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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

GE政権交代に思い出すJack Welchの6ルール2017.06.20


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。GEのCEO交代が発表されました。1986年にダウ工業平均株価の構成メンバーになってから、現在まで残る唯一の企業について本日はお話します。
 

先週、私の最初の職場であるGEの本社CEOが交代になるというニュースが、大きく取り上げられました。ABCやCNNは、「今、速報が入りました。あのGEのCEOがジェフェリー・インメルトから、ジョン・フラナリーに交代するそうです」と番組を中断してまで伝えていて、一企業のCEO交代がこれほどのインパクトを持つアメリカ企業は、他にあまりないかもしれないと思いました。
 

私がGEの人事アシスタントだった時にCEOだったジャック・ウエルチが20年、引き継いだジェフェリー・インメルトが16年間、アメリカ企業としてはトップが随分変わらない、長期的な視野で企業運営できる珍しい企業です。

そんな折、日本GEで広報・人事担当の副社長だった方が出された最新刊が、ジャック・ウエルチの6ルールのひとつで締めくくられているのを見つけました。(この本については別の機会に取り上げますね。)実は、私も自分のセミナーで、ジャック・ウエルチの6ルールの他のひとつを引用して使っているのです。勿論、二人とも出所がウエルチ氏であることは明記していますが、25年の時を経て当時の社員に影響を及ぼしているカリスマ経営者を改めてすごいと思いました。

 
GEは30万人企業ですが、トップがこう言う方針で行くと決めたらそれを各国へきちんと下ろせる会社です。当時アシスタントだった私も、必死で6ルールを記憶したものでした。若かった当時は、理解したようなそうでもないようなでしたが(笑)、25年経って社会経験を積み、本当にその通りだと思います。当時、雲の上の存在だったSさんもジャック・ウエルチの言葉を名言だと思ってらっしゃることが嬉しかったです。


6ルールを思い出せるかどうか、検索しないで試してみました。思い出せました! まぁ、あれだけ書いたり、口ずさんだり若い時にしたのですから、体に染み付いたのかもしれません。ここでご紹介します。

 

1. Control your own destiny, or someone else will

Sさんがエンディングで使われていたのは、このフレーズです。

運命の舵取りは自分がすべき、すべてはあなた次第、誰かに任せっきりにすると自分の意図とは違う人生になるかもしれませんよという意味です。
 

2.Be candid with everyone.

私がセミナーの「アサーティブネス」のところで、使っているフレーズです。「誰に対しても率直でありなさい」という意味です。日本人が率直にものを言うのは一般的には難しいですが、私の最初の上司(当時1児のママ、のちに2児のママ)はこれができた人で、アメリカ本社から赴任してきた若いエリートアメリカ人にも苦言をさし、それでも”She is candid, but fair.” と言われたと紹介しています。
 

3. Don’t compete unless you have a competitive advantage.

LUMINAを使ってキャリア・カウンセリングをさせていただくようになり、この言葉も本当にその通りと思うようになりました。人は強みで勝負すべきで、自分が人より秀でてはいないとはっきりわかっている土俵で戦うべきではないです。
 

4. Face reality as it is, not as it were or as you wish it were.

今、目の前にある現実を直視しなさい。「もし」の話をしても意味がないですという意味です。物事がうまくいかなかったりすると、つい「もし、自分が10歳若くて転職が簡単だったらなぁ」と思ったりしますが、思ったところで10年若返れるわけではなく、全くの時間の浪費、逃避行してるだけですよということです。それより、今の自分に何ができるかを考えなさいとはおっしゃる通りです。
 

5. Don’t manage; lead.

これも当時、社内でよく言われていました。日々の仕事をちんまり管理するマネジャーは要らない、ビジョンとパッションを持って、部下をひっぱれるリーダーになりなさいが、ジャック・ウエルチの意向でした。彼自身も強烈なカリスマ経営者だったからのフレーズかもしれません。
 

6. Change before you have to.

時代や環境が変わって無理強いされて変化するのではなく、アンテナを高く張り巡らして世界の潮の流れが読み、どんどん自ら変化していきなさいという意味です。変革の時代に金言だと思います。日本企業も終身雇用を守れなくなっていますし、M&Aでいつ上司が外国人になるかもわからない世の中、サバイバルのためには自分が変わらないといけないですね。

どうでしょう、今の皆さんにピンと来るものはありましたか?

この記事を読んでくださっているあなたが、転職したいと思っていたり、グローバル人材になりたいと思っているのであれば、最後にこのフレーズを贈ります。

Control your own destiny, or someone else will.

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この記事の筆者

鈴木美加子
株式会社AT Globe グローバル人材プロデューサー

株式会社AT Globe グローバル人材プロデューサー 鈴木美加子

大学3年の時、自分だけが英語を話せないパーティーに海外で出席したのをきっかけに、帰国後英語を猛勉強。英検1級を取って、日本GE人事部に入社。モルガンスタンレー証券会社など外資系人事部を転職しながら、異文化コミュニケーション・スキルを磨き、日本DHLの人事本部長を務める。20年以上にわたる外資系人事部での経験、オーストラリア居住体験を基に、グローバルプレーヤーを目指す人材の、スキル・アップを支援する株式会社AT Globeの代表として活躍。新卒採用を含め1万人以上を面接しており、キャリア棚卸し、転職アドバイスなど、個の力を高めることに力を注いでいる。お茶の水女子大学卒業。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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