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鈴木美加子のグローバル人材塾

キャリアフェアの会場で気をつけること2017.07.18


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。7月21日(金)秋葉原 Square AKIBA UDXでDaijob.com社のキャリアフェアが開催されます。一度に多くの企業の求人情報を聞くことができる貴重なチャンスです。

 

以前に「転職にあたり気をつけるべきは」という記事を書きました。 自分に向いている企業かどうかを考えるために、気をつけるべき点をリストアップした記事でしたが、本日は会場で担当者とお話する時に気をつけるべき点をテーマにします。

  1. あがらない、もしくはあがっているように見せない
    正式な面接ではないので、後ろに他の候補者も控えていてなんとなく圧を感じるかもしれませんし、多くの人が行き交う中でもしかしたら必要以上に上がってしまう人も出るかもしれません。中途採用の方が妙にあがっているのは、自信なさげに見えるので「今日は情報収集に来させていただいた」と割り切り、あがらないでリラックスした状態で話ができるように努めてください。あがってしまうと実力が出せないで終わってしまうかもしれないので、注意してください。

  2. 挨拶をきちんとする
    私は今回は仕事が重なり登壇できませんが、前回セミナーを会場で行った時、控え室で企業の採用担当の方々と一緒になり、少しお話していたことがありました。たまたまその回の特徴だったのかもしれませんが、「きちんと挨拶ができない人が多い」という感想をシェアされていました。挨拶できる候補者と対応するのは気持ちが良いものです。逆に、社会人なのに挨拶ができないと大きくマイナスになります。ちょっとしたことですが気をつけたいです。

  3. 自己紹介は端的に行う
    話のきっかけに自己紹介を頼まれる可能性は高いので、短く自己紹介を行えるように練習してください。担当者は他にもたくさんの候補者に会うので、ダラダラ長い紹介しかできない候補者は記憶に残らないです。地頭を見られている大事なポイントでもあるので、短めに要領よく、自分のPRポイントを入れて紹介できるようにしておきましょう。

  4. 質問の内容を考える
    出展企業一覧を見て、非常に興味がある企業のHPは本来はきちんと読んでおいたほうが良いです。社員数や海外拠点など、HPを見れば明らかにわかることを質問しないようにしましょう。ただ、複数あって間に合わない場合、HPを事前にチェックしておけないこともあるでしょう。キャリアフェアの会場での質問は、本来HPを見ればわかることになってしまっても、大目に見てはもらえると思います。

  5. 時間配分をよく考える
    人気のブースが本命の場合、順番待ちをするのは良いと思いますが、「人気みたいだから自分も聞いとかないといけないかな」という発想は、時間がもったいないかもしれません。たくさんの企業が出展している貴重な機会なので、より多くの企業の話を聞けるよう、時間配分を考えましょう。会場に入ってブースの場所を確認する際に、どの順番で回るかざっと決められるといいです。

 

キャリアフェアには、海外からの出展企業もあり、今はまだ日本ではあまり知られていなくても将来有望株になるかもしれない企業と出会えるチャンスもあります。たくさんの企業の担当者と効率よくお話できるよう、事前準備をして有意義な場にしましょう。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

 

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