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タカシの外資系物語

外資系社員のカバン2005.07.19

タカシ・カバンの中身

みなさんのカバンの中には、何が入っていますか ? 財布に、手帳に、雑誌に、ウォークマン。女性なら、これらに追加して化粧品などが入っているかもしれませんね。


外資系企業の社員を見ていると、 1 つの特徴に気付きます。それは、みんな「やたら大きいカバンを持ち歩いている」ということです。いったい、何が入っているのでしょうか。


例にたがわず、実は私も非常に大きなカバンを持ち歩いて仕事をしています。その中身はといいますと …


・ 財布  
・ 携帯電話  
・ ノート PC  
・ マウス ( ノート PC のポインタが嫌いなので )  
・ PC の電源 ( これが結構重い )  
・ LAN ケーブル  
・ IC レコーダー ( クライアントとのインタビューに使う )  
・ IC レコーダー ( 予備です。メインの1台が壊れると困るので )  
・ IC レコーダー用ヘッドフォン ・ IC レコーダーの予備電池  
・ システム手帳(A4なので、通常よりかなり大き目のタイプ)  
・ ノート (InfoPAD というレポート用紙を使っています。値段はちょっと高めなのですが、抜群に書きやすいので愛用しています )  
・ 万年筆 ( バーバリー製。奥さんからのプレゼン ト)  
・ クリアファイル ( クライアントから預かった資料をファイルする )  
・ ホッチキス & 芯  
・ USB メモリー× 2 (128MB)  
・ ポストイット各種  
・ クリップ  
・ スティックのり  
・ 電子辞書  
・ リステリン ( 食後のうがい )  
・ 胃薬 ( 胃腸が弱いもので )  
・ 正露丸糖衣 ( とにかく弱いもので )  
・ ビオフェルミン ( ホントに弱いもので・・・(T-T)泣 )  
・ 目薬  
・ バファリン  
・ 葛根湯  
・ 薬用リップ  
・ ポケットティッシュ  
・ のど飴  
・ i-Pod( 最近買いました )  
・ 折りたたみ傘  
・ ビジネス雑誌  
・ 新聞 ( 日経と読売。日経だけでいいのですが、コボちゃんを読みたくてつい … )  
・ 奥さんの写真 ( ちょっと、ノロける私 )  
・ 愛犬ゴルゴの写真 ( ブヒブヒ ! ) … 


自分でも、「よくもまぁ、こんなに持ち歩いているもんだ ! 」と呆れるほどなのですが、これが本日時点における私のカバンの中身です。「富山の薬売りか ! 」というぐらい薬を持ち歩いているのは、私の虚弱体質が原因なので、ほかの人には当てはまらないかもしれません。しかしそれ以外は、多くの外資系社員にも当てはまると思います。

PC は重い

外資系社員のカバンを大きくかつ重くしている原因は、以下の 3 つに集約できます。


( 1 ) PCおよびその関連グッズ ( 電源コードや LAN コードなど ) を持ち歩いているから


外資系社員の多くは、自分の PC を常時持ち歩いています (No. 241 『PC 依存症候群』参照 )。その理由はいくつかあります。まず、いわゆる「フリーアドレス制」( オフィスに自分の座席が固定されておらず、好きな場所で仕事ができる ) の進展によって、自分のPCをオフィスに置いておけないという事情があります。また、外資系社員はメモをとる代わりに、いきなり PC にパチパチ打ち込む人が多いというのもあります。


以上のことは、外資系社員自身がどうこうと言うよりは、外資系企業の「ワークプレイス戦略」( 仕事のやり方に応じて、職場を変革する ) にも大きく依存しています。職場でしか仕事ができない環境を作ってしまうと、会社にすべての資源を所有せねばならなくなります。各自の PC を置くスペースはもちろんのこと、紙の書類や資料・参考文献などの保管場所も必要になってきます。オフィスの多くは都心にあり、かなり高額な賃料を取られているわけで、企業にしてみればオフィスは狭ければ狭い方がいいわけです。つまり、外資系企業のコスト削減策の結果、外資系社員は自分のPCを持ち歩かねばならなくなったという側面もあるのです。


もちろん、昨今多発する情報漏えい問題によって、PC の社外持ち出しの動きに歯止めがかかっているのも事実ですが、ログイン時の指紋認証などの技術が急速に導入されており、時代の流れは明らかに社外持ち出しの方向に向かっています。


