グローバル転職NAVI
「キャリア採用」とは、今までの職歴や経験を重視してそれを活かせる職場での採用を行うもので、新卒採用とは大きく異なります。外資系企業へキャリア採用での転職を考える場合、人事担当者はどのようなポイントを重視するのか知っておきましょう。
キャリア採用を行う外資系企業は、ある職種での人員不足に対応するために募集しています。ということは、すぐに仕事ができることを期待されていて、これまでやってきたことと企業の望んでいることが一致することが重要です。
日本の企業でもキャリア採用なら、学歴がどうこうよりも、どんな企業で何を担当してきたのかが重要ポイントです。だからこそ、応募する場合には、職務履歴書で社名や部署名、肩書きだけでなく、具体的に自分がどんな業務をこなしてきたのかを詳しく書くことが書類審査を通過するポイントです。
面接では、企業が何を求めてキャリア採用を行うのかを意識してアピールしましょう。いろいろな職種を経験している場合、あるいは、いくつかの企業を転職をしている場合は、その中のどれを企業が求めているかを意識しないと、アピールするポイントを間違えてしまいます。
また、外資だからといって、語学力を強調した方がいいのではないかと思うかもしれませんが、その語学力を活かしてどのような仕事を担当してきたかがキャリア採用では大事なのです。
外資系の企業でのキャリア採用では、多様性(ダイバーシティ)への対応が重要視されます。外資の場合、職場ではいろいろな国籍の社員が働いていて、文化や宗教が異なるために価値観が違ってきます。そういう多様性を受け入れることができる素地があることもキャリア採用のポイントです。すぐに職場に馴染んでもらうためには、言葉の壁だけでなく、価値観の違いという壁も乗り越えられるだけのコミュニケーション能力が必要とされます。
また、日本人は何事も丸く収めることを重視しがちな面がありますが、意見の違いをしっかりと主張しつつ、決まったことには従うということが本当の意味での多様性への対応と言えるでしょう。