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中国での就職と生活・理想と現実2013.10.10

現地で働くということは、現地で生きるということ

現地で働くということは、現地で生きるということ

中国は日本のお隣にあり、中国人と日本人は見た目も似ていることから近い国という印象があります。経済が高度発展中ということもあり、中国での就職を目指す日本人が増加中の今、中国が大好きで長年残って働く人もいれば、数年で帰国してしまう日本人も多いのが現状です。

実際中国で就職した方にとって、イメージしていたのと違った点にはどういう事があるのでしょうか?中国での就職を考えている方、現地での仕事や生活はどうなるのか、一度シミュレーションしてみませんか?

中国の生活環境はどのようなものでしょう。ここでは、日本人が多く働く大都市(北京・上海・大連など)を前提としてお話したいと思います。

日本人が多く生活し、さまざまな日系企業が参入している大都市なので、それ程「モノ」で困ることはないでしょう。日系デパートや外国人向けのスーパーがあり、日本の輸入品も比較的簡単に手に入ります。しかし、価格は輸入価格。よっぽど困った時以外は、一時帰国の際に日本でまとめ買い・・となるのが現実的です。

家はピンキリです。綺麗な新しいところはそれなりの賃貸料がかかりますので、会社からマンションを提供してもらえる駐在員として就職しない限りは住むのは難しいかもしれません。

中国で日本食を食べ、日本と同じような綺麗なマンションに住んで・・となると、日本以上にお金がかかります。ある程度はローカル生活に馴染める柔軟性が必要でしょう。

2日以上洗濯物を出していると白いシャツが薄黒くなるといわれる中国の大気汚染問題。北京はかなり空気が乾燥しますので、アトピーや喘息などの持病のある方は考慮されたほうがいいでしょう。上海は湿度が高めなので、このような持病のある方でも比較的過ごしやすいようです。

街中に出ると、現地での生活や活気に触れることができ楽しいです。よく報道されているような「反日」の中国人に出遭うことは普段は少ないですが、日中の政治情勢によっては反日デモがあったり、日本人に対する風当たりがきつくなる事があるのは事実です。


現地で就職して生活する以上、安全情報に常にアンテナを張って、目立つ行動は慎むべきですね。

中国人と一緒に働いてみて

中国で就職した人はカルチャーギャップについて口を揃えて言います。文化の違う人と働くのですから当然のことですが、中国に就職してみてどんな事が印象的だったのでしょうか。

まず、日本人はチームワークを大切にしますが、中国人にはその文化はありません。
「これをやると相手に迷惑がかかるかも」と考えてしまうのは日本人特有なのでしょうね。引き継ぎもなくいつの間にか仕事を辞めていた・・ということもよくあります。

また、何かトラブルがあった時、日本人は自分に否がなくとも取り敢えず謝る慣習がありますが、中国人は謝る事があまりありません。自分の意思を通しているという点では少し見習いたいところ。しかし、現地スタッフと一緒に日本人客に接客をしていて問題が発生した時、その対応について困ることも多々あります。ちょっと頭を下げれば丸く収まるのに、それをやってくれないからです。

最後によく言われるのが「時間にルーズ」な点。これは、日本人がきっちりしているから気になるのかもしれませんね。中国は交通状況が余り良くないので、時間通りに現地に到着するのは難しいという暗黙の了解があるようです。

仲良くなれば、とても親切にしてくれ何かと気にかけてくれる人も多い中国人。住居のトラブルがあった時に大家さんとの交渉事を手伝ってくれるケースもよくあります。こちらに「適当に流す力」があれば中国での生活や就職も楽しくやっていけるかもしれません。

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