を恐れない !

以上のように、私はこれまでにも、数々の恐るべき失敗をして、恥をかいてきました。しかし、不思議なことに、このような誰が聞いても笑えるような失敗については、その後、夢に見るようなことはないのです。私が夢でうなされるのは、「ネイティブの英語がよく聞き取れない」とか、「否定疑問の回答を、Yes-No 逆にした」など、日本人ならだれでも経験のあるような、いわば「小さな」失敗ばかりなのです。


これはどういうことなのでしょう。おそらく、私は英語に対して、常に取るに足らないような心配をして過ごしているのだと思われます。大きな失敗をして恥をかいてしまえば、その後は学習してスキルが向上するものを、小さな失敗や恥が恐いために、ひるんでしまって何もしないのです。そして、そのことが潜在意識となって、定期的に夢に現れてくるというわけです。


これは英語に限ったことではありません。われわれが潜在的に抱いている心配事というのは、実は取るに足らないことが多いように思います。実際には、潜在意識よりもずっと大きな失敗を犯したり、恥をかいたりしているにもかかわらず、それよりもずっとずっと小さなことを心配して過ごしているのです。


ということで、今年の私のテーマは、「失敗を恐れない ! 」ということに決めました。事前にわかっているリスクは最小限にしてから事に臨むのは当然ですが、万事を尽くした結果としての失敗は仕方ありません。失敗を恐れて何もしないよりも、失敗から得られることの方が、きっと多いはずです。英語も同じこと。来年の初夢には、英語で恥をかく夢が出てこないよう、失敗を恐れず、積極的に英語を使っていきたいと思います。


みなさんも、今年もまた、一緒に頑張っていきましょう !

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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