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タカシの外資系物語

外資系社員の健康管理 ( その 1 )2006.07.04

タカシ、倒れる !

先日のこと、時刻は夜中の 2 時ごろだったでしょうか。いつもなら疲れてぐっすり寝ているはずの時間にもかかわらず、急な激痛におそわれ、ベッドでのた打ち回ってしまいました。首から左手の指先にかけて、激しい痛みとしびれでじっとしていることができません。


「痛いよー、痛いよー、えーーん、えん … (T-T)」 ( 37 にもなって、泣くなよ、オイ ! )


「ど、どうしたの ? 大丈夫 ? 救急車呼ぼうか ? (T-T)」  「ワォーーーン ! (T-T)」


七転八倒している私を、妻のトモミが心配そうに右往左往しています。愛犬ゴルゴは、私の周りを意味もなく回っています ( お前は、ちびくろサンボのトラか … )


「ご、ごめん … 原因はわかってるんだよ … しばらくすれば楽になるから … 」


そう、原因はわかっているのです。これは「椎間板ヘルニア」の痛み。以前、出張先のロンドンで同じ症状になり、入院したときと同じ痛みです。( 『海外での入院』参照 )


椎間板ヘルニアというのは、背骨が神経を圧迫して起こります。私の場合は、首の第 6 および第 7 頚椎の骨が変形しており、それが左腕につながる神経に当たるため、首から左腕にかけて痛みとしびれに見舞われるのです ( と、医者が言っていました )。私のヘルニア、実は頻繁に起こっています。徹夜続きで寝不足になったり、過度のストレスがかかると、左手がズキズキ。これまでも、「あ、こりゃヤバいぞ … 」と感じたら、多少仕事がたまっていても無理しないようにして、自分の体をだましだましやってきました。しかしここ数週間ほど、少し無理がたたったのでしょうか。これほどの激痛は久しぶりです。


「あ、明日 … 大事な出張なんだけど … こりゃ無理だな … (T-T)」


明日は、あるクライアント ( 地方の銀行 ) の部長さんと面談の予定だったのですが、この調子では行けそうにありません。私は観念して、同僚に「立てない、明日行けない、よろしく」という、暗号みたいなメールを打ちました ( 痛くて痛くて、この文章をタイプするのが精一杯だったんです ! )。


「 3 ヶ月以上も根回しして、やっと部長さんのアポ取れたのに … 肝心なときに、なんてこった … トホホ … (T-T)」

ヘルニアになった理由

そもそも、どうして私が椎間板ヘルニアになったのか ? 実は、その原因を作った夜のことを、私は今でもハッキリと覚えています。あれは 20 代後半の頃、私が外資系コンサルティング会社に転職して、初めて PM ( プロジェクト・マネージャー ) として取り組んだプロジェクトでのこと。初めてPM を任された私は、とにかく昼夜・休日を問わず、がむしゃらに働いていました。


私 「よーーし、今日も徹夜だぞー ! みんな、キツイだろうけど、気合入れていこうな ! 」


メンバーの O くん 「明日はクライアントの役員向けの中間報告なんですから、タカシさんだけでも、少しは仮眠とってください。あとはわれわれで何とかしますから … 」


私 「そ、そうか … すまん … (T-T)」


O くんの言うとおり、明日は重要なプレゼンの日です。私は O くんの思いやりに感謝しながら、少しだけ仮眠をとることにしました。


さて、仮眠をとると言っても、ここはクライアントの会議室。ベッドや布団があるわけではありません。「机にうつ伏せて寝ると、かえって疲れそうだしな … よーーし、こうすっか ! 」


私は会議室に並べてあるパイプ椅子を 3 つ並べて、「簡易ベッド」を作ることにしました。ただし、全部同じ方向に向けて並べてしまうと、転げ落ちる可能性があるので、真ん中のイスだけ逆方向に並べることにしました。


私 「じゃ、みんな。申し訳ないけど、 1 時間ほど寝させてもらうね … Zzzzzz、Zzzzzz  ( って、早っ ! )」


… ん ? あー、よく寝た。そろそろ起きなきゃ … ん ? んん ?  く、首がなんか変だにゃ … ズキーーン ! って、激痛走っとるわーー ! (T-T)


O くん 「タカシさん、すごいっすね ! 」  


私 「な、何が ? ( イタタタ … ) 」


O くん 「真ん中のイス、途中から、抜けて倒れてましたよ」  


私 「へ ? 」


見ると、互い違いに 3 つ並べたイスのうち、真ん中のイスが完全に私の体から離れています。な、なんと ! 私は首と腰の 2 つのイスだけに支えられて、 2 時間以上も眠っていたことになります。手品師か、わしはーーーっ ! (T-T)


私 「どうして言ってくれなかったんだよ ! 」 


O くん 「え ? 鍛えてるんじゃないんですか ? トレーニングの一環かと … どーりで、ハァハァ荒い息してると思った … 」  


私 「あ、あのなぁ … どんな鍛え方やねん … (T-T)」


… この日を境に、私の辛く悲しいヘルニア人生が始まったというわけです。トホホ … 

そもそも外国人は体が強いのか ?

一般に、日本人のビジネスマン ( 特に30 代半ばを超えてくると ) は、何らかの持病を持っているケースが多いように思います。みなさんの周りにも、胃腸薬を手放せない人とか、定期的にギックリ腰になる人とか、結構いるのではないでしょうかね。


一方で、外資系企業に勤めている人、とりわけ外国人の上司や同僚においては、私のような持病を持っている人は殆どいないように思います。それどころか、二日酔いでベロンベロンに酔っ払った翌日でも、早朝からジョギングをしている同僚を何人も知っています。


「黄色人種はそもそも体が弱いんだよ」果たして、本当にそうなのでしょうか ? 確かに、ワールドカップを見てもわかるように、基本的な運動能力については、黄色人種が劣る部分があることについては否定しません。体格だって見劣りします。しかし、健康でいること、健康を維持し管理することについては、人種間の差異はないように思います。


飲んだ翌日のジョギングにしてもそうでして、彼ら外国人は、体が強いから走っているわけではありません。「走ろう ! 」という意志がなければ早朝ジョギングなどできないわけで、日本人の多くが走らない理由は「ジョギングしよう ! 運動をして、健康を維持しよう ! 」という意志がないからに他なりません。


実は、外国人と日本人の間には、「健康」に関する考え方について、大きく異なる部分が存在します。そして、それこそが「一流」と「二流」を分ける大きな基準でもあるのですが … 続きは、次回のコラムでお話しすることにいたしましょう。

 

( 次回続く )

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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