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レンタルスマホ「handy」が、日本の“おもてなし”をリード!

handy Japan
世界の一流ホテルが導入! スマホサービス“handy”を手がける
「handy Japan」
「handy Japan(ハンディ・ジャパン)」はベンチャー企業Tink Labs(ティンク・ラボ)とシャープ株式会社が合同出資し、設立されたグローバルなスタートアップ企業だ。ホテルの宿泊客が無料で利用できるスマートフォンレンタルサービス「handy(ハンディ)」を、2017年7月から日本で展開している。香港発となる「handy」は日本上陸から間もないが、既に日本全国1700施設に導入され23万台以上の契約を突破。大手のホテルチェーンやユニークなコンセプトの「変なホテル 東京銀座」、「hotel koe tokyo」などにも設置されている。

「handy」は無料・無制限で国内外の通話やインターネット接続が可能で、特に日本を訪れる外国人観光客の旅行中に手放せない存在となっている。インバウンド数が増加の一途をたどる中、サービス規模の拡大が期待される「handy Japan」を訪問し、Vice President/Partner Consultingの吉野真史さん、Area Manager/Partner Consultingの榊原優香さんに「handy Japan」のイノベーティブな働き方について語ってもらった。
プロフィール
吉野真史(よしのまさふみ)さん、Vice President/Partner Consulting
日本の大学を卒業後、約20年に渡り旅行業界に従事。その間、NY赴任や株式会社JTBでのシカゴ支店長、ロサンゼルスでの営業統括部長などを務めた。2017年「handy Japan」のVice Presidentに就任。

榊原優香(さかきばらゆか)さん、Area Manager/Partner Consulting
高校・大学時代をアメリカで過ごし、日本へ帰国後はオンライン宿泊予約サービスAgoda International Japan KKに4年半勤務。2018年1月から「handy Japan」に入社。
Startup:ホテル業界に起こったセンセーション

吉野:私は2017年のサービス開始前から「handy Japan」へ加わりました。その理由は第一に“ビジネスの拡張性”を感じたからです。グローバルな環境で長年に渡り旅行業界に携わってきましたが、「handy」はホテルシステムの中でも恐らく“電子カードキー”以来の革命的なものだと驚きました。「handy」は無料で使えるスマートフォンである以上に、旅行者にとってはコンシェルジュのような存在であり、ホテルにとってはゲストの満足度向上を促すツール・IoT(Internet of Things)だと捉えています。

ホテル側は各部屋に備え付けられている電話1つにしても、システムにかなりの金額を投資していますが、それでも投資金額に見合うほどの顧客満足度が得られないことも多いです。でも「handy」は1台あたりホテルに発生する月額の利用料金は税別980円ですし、初期にご契約いただいた施設は1年間を完全無料にすることで、日本でも一気に広まりました。

榊原:私は2018年1月に入社したばかりですが、「handy Japan」はスタートアップ企業らしく何も恐れずにチャレンジできる環境ですね。社内はバイリンガルのメンバーが9割、外国籍のメンバーも1割います。メンバーのバックグラウンドは旅行会社やOTA(Online Travel Agency)などのホスピタリティ―業界が多く、営業経験者やアンドロイド端末関連のエンジニア経験者もいます。BtoBベースの顧客ニーズがわかる方が多いですね。もともと私自身が旅行好きでしたし、他業界でのキャリアもありますが、改めて自分が大好きな業界に戻ってきました。

吉野:2017年は「handy」事業を日本国内で展開するにあたり、約半年をかけて日本全国のホテル施設様へ営業部隊が契約のために動き、おかげさまで23万台以上の契約を獲得できました。2018年に入ってからは、ご契約いただいたクライアント様のマネージメント業務を1番に優先させています。ホテルでのご利用状況をレビューし、生の声に耳を傾けながら「handy」の新たな機能開発などを提案して、利用率アップやサービス内容の充実を目指していきます。これが私と榊原が担当している“パートナー・コンサルティング”としての業務ですね。

Excitement:ビジネスで重要な「3つのS」とは?

