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タカシの外資系物語

「映画スター」が隣にいる!2000.04.28


今回からこのコラムを担当することになった奈良タカシです。簡単にプロフィールを紹介すると、大学卒業後、日本の大手銀行に入行、その間に外資系金融機関に半年ほど出向していました。現在、外資系の会計事務所系コンサルティング会社にいます。従業員のうち外国人スタッフの割合は2割程度なのですが、私がかかわるプロジェクトには、たいてい参加しているので、英語は頻繁に使っています。


ただ、私は奈良の田舎で育ったせいか、“外国人=映画スター”みたいなイメージがあり、外国人と一緒に仕事をしていてもいまだに緊張してしまいます。また「英語を使わなければならない」というプレッシャーもあることも緊張するひとつです。気合を入れなければ、相手のいっていることを理解できないのが悲しい現実です。


では相手はどうなのでしょうか? これまで多くの人を見てきましたが、「緊張している外国人」に出会ったことがありません。入社したばかりの新人でもそうなのです。最近もオランダ人の新人が挨拶に来ました。しかし、見たところ若干表情がこわばっているようです。「なーんだ、やっぱり緊張するのね」とホッとしました。


当面の間、私のプロジェクトのお手伝いをしてもらうため、彼女は私の隣に座っているのですが、次の日にはもう、かなり会社に慣れてリラックスしていました。私のほうが明らかに緊張しています。昨日「Don't worry ! You can do it !」と私が励ましたのに……。うーむ、本当に困ったものですね。

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

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