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タカシの外資系物語

家族の関係2000.08.25

「あなたにとって一番大事なものは何ですか ?」という質問をした場合、多くの人は「家族」と答えるのではないでしょうか。これは、日本人でも外国人でも同じであり、家族が生きがいであるということには納得します。


では、家族と仕事との関係についてはどうでしょう。日系企業では、仕事場に家族の問題を持ちこむのは、ほとんどご法度といえます。心の中では家族のことを考えていても、勤務時間中は仕事一筋というのが理想的なビジネスマン ( ビジネスウーマン ) とされています。平日はほとんど家族と会話できないというのが現実でしょう。加えて、休日も仕事に疲れて寝ていたのでは、家族と接する機会はほとんどありません。


一方、外資系企業の場合、家族、特に自分の子どもの写真をデスクに飾るのは、ほぼ当たり前になっています。愛娘の写真を PC のデスクトップに飾る、フィアンセの写真に毎朝キスをする、このような情景がオフィスのあちらこちらで見られます。


人事評価においても「Family Care」という項目があります。要するに、仕事一辺倒ではなく、家族を大事にしていますか、ということです。期末のパーティ ( 日系企業の忘年会に当たります )でも、家族・恋人・友人の同伴が認められており、会社は参加者全員分の料理やプレゼントを用意します。そもそも社交的な人が多いので、知らない人同士でもパーティは非常に盛り上がるのです。このような行事は、少しでも家族と接触する時間を持ってもらおうとする、会社側の配慮なのです。


私のボスは、「私の仕事がうまくいっているのは、80% は君たちメンバーの力、残りの 20% は家族の力なんだよ。自分の力なんて、ほとんどないんだ。」といってのけます。クライアントの前では、あれだけの自信家の彼が、このように考えているのは驚きです。ビジネスを直接的に支えてくれるのは会社の仲間たち、自分自身を支えてくれているのは「家族」なのでしょう。


私は独身で、実家は奈良県ですから、近くに家族がいません。また、同伴する彼女もいないものですから、いつも「受付係」か「ビンゴのお兄さん」という役回りになってしまいます。このように書くと「まぁ、なんて寂しい人なの。」と思われるかもしれません。しかしパーティには女性社員の友人もやってくるのです。そうです、ここからが腕の見せどころ。寂しい男どもの仁義なき戦いが始まるのです。

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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