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タカシの外資系物語

超ビッグなご褒美 ! 外資の Award Party ( その 2 )2006.05.16

南の島に出発 !

( 前回の続き )「あーー、仕事終わらんわーー ! 」


その日、私たち夫婦は Award Party に参加するために成田空港にいました。これから十数時間かけて南の島に向かうことになっています。本来なら楽しいはずの待ち時間。し、しかし ・・・ 困ったことに、肝心の仕事がまだ終わらんのですよ、トホホ ・・・ (T-T)


もっと早く済ませておけばよかったのですが、残っている仕事の大半は、上司の承認をもらわなければ先に進めないものばかり。仮に承認をもらったとしても、後処理に軽く半日ぐらいはかかりそうです。


「何とか今月の締め日に間に合わせたいのになぁ・・・ Y さん ( 私の上司 )、電子承認でボタン押すだけなんだから、早くしてよーー(T-T)」


そうこうしているうちに、フライトの時間は刻一刻と迫ってきました。


「あーー、もーーえーーわーー。現地でやったるーー(T-T)」


私は半ばヤケクソで、奥さんと飛行機に乗り込みました。


「さーー、着いたぞーー ! 」


私たち夫婦は、長時間のフライトと時差ボケの体を引きずりつつも、南国特有の強い日差しと海の香りに酔いしれていました。


今回の Award Party には、私が勤める○○コンサルティング世界各国の支社から、 150 名程度のスタッフが招待されています。その半数以上はアメリカで、次に多いのは日本とイギリスの 10 名程度。中には 1 名で参加している国もあるぐらいで、本当にバラエティに富んだ人種構成になっていました。


入国ゲートを出ると、国籍は違っても何となく同じ会社の人間だろうなと察しがつく人がゴロゴロしています。え ? 何で同じ会社だとわかるんだって ? においですよ、に・お・い。お国柄は違っても、その企業独特の雰囲気というか、そういうのがかもし出されるもんなのです。

「おのぼりさん」 は楽しめない ?

ふとロビーを見ると何やら見覚えのある日本語の旗を持った人が立っています。


「日本の○○コンサルティングからご参加のみなさまーー ! こちらに集合してくださいーー ! 」


なんと、日本の旅行代理店のスタッフをおぼしき人が、日本から Award Party に参加している人だけに声をかけています。


「みなさま、長旅お疲れ様でしたーー。空港からホテルまでは、私ども△△旅行のスタッフが、責任を持ってご案内いたしまーーす ! 」


周りを見渡してみても、特定の国からの参加者だけを集めて、これほど手厚くケアしているのは日本だけ。他の国からの参加者は、各自指定のホテルまで、自力で向かっています。おそらくは、異国の地で自社の社員が迷っては困ると心配した日本支社が、日本の旅行代理店の現地支社を手配したに違いありません。過保護というか、何というか ・・・ こんなことをしているから、日本人というのは自立心が育たないんですよ、まったく。


とは言いながら、ホテルまでどう行っていいのか全くわからなかったのも事実です。こうして、私たち夫婦は、日本からの「おのぼりさん」一行として、他の日本人と一緒にホテルに向かいました。


ホテルに着くと、「○○ Consulting Award Party Staff」というバッジを付けたスタッフが迎えてくれました。


スタッフ 「Congratulations ! Welcome to Award Party !」


私 「サ、サンキュ ・・・ ( こんなに歓迎されるとは ・・・ 何か、気が引ける ・・・ )、ブツブツ ・・・ 」


確かに、こんな手厚いお出迎えを受けたことは、これまでにありません。私をはじめ、日本人一行は、あまりの盛大さに、一様に恐縮してしまいました。


しかし、欧米から参加している連中を見ると、そんな様子は微塵も感じられません。みんな、この雰囲気を心から楽しんでいるようです。ここは彼らに見習って、われわれ日本人も思いっきり謳歌しようではありませんか !


私 「 It’s great! 本当にすばらしいところに来たよなぁー、サイコー ! 」


妻トモミ 「ホント、最高にシアワセーー ! Wonderful!」


・・・ しーーーん ・・・ ジロリ ! ( 周りの日本人からの冷たい視線 ) ・・・


私と妻 「 ・・・ はしゃぎすぎて、ゴメンナサイ ・・・ ( って、なんでやねん ! )」

宴の後に待っていたもの

Award Party の登録するために受付所に行くと、スケジュール表を手渡されました。


(Day 1)

- Morning and Afternoon: Arrivals, Registration and Refreshments

- Evening: Welcome Dinner


(Day 2)

- Morning: Breakfast and Business Session

- Afternoon: Lunch and Recreation

- Evening: Beach Party


(Day 3)

- Morning: Breakfast and Recreation

- Afternoon: Lunch and Recreation

- Evening: Special Dinner


(Day 4)

- Morning: Breakfast and Business Session

- Afternoon: Lunch and Recreation

- Evening: Gala Banquet, Entertainment and Dancing


(Day 5)

- Morning: Breakfast, Check Out and Departures


・・・ Breakfast、Lunch、Recreation、Dinner... 食って、遊んで、また食って、食って、食って、食いまくる ・・・ 要するに、日常を忘れて贅の限りを尽くしても構わんと言っておるわけです。そっちがそう来るなら、徹底的に楽しんでやろーじゃねーかーー !


「いやぁー、満腹、満腹 ・・・ ワインも浴びるほど飲んだし、寝るかね、と ・・・ 」


1 日目の Welcome Dinner を終えて部屋に戻った私たち夫婦は、幸せを体いっぱいに感じながら、ホテルのベッドに横たわっていました。


「どれどれ、メールのチェックぐらいはしとくかね、と ・・・ ん ? なんか、緊急かつ重要マークのメールがいっぱい、って ・・・ あっ ! Y さん承認後の後処理すんの忘れとったぁーーー ! ガーーーーーーーン(T-T) ・・・ 」


Mailbox には出発前にやり残した仕事のメールで溢れかえっていました。やっぱり、そうは問屋が卸さなかったということです。本日は徹夜確定ということで、トホホ ・・・

 

( 次回続く )

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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