これほどネットワークが発展した時代に、毎日毎日通勤電車に揺られて都心に通うのもバカげた話です。家でできることは家でやればいいでしょうし、セキュリティさえ確保できれば喫茶店でやったって構わないでしょう。個人的には、日系企業も含めた多くの企業で、「フリーアドレス制」 「 PC の社外持ち出し可」が実現すればいいと思っています。

意味のないシステム手帳

( 2 ) ホッチキスなどの文房具を持ち歩いているから


これも「フリーアドレス制」であることが主な原因です。外で仕事をするためには、文房具を持ち歩かないと話にならんのです。また、オフィスにおいても、文房具の絶対数が足りません。フロアに 1 個か 2 個置いてあるのですが、 1 回パチンと使うためだけにいちいちホッチキスが置いてある場所まで取りに行くのは面倒なので、自分で持ち歩いた方がいいというわけです。


しかしまぁ、「できるかな」のノッポさんじゃなんだから、スティックのりだの、ホッチキスだの、あんまり持ち歩きたくないのも事実です。まだまだ紙の資料が多いことも原因ですから、もっと電子化が進めば PC だけで仕事ができるようになるかもしれません。


( 3 ) システム手帳を持ち歩いているから


常に PC を持ち歩いて仕事をしているわりには、システム手帳が必要だというのは少し矛盾しているかもしれません。しかし、外資系社員の多くは、何やら大そうなシステム手帳を持っています。メモは PC に打ち込んで、スケジュールも PC や電子手帳で管理したりしているので、じゃあ何のためにシステム手帳を持っているか、実は私も不思議でなりません。


私自身は、システム手帳はバインダーの一種みたいに使っていて、自分が関与しているプロジェクト毎に、必要最低限の資料をファイルして持ち歩いています。なので、通常のサイズではなく、「 A4 サイズ」を使っています。


しかし、この「 A4サイズ」のシステム手帳、重いのなんの … 資料をたくさん挟むと、百科事典並みの重さになってしまいます。また、 A4 用のリファイル ( スケジュール表 ・ To-Do 表など、中身の紙 ) を取り扱っている文具店が極端に少なく、かつ高額なため、この点でも苦労しています。例えば年間スケジュール表のリファイルなんて、4,000 円もするんですよ、4,000円も ! それも英国製だったりするので、日本の祝日に対応しておらず、自分で「海の日 … 」 なんて書き込んだりしなければなりません。「じゃ、やめれば ? 」って感じですが、ま、これも外資系社員タカシの「こだわり」っちゅうわけですな ( どっちやねん ! )。

TUMI のカバン

さて、これだけの荷物を持ち歩くためには、カバン自体もそれなりに丈夫でしっかりしたものが必要です。そこで、私をはじめ外資系社員の多くが愛用しているのが「 TUMI 」のカバンです。


TUMI 社の宣伝をする気は全くないのですが、これがまた、極めて使いやすく機能的にできているのです。大げさな話ではなく、わが社の 3 人に 1 人は TUMI のカバンを使っているといっても過言ではないぐらいです。


TUMI のカバンの特長は、「とにかく丈夫」「 PC を入れることを前提に作られている」「ポケットが多く、用途別に小分けしやすい」・・・など、「 PC 」「システム手帳」「文房具」という、”外資系 3 種の神器” を収納しやすくなっているのです。これが、外資系社員に愛用される大きな理由だと思います。


現在私が使っているTUMIは、 3 代目にあたります。 1 代目はアメリカ出張時に怪力の空港係員に破壊され ( No.121『通勤電車、飛ぶ ?! ( アメリカ出張その 2 )』参照)、 2 代目はあまりの重さに耐え切れず、肩にかけるフックの部分がブチ切れてしまいました。今の 3 代目も、私の酷使ぶりに悲鳴をあげているようで、最近「ギリギリ」ときしみ始めています。


TUMI のカバンは丈夫で使いやすい反面、いくつかの欠点もあります。 1 つは、カバン自体がちょっと重いということ。あと、値段が高いということです。しかし、丈夫さと機能面を考慮すれば、これぐらいのことは我慢しなければならないのかもしれません。


TUMI のカバンを持って、 PC に向かい、システム手帳を広げながら、My ホッチキスで書類をとじる … こういう人を見かけたら、それは外資系社員と思っていただいて、ほぼ間違いありません。社員が仕事道具一式を詰めて移動するのは、「仕事 = 会社」という日本の伝統的な図式を崩してしまうきっかけになるような気がします。もしかしたら、「カバン 1 つ持って簡単に転職できる」時代が、すでに到来しているのかもしれませんね。

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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