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鈴木美加子のグローバル人材塾

英語におけるNGジェスチャー2017.08.22


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。今日は、人前に立った時のジェスチャーについてお話します。

日本人は喜怒哀楽を表さないように育つので、ジェスチャーは気恥ずかしくてオーバーだと感じることが多いと思います。一方、英語ネイティヴの人達は、スピーチに彩りを添えるためにジェスチャーを見事に使いこなします。

ジェスチャーにも文化の差があって、悪気はないのにマナー違反になっていることもあります。今日は、英語でのNGジェスチャーをいくつかご紹介します。

NGジェスチャー(1)
NOとかダメですと言いたい時に、胸の前で腕をクロスさせバツを作るのは日本式で、英語人には通用しません。バツという感覚がないので、どういう意味ですか?と必ず聞かれます。首を横に振ってNOを表しましょう。

NGジェスチャー(2)
親指と人差し指で丸を作り、そのほかの指を立てたままにする、いわゆるOKサイン、これもNGです。女性蔑視を表してしまう国が少なからずありますので、日本の外でしないようにしましょう。

NGジェスチャー(3)
含み笑いをずっと浮かべているのはNGです。スピーチをしている間中、なんとなくずっと微笑んでいる方をお見かけすることがあります。照れなのかもしれませんし、緊張からくるのかもしれませんが、英語人からすると、特に面白いことがあるわけでもないのに、どうしてずっと笑っているんだろうという不可思議な現象になります。自分がこれに当たるかどうかは、リハーサルをバスルームの鏡の前でしてみればわかります。

NGジェスチャー(4)
聴衆とアイコンタクトが無い。これも、英語コミュニケーションの基本で、アイコンタクトはあるのが常識になります。聴衆のサイズによって、一人一人と目を合わせるのか、端から端をざーっとゆっくり眺めるのかは変わりますが、聴衆と目を合わせることを実践して下さい。

ジェスチャーやサインにおける文化の差は、慣れが肝心です。次のプレゼンやスピーチから切り替えていきましょう。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

 

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