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タカシの外資系物語

ロンドン流・お酒の飲み方 ( ロンドン紀行-その 1 )2000.12.22

先週号でちょっと触れましたが、いま私はあるプロジェクトの関係で、2 か月ほどロンドンに来ています。そこで、今回と次回は、ロンドンでの話をすることにします。


私が勤める会社のロンドンオフィスは、「Bank」という地下鉄の駅のそばにあります。「Bank」はその名のとおり、ロンドン金融の中心であるシティの真ん中に位置しており、東京でいえば大手町のようなイメージでしょうか ? その日は、仕事が一段落したということもあり、同僚とビールでも飲みに行こうということになりました。お酒は強いほうではないのですが、みんなとワイワイ騒ぐのは好きなので、彼らの誘いにのってついていくことにしました。


そして行ったのは「Piccadilly Circus」。映画館が多く、東京でいえば銀座のような繁華街で、お店は小さなビールバーです。店内は混み合っていましたが、なんとか座ることができました。


「タカシ、何にする ?」 
私は「とりあえず」という気持ちで、ロンドンの地ビールをたのみました。


「Cheers !( カンパーイ )」


15 分ほどたったでしょうか。「メニューまだかな」と思っていると、「タカシ、もう一杯どうだい ?」と誘われ、もう一杯飲むことにしました。また 10 分ほどたったあとに、私は思いきって聞いてみました。


「メニュー来ないのかな ?」


「何の ? さっき見たじゃない ?」


「いや、だからメニューだよ、おつまみの ……」


「何それ ?」


「腹減ったろ ?」


「飯はうちで食うよ、何いってんだよ。じゃ、そろそろ帰るか ?」


ガーーーン ! 滞在時間 25 分、結局ビール 2 杯だけ飲んで店を出ました。勘のいい方ならば、もうおわかりですね。そうです、ロンドンでは通常「酒を飲みに行く」というのは、本当に「酒だけを 2 杯程度飲む」ことを意味しているのです。


確かに駅の周辺を見ても、酔いつぶれたサラリーマンは見かけません。夜の新宿や新橋界隈とは大違いです。また彼らは、家族との対話を大事にします。飲んだくれた結果、深夜に帰宅などというのはありえないのでしょう。


欲求不満の私は、帰りに「Europe Foods」という、日本のコンビニに似たお店でビールとおつまみのナッツを買って帰りました。ここは夜 10 時まで開いています。滞在しているウィークリーマンションに着いたのは、10 時を少し回ったところでした。「ちくしょう、何なんだよ、さて飲みなおしだ」。あれ、待てよ。もしかして、今日夕飯食べてないじゃん ? ガーーーン !


結局、その日の夕飯は、ビール 1 本とナッツ 1 袋。リスの気持ちがよくわかる1 日でした。ググ、グゥー。腹減って眠れん。

 

( 次回続く )

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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