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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

給料をあげてもらいたいのなら - 後半2015.01.06

前回、「どうやって昇給をおねだりするか?」を私が定期的に参加しているネットワーキング・イベントで入手してきた手法をシェアさせていただきました。今回はその後篇です。

 

ポイント2:上司が与えてくれたチャンスに感謝をする事を忘れずに。例えば、こんなプロジェクトに参加させてくれたとか、例えば新しい仕事にチャレンジさせてもらえたなど、上司の采配に感謝することが大切。

 

Tさんの言ってくれた第2のポイントは私にとっては、「へ~、そんなんだ」と思ったポイントでした。昇給をおねだりしたいのに、感謝するってどういうこと?と疑問が浮かんだ私。でも少し考えてみたら、案外、自分はそんな会話を上司としていたかもっって思い出した。そしてこう解釈してみました。

 

上司からしてみれば感謝をしてもらうことで、「うん、こいつは俺の管理職としての腕を理解している、いいやつだ」と思ってくれるんでしょうね。自分を理解してくれている部下は目にかけてやろうと思ってくれるかも。

 

上司からしてみれば忘れていたけど、「そういえばこいつはこんなプロジェクトをやってくれてこんな貢献をしてくれたんだなぁ」って思い出してくれるいいチャンス。貢献度を思い出してくれれば、その分昇給してやらなくちゃなぁと内心思ったりしてくれる。

 

なるほどね、感謝するっていうのも案外いい手なのかもしれません。

 

ポイント3: 「昇給をください」とは言わず、自分を向上する方法を話し合う。

 

へぇ~、なるほどねぇ。ポンポン直球な会話をする外国人でさえ、昇給に関しては、直球ではいかないんですね。確かに向上する=>自分の価値が上がる=>昇給するにつながっていくのかもしれません。知っていたような気はするが、こうやって改めて言われると更に納得。おねだりをするのなら、「昇給をください」って言ってしまいそうになりますが、さすがにそれは直球すぎる。もっとやんわりアプローチするのがいいわけね、フムフム。

 

そういえば、これと似た手法をよく耳にします(これも外資系でしか通用しないのかもしれませんが)。それは、ステップ・アップ(役職を上げる)するために何をしたらいいのかを話し合う方法です。例えば自分は今アシスタント・ヴァイス・プレジデントだとしましょう。次の役職がヴァイス・プレジデントだったとしたら、上司に、自分がヴァイス・プレジデントになるには何をしたらよいか?という質問をして具体的に何をするのか話し合うということです。これもポイント3と同じような手法で、上司に自分を向上するためにどうしたらいいのかと話していることとなりますよね。しかもポイント3よりも更に次の役職が会話の中に入っているため、当然ながら昇格も視野に入っているし、当然昇給も視野に入っているという大前提を成立させてしまっています。っということはまんまとダブルパ~ンチでおねだりしている事になりますよねぇ。

 

Tさんの手法はここまでですが、ここで私から更に一つ追加させてくださいませ。

 

ポイント4: 上記のような話ができるように常に上司との良い関係を保つ

 

このポイントが難しいけど、でも案外一番大切なポイントかも??上司の機嫌をとるとか、ゴマをするとかいう意味ではないですよ。気楽にさりげなく、一年通していつでも自分のキャリアの話をできる雰囲気作りをしておきましょうって事です。まったく話したことがない部下からいきなり「お時間いただきたい」なんて言われたらびっくりしてしまい、ぎこちなさから行間を読むことさえ忘れてしまいそうです。せっかく意を決して話にいったのに、昇給のおねだりだったなんて、気がついてくれないかも・・・普段から上司とはいろんな会話をすることで、こういった話題もお互い気兼ねなくできるようになっていくのだと思います。だから常日頃からの努力を怠らない事はお勧めです。

 

どうですか?少しは昇給アピールできる感じになってきました?女性はえてして昇給のアピールをしないようです。昇給が欲しくないから?いえいえ、そんな事はないと思います。自分がちゃんと仕事をやっていれば、昇給してもらえるって思って黙って待ってしまうからなんだと思います。口には出さないけれど、みんな昇給が欲しいと思うんです。っていうか昇給したらうれしいでしょう?ならばアピールしてみましょうよぉ。アピールすることは決して悪くない!

勇気をだして、上のポイント抑えて、話をしてみませんか?今年こそは!

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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