自己分析とは

「自己分析をしないと就職活動で困るの ? 」
「いまいち何から始めていったらいいのかわからない・・・。」
と、目的が分からないまま自己分析をはじめていませんか ? 自己分析とは、簡単に言えば 「どんな仕事がしたいのか」「自分はどんな仕事に向いているのか」ということを自分自身が理解することです。自己分析は自分の進路を決定する上で一番重要な作業であり、またその決定した進路に進むための第一歩となります。

1. 自己を分析するって?

エントリーシートにしても面接においても、自分のことを説明する上で自己分析をしっかりしておかないと伝えたいことが抽象的なものになってしまいます。あなたが「どういう人か」 「なぜそう思うのか」 自分が分かっていても相手に伝わらなければ意味がありませんよね。

例えば、友達と会話していて「野球が好き」と言った場合、二人にはある程度の共通の感覚があり相手がどういう人物かも分かっています。「野球が好きな理由」 について細かく説明しなくとも「高校時代は野球部に所属していたし、チームで何かに取り組むことが好きな性格だから野球が好きなのだろう。」と抽象的な意思の疎通が成り立ちます。

しかし、それが履歴書や初めて会う面接官との限られた時間の中の会話だと、「なぜ野球が好きなのか」 「野球のどのようなことが好きなのか」と説明しなければ、相手には「なぜだろう」と疑問がわいてきます。そこで、「チームのマネージメントの難しさを乗り越えた時」 「コミュニケーションの重要さを感じ、うまくチームをまとめられる面白さを発見した時」など具体例や理由を説明すると、自分と相手の中で初めて同じものを理解できるのです。

つまり、自己を分析するというのは、今の自分がどのような経験、事柄、考えなどをもとにして生活しているかを明らかにして、あなた自身がどういう人かを客観的に説明するため の準備といえます。

また、自己PR、入社したい理由、入社してからの希望、将来の目標 を明確にすることができ、そして具体的に説明できるようにするための重要にツールにもなります。

2. 自己分析を実行する

さて、一言で自己分析するといっても方法はいろいろあります。

  • 自分自身を客観的にみてみる
  • 他人からみた自分について聞いてみる
  • 自己分析のツールを使う

方法 I.「自分自身を客観的にみてみる」

自己分析ってなんだか難しそう、と抵抗がある人にもオススメです。
自己分析の第一歩として簡単な方法を紹介します。

例 )まず、自分の全身を鏡で見てみましょう。自分の姿を客観的にみてみると、

  • • 日焼けをしている
  • • 今流行している靴を履いている
  • • 睡眠不足で疲れている

などというように、気づいたことをいくつかあげてみましょう。
そして、なぜ日焼けしているのかなどその理由も考えてみましょう。

  • • 日焼けをしている
      ⇒ 毎週土日のフットサルサークルに通っているから
  • • 今流行している靴を履いている
      ⇒ ファッションに興味があり、雑誌などで常にチェックしているから
  • • 睡眠不足で疲れている
      ⇒ 現在大学の課題に取り組んでいて、あまり寝ていないから

鏡を見てまず気づいたこと、これこそが初対面の人に与える自分の第一印象です。
自分自身の印象を客観的に理解して、その理由を説明できるようにしておきましょう。
次に、これをもう一段階掘り下げると、

  • • 日焼けをしている
      ⇒ 毎週土日のフットサルサークルに通っているから
       ⇒リーダーとして責任を持ち、積極的にミーティング、練習や試合に参加している
       ⇒責任感が強く、まとめ役になることも多い
  • • 今流行している靴を履いている
      ⇒ ファッションに興味があり、雑誌などで常にチェックしているから
       ⇒靴に関してはかなりこだわりがあり、生産量がわずかな靴でも歩き回って探す
       ⇒興味のあることに関してとことんこだわるタイプ。好奇心が強く、新しいことに関しても情報収集はかかさない
  • • 睡眠不足で疲れている
      ⇒ 現在大学の課題に取り組んでいて、あまり寝ていないから
       ⇒準備期間が十分あったもののバイトやサークルで忙しく、期限直前になって勉強をはじめている
       ⇒計画をあまり立てずその場その場で物事をこなしている。時間の管理ができていない

