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Woman & Work

女性とキャリア Woman & Workインタビュー
Vol.2 鈴木さん [ 1 2 ]
aaa アドバイス・至言 
『人より優れていない点で競争するな』
すずき ―ダイジョブ「このインタビューをご覧になる読者にとっての関心事になると思うのですが、人事のプロフェッショナルとして、採用側から見たキャリア、転職に関してのアドバイスなどのお話を伺えたら、と思います。

例えば、キャリア・チェンジについては、いかがですか?鈴木さんご自身の、人事からマーケティングへ行かれ、また人事に戻られたケースなどのご経験から、アドバイスがありますか?」
GEの会長だったジャック・ウェルチの『マネージャーのための6つの法則(The Six Rules for Managers)』の1つに次の言葉があるんです。
“If you don't have a competitive advantage, don't compete.”
自分の優位な点で勝負をしろ、という教えですが、私もそれに従い自分の競争優位な分野に戻りました。
先ほど言いましたように、ファッション業界のマーケティング部でキャリアを積むには、人並みはずれた「体力」と「独創性」が必要です。これは、私の持つ強みではありませんでしたので、マーケティング分野でのキャリアを伸ばすことはあきらめ、その後、人事に戻りました。
ほんの少し挫折感もありましたが、この経験をしたことは、全く後悔していません。「必要とされる資質は、業界によって全く違う」 ―私が実感したこの事は、今の人事の仕事において大変役に立っています。

ジャック・ウェルチの『マネージャーのための6つの法則(The Six Rules for Managers)』
・Control your destiny or someone else will.

・Face reality as it is, not as it was or as you wish it were.

・Be candid with everyone.
・Don't manage, lead.

・Change before you have to.
・If you don't have a competitive advantage, don't compete.

出典:” Control Your Destiny or Someone Else Will : Lessons in Mastering Change - The Principles Jack Welch Is Using to Revolutionize Ge” by Noel M. Tichy and Stratford Sherman,

―ダイジョブ「多くの業界経験がある履歴書はいかがですか? 」
40代など中堅以上の方の場合は、一つの業界に縛られず多くの経験を有していることは、プラスと考えます。理由は、一社があまりに長すぎると、他社の異なる企業文化を受け入れる柔軟性を失う方が多いからです。しかし、経験の浅い若い方の場合は、同じ業界での経験が長い方を買いますね。
キャリア構築
最初の会社が方向を決定する
―ダイジョブ「これから社会人になる方や若い方へのアドバイスは? 」
私は、一番最初に勤めた会社がその後のキャリアに重大な影響を及ぼすと思います。私の場合を見ても、GEジャパンとの出会いがその後の道を作っています。
また、最初から外資系に勤務することはあまりお勧めできませんね。歴史がある外資は別ですが、通常、外資は参入してきて間もなく余裕がありませんので、新人教育などはできません。3年ぐらいは日本企業で色々な事を「仕込んで」もらってから外資へ転職するのが良いと思います。
女性のキャリア・プラン
仕事を続ける“コツ”は、職種選択
―ダイジョブ「女性の場合、結婚、出産など、男性よりキャリアを追求するための分岐点が多くありますが、女性のキャリア構築での注意点は何でしょう?」
もし、仕事を長く続けたいのであれば、早い段階での職種の選択が重要になります。周りの友人などを見てもそうですが、経理、人事など、内勤専門職の方は、元の職場かどうかにかかわらず、復職のチャンスは多くあります。家庭も大事にするとなると、「時間のコントロール」がテーマになりますが、これらの内勤型の職種は、比較的自分でコントロールできますし、在宅勤務も可能ですから。

営業職の復職は難しいかもしれませんね。顧客との対面接客が必要とされるなど、自分で時間のコントロールが難しいことが多いですから。実際、営業職の女性で復職される方は少ないです。
マーケティングは、イベントや販売促進などデッド・ラインのある仕事は厳しいかもしれません。ただ、リサーチ関連などでしたら、長く続けられると思います。
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外資の事情
外資系では、「結婚」「出世」に女性のハンディはなし
「結婚」は、外資では全く問題になりません。典型的な日本企業のように、「結婚」=「退社」などとは考えないです。ただし、「出産」は、やはりハードルになりますね。
「出世」に関しては、男女の違いは全く無関係です。今の会社でも、アメリカ本社の営業部門トップも技術部門トップも女性です。
英語力
まだまだ、プレミア価値あり
―ダイジョブ「最近は留学する方も増え、バイリンガルの希少性は薄まってきましたが、マーケットでは、バイリンガルはまだまだ価値が高いのでしょうか?」
30代で仕事経験が豊富なバイリンガルの方はまだまだ圧倒的に少ないので、プレミアムとして通用します。TOEICで800点以上あれば、付加価値になり得ます。先ほどの女性の復職にしても、特に事務や専門職でバイリンガルであれば、復職しやすいと思います。
―ダイジョブ「帰国子女の若い女性や、27、28歳で語学留学した方はいかがですか?」
英語ができることが全てではありません。最初に専門性が重要であり、英語力はあくまでプレミアム、プラスαだと思ってください。自分のコア(専門性)があるならそれを磨き、無いなら見出して作るようにしてください。
先ほどご紹介したように、「人より優れていない点で競争しない」とは、裏を返せば、「人より優れた点を持ち、それで競争せよ」ということですから。

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