
| 女性とキャリア Woman & Work 特別取材 HP Women’s Summit Tokyo 2007 |
| Vol.8-1 特別取材 [ 前半 後半 ] |
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取材レポート 前半 「Women’s Summit Tokyo 2007 ~Managing Your Career~」
企業の垣根を越えて、女性の生活と仕事を考える |
![]() 2007年8月6日(月)10:00~17:30 ホテルラフォーレ東京 B1 「御殿山ホール」。写真は基調講演。 8月6日(月)に日本ヒューレット・パッカード社(以下、日本HP)主催で、働く女性のためのサミット 『Women’s Summit Tokyo 2007』(以下、Women’s Summit)が開かれた。同社及び同社の呼びかけに応じた外資・日系企業約20社に勤める女性およそ300人が集い、女性の仕事経験やワークライフ・バランス、キャリアについて聴き、ヒントを得、語り合った。女性の生活と仕事の両立やキャリアを巡って複数の企業が横断的に集うこのような試みは大変珍しいことである。なるべく多くの情報をお伝えしたいので、本レポートでは、前半に Women’s Summit で実際に行われたプログラムを全般的に紹介し、次回の後半で、基調講演とパネル・ディスカッションについてのレポートを掲載することにした。 「このサミットの目的の一つは、企業の枠を越え多くの企業の取り組みやアイデアを共有して、女性の活躍を後押しすること」と、冒頭の挨拶があった。本レポートを通して、キャリアと生活の成功を共に求める女性の試行錯誤は、外資・日系などの勤務先企業の種類にかかわらず、多くの女性に共通している悩みだと知ってもらいたい。そして、国や企業が女性の仕事と生活を後押しする姿勢を持ち始め、また、女性自身も自らネットワークを作る活動を始めていることを感じ、励みにして欲しいと思う。 |
| 参加型サミットで、異なる企業の女性と知り合う |
| 全取材を通じて編集部が最も興味深かったのは、今回のWomen’s Summitが参加型の形式を採っていたことである。有識者によるセミナー講演を聴くという受動的なものではなく、参加者がワークショップを通してディスカッションを行い、相互に意見を披露しあうという能動的な参加形式のプログラムが組まれていた。中でも注目したのが、ワークショップのグループ編成において、メンバーが各企業からの参加者の混成となるような仕組みを作っていたことである。 いくら女性同士とは言え、社外の、それも他の会社や全く異業種の女性たちと知り合える機会は多くない。このような機会でもなければ、会社の垣根を越えて女性同士がキャリアや生活との両立など、女性企業人特有の悩みについて語り合うことは、そうそう無いであろう。その意味では、参加した女性にとっては、大変有意義なサミットであったと思う。 以下、プログラムに沿って、簡単な紹介をしていく。 |
| 基調講演 ~多様な人材の活用こそがグローバル企業を強くする~ |
| 主催の日本HP 取締役副社長執行役員 岡氏よりオープニングの挨拶の後、米HPの人事・人材開発部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるマルセラ ペレス デ アロンゾ(Marcela Perez de Alonso)氏による基調講演が行われた。 マルセラ氏はまず、「HPは、ダイバーシティ(diversity = 多様性)を強化していきたいと考えており、これには女性の登用も含まれる。HPのようなグローバル企業にとっては、世界中の顧客に対応するために多様性を受け入れることがビジネスの成功の鍵を握る」と訴え、ダイバーシティを基にしたHPの人材開発と教育制度についての取り組みに関して述べた。この中で、グローバルにビジネスを展開するHPでは、社内での国を超えた異動が盛んであり、『People Promise』プログラムというキャリア開発をサポートするフレームワークや、何が必要でどういうステップがあるかが分かる仕組み、また『HPファースト』という、Web上で社員が個々人の履歴書を登録し、それを活かして上司が積極的に社員を登用する仕組みを導入していることが紹介された。 その後、マルセラ氏ご自身の歩み、企業人として、また家庭人としてどのようにキャリアを構築してきたかを語り、重要なのは「学び続ける情熱」、そして「与えられたチャンスを最大限活かし、リスクを取る勇気を持つこと」と、ご自分のポリシーを披露され、成功は不可能ではないと、会場の女性達を力強く激励した。 ※マルセラ氏の講演の詳細は、後半でレポートする予定です。お楽しみに。 |
| パネル・ディスカッション ~テーマ:個のリーダーシップで自分らしいキャリアを築く~ |
![]() 佐渡 アン氏の司会でディスカッションを行う4人の女性リーダー。
この詳細は次回に譲るとして、全体の印象をレポートしておこう。 パネリストの女性たちは、多くが結婚や出産・子育てなどを経て、現在の地位に就かれた。職場環境も、外資、日系、政府と様々であるが、女性ならではのご苦労も経験され、それを乗り越えてキャリアを築かれている。身近で具体的な経験談に参加者はうなずきながら聞き入っていた。キャリアを考えるにあたっては、会社の制度面に関する知識と、身近な人の実際的な経験からくる知恵を学ぶことの両方が必要であると感じた。 |
| ネットワーキングランチ ~食事をしながら、リラックスムードで交流を図る~ |
![]() ネットワーキングランチで、テーブル毎に親交を深める。 |
| ネットワークグループと推進活動の紹介 ~各企業や団体の活動・取り組みを知る~ |
| 昼食後、テーブルはそのままに、女性のための4つのネットワークグループの活動紹介が行われた。女性技術者のネットワーク構築に取り組むJWEFと3企業の取り組みが報告され、模索段階ではあるが、社会・企業ともに着実に女性活用に取り組んでいることを印象付けた。 ただ、このような活動は、企業側に行う余裕が無いと推進できないことも否めない。読者の中には、「私の会社は、女性をサポートする余裕もないし、その気も無い。」と思う方もいるかもしれないが、個々の企業の実際の取り組みを知ることは重要である。キャリアを長期的な視点で捉えた時に、現状がどうあれ、それに捕らわれない視点、他者を知る余裕が必要と思うが、いかがだろうか? |
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| ワークショップ “Managing My Career” ~テーマ:Career Development, Empowerment, Life Balance, Network~ |
![]() ワークショップでフォークを片手に議論。 さて、いよいよ、メイン・イベントのワークショップである。参加者が事前に選択した4テーマに沿って、ランチ・テーブルに分けられた28グループがディスカッションをしていく、参加型のイベントである。 4つのテーマとは、
![]() 様々な意見交換の後のグループ発表。 ランチ・テーブルにボードや筆記用具が用意されている。各グループは、進行役、タイムキーパー、メモ役、発表役の4役を選出し、テーマを絞り込んだ後で、自由に意見交換を行う。問題意識を共有し合い、ヒントを出し合う。理想像や現実とのギャップを吐露しあう。最後に意見をまとめて、グループ発表を行うという趣向であった。
また、Women’s Summitならではの気遣いということで、ケーキやコーヒー・お茶のビュッフェも用意され、スイーツをほお張りながらの賑やかなワークショップとなった。 編集部では、参加者に4つのテーマを選んだ理由を聞いてみた。 “Career Development ”を選んだ参加者は、「1社勤務で1職種の経験しかないため、他の会社や他の職種のキャリアに関して知りたい」という理由が最も多かった。“Empowerment ” を選んだグループでは、「上司として如何に部下のやる気を促すか、そのヒントを探りたい」という人の他、「自分が部下の立場として権限委譲をして欲しいから」という人もいた。 読者の皆さんならば、どのテーマを選ぶであろうか? 次回後半で、基調講演とパネル・ディスカッションについてのレポートを掲載する予定です。お楽しみに。 [参加企業/団体] |
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