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未経験でIT企業へ転職。もしかしてブラック?!ブラック企業と優良企業の見分け方2014.06.02

未経験でIT企業へ転職。もしかしてブラック?!ブラック企業と優良企業の見分け方

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転職先を探すとき、その企業がブラックでないか非常に気になるところです。特にIT企業は、一部企業がメディアにも取り上げられていることもあり、「もしかしたらブラック企業なのでは・・・」といったネガティブイメージを持っている人もいるかもしれません。

 

そもそも「ブラック企業」という言葉の定義は明確には存在しないものですが、一般的には、度を越えた長時間労働、過酷なノルマ、それに耐えられない者に対する肉体的・精神的なパワハラによる戦略的な自主退職への追い込みなどが行われている企業を指します。

 

ブラック企業かどうかは、企業規模や知名度などとはあまり関係がないと言われていますが、事前にブラック企業を見抜く方法はないのでしょうか。

今回は、転職活動時にブラック企業を見抜き、優良企業を選りすぐるポイントや注意点を紹介します。

有価証券報告書の見方 ~正式文書から読み解こう~

有価証券報告書とは、上場会社や有価証券を使って1億円以上の資金調達をする会社が、事業年度ごとに営業内容や経理状況をなどの重要事項を記載して提出する書類のことです。提出は国へ行い、事業年度の終了3か月以内と義務付けられています。基本的には投資家のための資料ですが、正式な文書でフォーマットも決まっているため、転職活動の際の情報収集としても非常に有益な情報と言えます。

 

有価証券報告書を使って、ブラック企業か否かを見極める簡単な方法は、「従業員の平均年収」「平均年齢」「平均勤続年数」などの数値をチェックすることです。それらの企業概況が記載されているのは、有価証券報告書の「第一部」の「第4 提出会社における状況」です。気になる「離職率」は、「平均勤続年数」からある程度推測することができます。

 

平均勤続年数が3年などと短い場合にはどんどんと人が辞めているということなので注意すべきポイントです。また、過去の有価証券報告書のデータの比較を行い、数値の推移を追って見ることも重要です。著しく数値が動いているときには、その背景に何があったのかを「第2 事業の概況」などの部分から読み解いてみましょう。

 

有価証券報告書は、ある程度の規模の会社が、法律で定められた形式で提出を義務付けられた正式文書です。信頼のおけるものなので見方をマスターすると転職活動にはとても役立つものです。

◆各企業の有価証券報告書を見ることができるサイト「EDINET」(無料)

 

また、有価証券報告書がない中小企業の場合には、下記のようなサイトから情報を得ることができます。
◆中小企業の場合に企業情報を得られるサイト「帝国データバンク」(有料)

外資系企業へ転職、という選択肢

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ブラック企業とは異なりますが、外資系企業は一般的な大手日本企業と異なり、成果がダイレクトに給与に反映される場合が多く、かなりの激務で、成果が挙げられなければ即リストラというイメージさえあるかもしれません。

 

確かに外資系企業に勤務すると、海外の本社とのやり取りのため、勤務が早朝や深夜など不規則になり、結果的に一日中働き詰めになることもあるでしょう。また外資系の場合、日本企業に比べて給与が高い場合がありますが、福利厚生や各種手当などの概念がなく、これらの金額込みでの給与提示であるからという理由もあります。

 

一見すると「ブラック企業」のように思えてしまう節もありますが、外資系ではそもそもの給与や待遇の概念が日本企業とは異なるため、その辺の理解はしておく必要があります。

 

やるべきことさえしっかりとこなせばワークライフバランスが比較的取りやすいのも外資系と言えるでしょう。また、外資系企業にとっても人材は何よりの会社の財産です。もちろん採用にも教育にもコストをかけているため即戦力としての活躍を期待していますが、成果を上げなければすぐにリストラというわけではありません。

自分の経験やスキルなどを考え、意欲的に成長を目指していくには外資系企業は良い環境と言えるかもしれません。

エージェント利用のすすめ

これまで見てきたように、ブラック企業を見抜くにはさまざまな方法があります。しかし、インターネットの情報のみを鵜呑みにするのは危険です。

 

ネット情報に加えて、“生の情報”を得られる転職エージェントを利用することをお勧めします。さまざまな情報が集まる転職エージェントでは、優良な転職情報やブラック企業の情報など、生の情報を得ることができます。

ブラック企業を見抜く目を養って、希望の転職を

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誰もがブラック企業へは勤めたくないものです。情報が氾濫している現代では、何が正しい情報なのかを見極める目がとても重要になってきます。転職活動においては、求人サイトの見るべきポイントや、有価証券報告書などの正式文書などの読み方などをしっかりと押さえ、時にはエージェントなどプロの力も借りながら正しい情報を掴むよう自分の目を十分に養っていきましょう。

自分の希望する条件や、成長が望める企業を見つけて、希望通りの転職を目指したいものです。

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