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外資系と国内企業、ここまで違う出世術!2014.05.28

外資系と日本企業では、文化の違いと同じ様に、昇進形態にも大きな差があります。日本企業会社では、エスカレーター的に出世できるような年功序列制が未だに色濃く継承されている会社も少なくない一方で、外資系企業では上記と真逆と考えるのがスムーズです。日本のようなスタイルでキャリアを積んでも、出世は全く見込めません。

白か黒かがクリアな外資系企業では、出世術も日本企業とは大きく異なることは言うまでもありません。そんなグローバルな環境で出世街道を行くためには、ある人物の存在が最も重要であり不可欠となります。

それらを踏まえ、外資系企業における出世術を紐解いていきましょう。

上司を抑えるべし

ずばり出世を握る鍵は、<上司>です。外資系企業が徹底的な成果主義であることはすでにご存知の通りかと思います。結果を残せなければ、明日には自分のデスクが消えている可能性さえある世界です。

ただ今回お伝えするのは、結果を残していても上司との向き合い方に問題があれば、出世の道は断たれてしまうということです。

なぜ上司の存在が大きいのか?存在意義(権限)が、絶対的に日本企業とは異なるからです。採用から解雇に至るまで、全ての権限を上司が持っていることが多いのです。あなたの会社人生を左右するのは人事部ではなく上司であることを強く認識しましょう。率先した意見交換はよいが、歯向かうだけの発言はNG。上司に評価されなければ、出世など皆無の世界です。そんな絶対的存在の上司と向き合い、出世に近づく為の術をご紹介します。

「とにかく自分をアピールすること」

上記に述べたように、上司は出世において絶対的な存在。

あなたが生み出した成果は、必ず全て上司に伝える必要があります。定期的に話し合いを設け、上司が重要視している点や仕事の好みを理解しましょう。積極的に自身の描くワークプランを伝え、時にはキャリアアップする為にどうすればよいか?など、聞くのも良いでしょう。

目標を理解してもらうことは、後に昇進を申し入れる際の手助けとなるからです。また、チーム内に留まらず、周囲から更なる信頼・責任を引き受けるにはどうするべきか?などを相談することもオススメします。仕事に積極的な姿勢は、アピールしておいて損はありません。

point1建設的で前向きな言動・思考を心掛けましょう。
point2 無駄にプライベートなことを話す・自分の優秀さをひけらかす、などの言動は慎むこと。

「提示された待遇には“不満”を主張すること」

前年度の実績・それに伴う昇給有無のミーティングの際には、提示された内容にそのまま応じないようにしましょう。意義申し立てをしなければ、「この待遇で満足している」と見なされ、階級はストップ・出世は遠のいてしまいます。

毎年提示される年収・待遇が自身のパフォーマンスに見合っていないことを説明し、内容に説得力があれば待遇が見合っていないと認められ、初めて出世への道が開けていく訳です。

point1 自分のポジションに求められている役割・期待を超えていることが前提。
point2 高いスキルはさることながら、信頼性・積極性といった面も重要な評価対象。

「良いメンター=助言者を見つけること」

「良いメンター=助言者を見つけること」

実は上司の他に、重要な人物がもう1人います。それがメンター(助言者)です。

自分よりも高い地位の人、つまり指導的立場にある人のことで、キャリアアップの為の有効なアドバイスを与えてくれる存在をメンターと呼びます。彼らはあなたのセールスポイントを引き出し、迷った際には良い方向に導き、背中を押してくれるアドバイザー的役割を果たしてくれます。

また信頼関係を深め、強固な関係を築けたならば、昇進を求める際に“推薦人”の役割も果たしてくれるでしょう。メンターはアドバイザーの役割に留まらず、あなたの出世に大きな力を添えてくれる、極めて重要な助っ人なのです。

【まとめ】

外資系企業と日本企業ではこんなにも出世術が違うのか、と思った方もいるでしょう。文化の違いは出世術の違い、とも言えるのです。常に忘れてはいけないのは、上昇志向の気概です。いつでも目の前の仕事をすぐに引き受けられるような体勢は整えておきましょう。スキルアップは出世への第一歩。

そして、周囲を説得させるだけの成果を生み出すこと。その準備が整えば、あとは上司に交渉するのみです。これまでの内容を参考にして、自分で自分をプレゼンするつもりで上司と向き合い、出世への道を切り開いて下さい。

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