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ななよづきのキャリア相談室

仕事に有効なSNSの利用法2017.03.14


SNSは個人間のコミュニケーションだけでなく、人材採用~人生のパートナー探しにいたるまでいろいろな使われ方をしています。その多様性にはずいぶんと驚かされる反面、「なるほど」と思うことも少なくありません。この「なるほど」というのは個人の掲載した文章はもちろん、ちょっとした画像やつぶやきなども含めてです。考えてみたら世の中にはすごい人がたくさんいて、そういった人達が書いているものやキュレーションしたようなものはとても参考になります今回は、いろいろな可能性を持つSNSを仕事に有効に活用する利用法について普段私が使っている方法をご紹介していきたいと思います。

ニッチサービス


もちろん私たちの職種や業種によっても仕事に有効なSNSの使い方はいろいろあるとは思います。少なくともSNSのニッチ性というのは大きなメリットだと思っています。ある商品の企画をする際に、既存の商品で通常とは少しだけ違った使い方やレシピを考えるときにどういう場面でそれを使っているのか、どういう使い方をしているのかを文字と画像の両方で調べています。つまりアイデアのシーズを探しているという意味です。また投稿された時間と比較することで、このくらいの時間にはこういうニーズがあるという情報も創造力を刺激してくれます。これを私はソーシャルニッチサービス(SNS)と名付けています。しかしニッチとはいえ、このように新たな発見の場となるわけですからもしかすると本当のニッチとは言えないのかもしれません。ただ1点突き抜けたものに触れるという意味ではやはりニッチなのです。もしSNSの有効活用法を一つだけ選べと言われたら私は「創造的ニッチサービス」であると私は答えます。そしてこのニッチサービスとしてのSNSは3つに分類できて、それぞれに応じた使い方をしています。

オープンなソース


SNSはオープンなソースだなと思っていまして、実際に特定の問題を解決するために複数のユーザーが力を合わせて問題解決するケースもあります。一例として、ある商品をどこで売っているのかという情報がないような場合です。メーカーとしては、卸問屋に商品の流通を委ねているので実際の小売店の紹介が十分できないことがあります。そういう場合に、ここで買いましたというような情報はすごく助かります。この流れをビジネスでは実際にどういう風に使うのか3つに分けてみたいと思います。

 

①   クリエイティブコンテンツとしての価値

SNSといってもいろいろありますが、主には画像や動画から多くのクリエイティブなイマジネーションを得ることができます。海外ではどういう商品が流行っているのかをリサーチすることもできます。また、それらの商品に使われているパッケージのデザインやカラートーンについて知ることができます。日本のユーザーであってもすごく感度の高い方が普段使っている商品やお店などから今後参考にするソースの抽出をすることも可能です。特にペルソナマーケティングを使う場合などには有効だと思います。その人が年間を通して通っているお店やレストラン、カフェを知るとおおよその好みのテイストがわかります。特にこれはクリエイティブな仕事をしている人にもおすすめの方法です。国内と海外を比較することでメリットはさらにアップするのでぜひもっと試してほしいです。

 

②   情報としての価値

SNSの情報としての価値は、先ほどの商品を実際に売っている店舗はどこなのかといった具体的に知りたい情報に直結した情報価値です。既存のweb情報だけではカバーできない領域というのはたくさんあります。SNSを介することで、より深くて具体的な情報にアプローチするのです。マスメディアで取り上げられた商品やサービスがどの程度拡散しているのか調べると反響の実際値を知ることもできます。また、ローカル情報については全国的に広がっていないものもたくさんあります。これもSNSを活用することで知ることができます。わかりやすい例だと23区ではまだ雪が降っていないけど、八王子の方は既ににパラパラしているというタイムリーな反応をいち早く知ることができ、天気予報よりも現地の様子をリアルタイムに知ることができます。自分よりもずっと前から気にしていた方が出している情報などは有効活用できます。

 

③   関係性構築としての価値

最近O2Oというワードがよく出てきますが、SNSもO2O的にすごく有効です。これはオンラインからオフラインへという流れのことを言います。オンラインのすでに掲載されている内容の中だけでわからないようなときに関係性を構築して、知りたい情報を個別に教えてもらうことがあります。また実際にお会いして助言してもらうことも少なくありません。そして、そこからまた新たなビジネスにつなげていけることもあります。ネット上だけのコミュニケーションだけでは完結しないのでより強固な関係性が構築できます。ビジネスパートナーの構築で私も頻繁に活用します。

 

私もSNS黎明期の頃は、個人情報というキーワードがリスクなのではと考えて遠い存在に思っていました。当然、個人によって好みはあるでしょうが、欧米の状況も聞くと、使わないよりは使った方が、チャンスが増えるというのは事実のようです。

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この記事の筆者

ななよづき

現在40代ど真ん中の1児のママワーカー。
外資系の企業を渡り歩き続け、ママ業本気、ビジネス超本気の人生を過ごす。企業人事の枠を超え現在は人事コンサルタントとして独立。常成長し続ける組織を作るために、中小企業から大手企業まで幅広く支援を行い、近年はダイバーシティー推進にも注力。『働く』に男性も女性もパパもママも関係ないを信条に日々活動。

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