というように、もう一歩深く掘り下げてみると今の自分の姿がどういう行動の結果としてあるのかが見えてきます。

「性格・経験」 = 「今の自分(姿・行動)」

簡単な方法ですが、これも自己分析の方法の一つです。目に見えるもの(自分の外観や印象)をもとにして自分の内面(考え方や行動パターンなど)を照らし合わせることで、自分がどういう人なのかを表現できるようにしていきましょう。

方法 Ⅱ「他人からみた自分について聞いてみる」

身近な人に自分がどのように思われているのか聞いてみる。他人から見た自分を知りましょう。意外な自分が発見できるかもしれません。

家族や友達など、自分のことをよく知っている人の意見は、自己分析サイトよりも正確で、かつ分かり易い診断が得られます。なぜなら自己サイト分析は経験などを考慮せずに分析するケースが多いからです。

そして特に家族は正直に答えてくれるので、本当の自分をより知ることができます。

こんなふうに聞いてみよう !
  • 私の長所、短所
  • 私は ( 過去に ) どういう場面において生き生きと活躍しているか ( していたか )
  • 私は ( 過去に ) どういう場面において悩み、挫折をしているか ( していたか )
  • 私の得意、不得意なところ、など 

家族内で働いている人がいる場合、社会人経験者として、自分にはどういう仕事が向いているのかをアドバイスしてもらうのも一つの方法です。今まで真剣に家族と話し合ったことがない人も、恥ずかしがらず、じっくりと相談してみましょう。

また、友達に聞く場合は長所と短所を教えてもらうと役に立ちます。家族の視点からは見えない自分の客観的姿が見えてくると思います。

ある人事担当の方の意見

友人、家族による Aya さんの分析結果

長 所
授業中はよく発表する・自分の意見が言える・仕事上でも自分の意見が言える・行事では全体をよくまとめた経験がある・人をまとめるのが上手い・グループ ワークに適している・勉強はスケジュール通りにいつも進める・計画性がある・スケジュール管理が重要な仕事に適している・今までなかった新しい行事をクラスに取り入れた・アイディアに富んでいる・企画、開発の仕事に適している

短 所
自分の意見を押し通すことがある・自我が強い・会社選びにはその社風を重視する必要がある・ 学校の校則に従わない・規則に拘束されることが嫌い・比較的自由な環境で仕事に適している・ 飽き易い・同じことを長く継続できない・単調な事務作業には向いていない

両親や友人に聞いてみると、意外に知らない自分がいてびっくり。特に、父親は社会人として、色々なアドバイスをくれたそうです。

これまで気づいていなかった自分を新たに発見。自己分析の結果と自己適性は職業選びに大きく影響します。今回の自己分析の結果から、どんな仕事が自分にあっているのか少しずつ見えてきました。

方法 Ⅲ「自己分析のツールを使う」

自己分析を効率よく、いろいろな見方をする手助けをしてくれるのが Ⅲ「自己分析のツールを使う」です。
その主なツールとしては、「本」「インターネットサイト」です。

「書籍」
自己分析の本は本屋やオンラインブックストアに行くと見つかるのでその中からうまく自分に合うものを探し出して使いましょう。本は「①自分で考える」の見方の幅を広げるのに有効です。

「インターネットサイト」
手軽に短時間でできるので比較的多くの学生が利用するインターネットサイト。色々な形式があるので、いくつかのサイトで試してみましょう。
自分の長所・短所を知る以外にも、自分が仕事に求めることや、求めないこと、自分に合う、合わない職業が分かります。ただし、診断結果はあくまで参考程度にしておきましょう。

3. 自己分析を生かすために

まずは、今まで読んだことを実際に自分で実行する前にノートなど書き取れるものを用意しましょう。ただ読んで頭の中で理解するのと、実際に書き取って記録していくのとでは大きな違いがあります。それに、前にも言ったようにこれから自己 PR 、志望理由、将来の目標など自己分析を活用できる機会が多くでてきます。その時に一回一回、やり直していては時間がかかる上に毎回同じ結果が出てくるとは限りません。

しっかりと書き取り記録していくことで自己分析が生かされていくのです。

次回の会社研究のステップでは、自己分析の結果を参考にどういった仕事に適しているのかを具体的にしていきましょう。

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