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タカシの外資系物語

ヘッドハンターに会おう !2001.05.04

外資系企業にある程度の期間勤めていると、ときどき妙な電話がかかってきます。


( ヘッドハンター )「あのー」


( 私 )「ハイハイ」


( ヘッドハンター )「タカシさんでしょうか ?」


( 私 )「そうですよ」


( ヘッドハンター )「私、名前は言えないんですが、明日のお昼、お時間いただけないでしょうか ?」


( 私 )「へ ?」


まるで麻薬の密売人のような会話。さてはゴルゴ 13 ばりの、名うてのプロハンターか …( マンガとドラマの見過ぎ … ) ハンターはハンターでも、彼らは人材斡旋のプロ、「ヘッドハンター」です。


( ヘッドハンター )「では明日の 12 時に御社の前のバス停で待っています。右手にピンクの封筒を持っていますので …」


個人的には、今の仕事を辞めるつもりはありませんし、何よりも「自分の仕事ぐらい自分で見つけるわい !」みたいな気持ちもあるので、あまり彼らに会うのは気が進みません。


しかし一方では、「どんな会社が自分を欲しがっているのかな ?」「いったいどのくらいの給料なんだろう ?」なんていう興味本位で、ついつい会ってしまいます ( それ以上に、食事をごちそうになるのが楽しみだ、という説もあります )。彼らはこちらが名刺を渡すまでは、自分の正体を明かしません。


( 私 )「タカシです。どうぞよろしく」


( ヘッドハンター )「いやぁー、タカシさん ! 本日はお忙しいところ、わざわざありがとうございます。私は○×プランニングの△△と言います …」


その後の会話の内容は、想像どおりのものです。現在の職場環境に不満はないか、給料には満足しているか、などなど。


( 私 )「不満がないわけじゃないですけどね、転職って結構大変ですしねぇ … 」転職経験のある私としては、「職場を変わる」ということのストレスについては、ある程度理解しています。私が今まで紹介してもらった案件は、「そのストレスを吹き飛ばすほどに魅力的ではなかった」というのが実際のところです。


( 私 )「まぁ、今回の件はなかったということで …」


( ヘッドハンター )「わかりました。では先方には前向きにご連絡しておいてよろしいですよね ?」


このように、たいていの場合は、両者の会話はまったくかみ合わずに終わることになります。まぁこれは形式的なものなのですから、気にしてはいけません。


先日会ったヘッドハンターの方は、最後にこんなことを言っていました。「タカシさんのところで、私のような人材は必要ないですか ?」


うーむ、何と自分まで「商品」にしてしまうとは …。そう言えば、彼らもバリバリの「外資系」なんですよね、恐れ入りました …。

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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