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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

外資系で女性は活躍できる?できない?(2) 2015.08.04

 

外資での女性の活用はすごいです。(どや顔)と言い切った前回のコラムですが、コラム冒頭で読者の方からのコメントに関して書かせていただいたところ、またまた別の読者からコメントいただきました!(本当にうれしい!です!ありがとう!!)この方は技術畑で女性がほとんどいない環境で働いているらしく、男女で働き方に違いがここまで深刻なんだとは気が付いていなかったそうです。確かに手に職を持っている技術畑の女性は強いですよね。技術で勝負できるわけですから。手に職がない私たちからみたらとても羨ましい限りです。と、同時にきっと女性が少ない環境の中できっと別な苦労があるんだろうなぁ~と考えたりもしたりして・・・

 

  • そういえば、以前参加した役員になるためのお勉強会でも、同じような事を言った女性役員の方がいました。男女雇用均等法がまだなかったころ、少しでもチャンスを広げようとその人は公認会計士という資格をとったとか・・・(その様子は2014年11月11日掲載のシャイン・ウィークスー社外取締役(その2)をご覧ください)。女性は少しでも自分の活躍できる場を広げようと頑張っているんですよねぇ。

 

さて、そんな中、外資系で働く事を決めた横浜リサは本当に活躍できたのでしょうか?前回かなりどや顔で「活躍できる!」と言い切ってしまったが、そこまで言い切るにはそれなりに活躍できたんでしょうね?と読者の方々はお考えのことでしょう・・・今回はそんな読者に??お応えすべく、私目が男性と同じようなチャンスをもらい、同じように評価をしてもらえた結果、どんな仕事をさせてもらえたのかをシェアさせて頂ければと思います。

 

もう一回言っちゃいますが、私のキャリアを今振り返ってみて、女性だからといって差別されることはなかったと感じています。比較的常に公平に評価され、仕事の機会を与えてもらうことが出来たと感じています。では具体的にどんなことをやらせてもらえたかというとこんな感じです↓。

 

◇  マネジメント・トレーニングとして2年間ニューヨーク本社にて研修。業務部全体(男性も沢山いましたよ)で一人しか選ばれないところ、20代前半のほとんど業務経験のない私を選んでくれました。

 

◇  26歳にて課長職に就任。すでに他にも女性課長職はおり、特に女性だから特別という雰囲気でもなく、チームを任されました。課長ミーティングが週1で行われていたのですが、そのミーティングにも1課長として出席していました。

 

◇  日本でグローバル・カストディアン業務を立ち上げることになり、立ち上げ業務に参加したいと思った私は異動を希望したところ、異動実現。立ち上げにはアメリカから来た男性一人と日本人女性数名でチームを組んで行いました。

 

◇  お客さんに近い仕事がしたいと思い、既存顧客をサポートクライアント・サービス部隊に異動希望したところ、異動実現。生保や信託銀行を担当させてもらいました。更に新規顧客開拓をする営業へも異動が叶い、投資顧問会社などを担当させてもらいました。この時、チームに男性の部下もいました。

 

◇  大きなプロジェクトを任せてもらえる事も多々ありました。例えば、日本のシステムをとりやめ、グローバルのシステムを導入するといった抜本的改革のプロジェクト・リーダーを任され、2年越しで、年間2億円のコストダウンという大きなプロジェクトをやらせてもらいました。変化を拒む現場などとの衝突などもあり、苦労多いプロジェクトでしたが、と~ってもやりがいのある仕事でもありました。私のキャリアの中で多くを学ばせてもらったプロジェクトでもあります。

 

◇  課長職、次長職を経て、業務部長職を経験させていただきました。一つの部を任されるということは、その部の戦略をたてたり、遂行したりとかなりの責任です。会社全体の方向性を決める会議などにも出席し、方針を決定する場にも参加させてもらえ、責任の重大さを感じた次第です。

 

◇  アジア全体のプロジェクト・マネジメント・チームのヘッドをやらせていただきました。オーストラリア、香港、シンガポール、日本に60名近くの部下(男性、女性両方)を持ち、多種多様な人種の方と働くことを経験させてもらいました。日本だけにとどまらず、他国とも仕事ができる、これもまた外資系で働く醍醐味の一つだと実感しています。

 

◇  海外出張やオフサイトなどに参加させてもらい、世界中の優秀な人たちと一緒に仕事をするチャンスをいただきました。繰り返しになりますが、日本にも優秀な方はたくさんいますが、世界に出れば更にもっとたくさんの優秀な人材がゴロゴロ。そんな人たちと仕事ができるというのは、これもまた外資系で働く醍醐味ですよねぇ~。

 

いかがですか?女性だから活躍できないってことはない、と言い切った私の信憑性はかなり上がってきたのではないでしょうか?

 

私だけが特別?いえいえ、そんなことありません。男女みんな、公平に評価され、チャンスがもらえるのが外資系のすばらしいところなんですよ。しかも私は子持ち!働く母!そんな私でさえもチャンスをもらえるってことは、本当にすごいと思うんです。(外資系で働く母だからこそ管理職が務まった様子を「女性管理職伝説-家庭と仕事を両立させながら管理職はできない」で語ってますので、ご覧ください。)

 

もし、こういったチャンスに恵まれず転職を考えている方々、外資系への転職はあなたの求めているものかもしれませんね。もちろんチャンスは待っているだけでは来ないものです。自主努力も多々要します。私がどんな努力をしてきたのかは、「女性が幹部になるまで」で語ってますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

よ~し、外資系は女性にとってチャンスがたくさんありそう!

ならば転職するか!と即決した方!

ちょっとお待ちください!

 

評価されて活用されるということは、それと同時に責任とやらも持たされるってことです。つまり、女性は男性と同じように仕事ができる!ということは、求められるものも同じということです。一体どういうことかは、次週書かせていただきますので、外資系に転職を考えている方は必ず読んでくださいね。

 

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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