吉野:短期間に多くの契約台数を達成できたのは「handy」が持つ利便性のニーズに加えて、若く優秀なPR部隊がスマートにスピード感を持ってマスメディアにニュースを差し込めたことも、大きな要因だと思います。スタートアップ事業には、そもそも正しい答えが用意されていません。提案が正しいのか間違っているのかは、そもそも私たちの議論の対象にはならないんです。新しいマーケットの開拓でもあるので、特に私のチームでは“3S”と呼んでいる「Simple, Speedy, Smart」をキーワードに頭を使いながら無駄な仕事を作らずシンプルにして、スピード勝負できるように進めています。

榊原:私たちのチームは常に各営業先へ出向いていることがほとんどなので、普段はビジネスチャットのアプリ「Slack(スラック)」を使ってコミュニケーションすることが多いです。その際も用件を英文で簡潔に伝え合い、お互いの反応も速いので物事が早く進みます。営業に出向いたその日に契約できたクライアント様がいらっしゃったのですが、それも社内確認がスピーディーだったことで実現できました。

会社にはある程度大枠で決められた業務がありますが、私たちは他社と比べると変化を起こせる機会に溢れています。どんな状況に陥っても楽しんでしまえる人や既存の型にはまらないアイディアを持っている方は、弊社で能力を発揮しやすいと思います。そういうメンバーがさらに増えれば、もっと世の中を変えていけるようなサービスを作り出せると信じています。

Career:個人力を伸ばす“組織の力”

榊原:私は入社2日後に既存メンバーが使っていたセールスキット(販売促進資料)の改善を提案しましたが、上司からは「任せるよ」と快諾していただけました。会社の重要資料なので、一般的には一文字変えるだけでも難しい会社がほとんどだと思います。そんな業務を入社したての私に任せてもらえた上に、私の提案に対してのフィードバックも他のメンバーからいただけました。それぞれの立場にこだわらず、フラットに良いと判断したものを取り入れてもらえているという実感がありますね。

吉野:社内には今のところ新卒者がいないので、様々なフィールドを経験してきたプロフェッショナル同士でお互いに切磋琢磨しながら、異種混合のイノベーションが起こりやすい状況です。日系企業では難しいかもしれませんが、私は次々に仕事を部下に託していくので、私の方が部下にリードしてもらっているくらいです。その人の特性やスキルは上司だとか部下だとかは、関係ないと思います。人は仕事を誰かに任されることによって成長し、日々の気づきも深くなると思います。それこそが多勢で働く“組織の力”だと私は考えています。もちろん上司としての責任はとりますが、積極的に自ら動ける人材は弊社でより一層キャリアップできると思います。私の経験では、あらゆる“チャレンジ”をポジティブな方向に持っていける方は、当初のスキルが足りなくても後に結果を出します。物事を大局的に見て、明るく楽しくできる方と一緒に働きたいですね。

Fun:オフィスでビールが飲み放題!?

吉野:私のチームでは、フランクな勉強会を月1でやっていこうとしています。定時の18時を過ぎるとビールが飲み放題になる日もあるので、その日は社内で楽しい騒ぎが起こります(笑)。私は国内外でビジネスをしてきたので、いわゆる型にはまった日本人ではありませんし、社員のメンバーはレジャー好きが多いこともあり、お酒を飲みながらざっくばらんに話しています。

榊原:社内の座席はフリーアドレス制をとっているので、普段からいろんな方とお話しする機会を作りやすいです。ハロウィンやクリスマスには社内パーティーで盛り上がりますし、社員旅行もあるので、業務外でもお互いに仲を深めていますね。

吉野:こんな風にチームワークを築き上げながら、「handy」を日本に根付かせていくための勝負はここからだと思っています!

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