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タカシの外資系物語

フレックスタイム制で家族との対話はできるが …2000.07.07

多くの外資系企業がそうであるように、私の会社でも「フレックスタイム制」が導入されています。勤務時間は一応 9 時から 17 時 30 分までということになっていますが、要するに昼休みの1時間を除いて、1 日に「7.5 時間」働いていれば、いつ働いても個人の勝手ということになっています。もっというと、やることさえやっていれば、1 日に 2 時間しか働いていなくても、文句をいわれることはありません。


しかし、この「やることさえやっていれば」というのが、実際には非常に "クセモノ" なのです。私の経験上、やらなければならないことをこなすためには、1 日平均 10 時間程度は働かなければ、さばけないのです。以前は「オレって、なんて仕事が遅いんだろう」と思っていたのですが、私の周囲も私と同じぐらい働いているのです。どうも私のやり方に原因があるようにも思えません。


私の同僚のジムは、毎日 16 時 30 分ごろに帰宅します。「ジム、君は残業しないのに仕事をうまくこなしてるよな。何かコツでもあるのかい ? 」「バカいっちゃいけないよ、タカシ。この勤務時間で仕事がさばけるわけないじゃないか ! 」彼によると、2 歳の娘を寝かしつけたあとの 22 時から 24 時まで、そして朝の 6 時から 8 時まで、自宅でみっちり仕事をしているとのこと。何のことはない、私より仕事をしている時間は長いのです。


ジムが重視しているのは、家族との対話です。それと仕事両立させるために、フレックスタイム制は非常に役立っているようです。また、フレックスタイムをうまく使えば、本当にヒマなときに無理に仕事をする ( しているふりをする ) 必要がありません。仕事にメリハリをつけるという意味で、フレックスタイムは非常に有効であるといえるでしょう。


ただし、フレックスタイムにしたからといって、仕事の全体量が減るわけではありません。どんな人でも、ある一定の時間は働いているのです。少なくとも私が知る限りでは、"超人" は存在しません。自分が超人ではないにもかかわらず、1 日に 2、3 時間しか働かないと、そのうちクビになってしまうので、ご注意を !

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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