インターンシップとは
インターンシップを通して、情報収集だけでは得られないものを体験しましょう ! インターンシップとは、学生が企業で行う実習的な就業体験のことです。
最近では学生のインターンシップを受け入れる企業が増え、インターンシップに特化した情報サイトや、インターンシップフォーラムまであります。
しかし、インターンシップといっても種類は様々。短期型、長期型、また大学と提携した単位認定型などがあります。
まずはインターンシップの種類を知り、自分のニーズに合ったものを見つけましょう。
1. インターンシップの種類
短期型インターンシップ
主に大手企業で行うことが多く、時期は大学の春休み、夏休みなどに集中します。
■
業務体験型
3 日~ 2 週間程度。社員と一緒に机を並べ通常業務を行います。
短期間ですので、仕事内容はそれほど複雑な作業ではないようですが周りの社員の働きぶりや会社の雰囲気を知ることができます。
■
仕事疑似体験型
3 日~ 2 週間程度。業界やその企業の説明を受けたり、同じインターンシップ参加者と与えられた課題に共に取り組むことが多いようです。疑似体験型ですので、実際の仕事をじかに体
験するというよりは、会社の雰囲気や社員の話を聞くことができ、また同じ業界に興味のある学生と交流することができます。
上の二つに多く見られるのがケーススタディセッション。
ケーススタディセッションとは、架空の、または実際の経営課題をテーマとして、グループで議論し解決策を導くグループワークのことを指します。ケーススタディセッションを通して、仕事で必要となってくるディスカッション、論理性、議論の進め方、チームワーク等を学ぶことができます。
短期型インターンシップのメリット
- 期間が短いので複数のインターンシップに参加が可能
- グループプロジェクトを通して、同じ業界に興味がある学生と情報交換ができる
- 短期間なので気軽に参加できる
短期型インターンシップのデメリット
- 実際の業務を体験することが難しい
- 人気のある企業は倍率が高いので、参加できないこともある
長期型インターンシップ
中小企業、ベンチャー企業に多く見られ、実際の仕事の戦力として期待されることもあります。
■
社員型
インターンシップ期間が長期 ( 1 ヶ月以上 ) にわたり、社員と同じように仕事を任されます。
会社の新しいプロジェクトの企画、運営に参加したり、成果を求められる場合もあります。
企業側の評価によっては、そのまま学生の採用を考えることもあるようです。
■
就職直結型
おもに長期に渡り、大学 3 年生、大学院 2 年生を対象にした採用を前提にしたものです。
この多くがインターンシップサイトなどで情報が提供されています。そのサイトの運営会社でまず面接を受け、推薦をもらえれば企業の面接を受けられます。業務内容は上記の社員型とほぼ同じで、他の社員同様、通常の仕事、又は責任のある仕事を任されます。
企業側にその成果を認められ、また本人が就職を希望する場合には正社員として雇用されます。
長期型インターンシップのメリット
- 長期なので実際の業務を体験できる
- 仕事のノウハウを学べる
- その会社の社風を知ることができる
- 自分にその仕事が適しているかどうかを知ることができる
- 業種、職種への理解が深まる
- 会社をより理解することができる
長期インターンシップのデメリット
- 興味だけで参加するにはリスクが大きい
- 長期間にわたるので、待遇の良し悪しにより経済的、時間的な負担が大きくなる
( アルバイトと違って報酬が出るものと無報酬のものがあります )
- 特に就職直結型は応募する前によく会社分析をする必要がある
単位取得のインターンシップ
■
学校推薦型
大学が企業と提携して、インターンシップを学生に募集します。多くは学内で面接があり、その次に企業で面接をするという流れになります。インターンシップを授業の一環とみなし学生はインターンシップ終了後に単位を修得できます。
2. インターンシップを選んだ理由
ここまでで、大きくインターンシップの種類について勉強しましたが、次に先輩たちはどのような理由でインターンシップを行ったのか、またインターンシップを通してどんなことが分かったのかを見てみましょう。
■ インターンシップを始めた理由
- 働くことがどういうものなのかを体験したいから
- 業種や企業に対する知識、情報を得るため
- 興味のある会社の雰囲気や実際の仕事内容を知るため
多くの学生が仕事に対する理解を深めようとインターンシップに参加するケースが多いようです。
■ インターンシップで得たもの
- 働くことを実体験できた
- 業種、職種、企業をより深く知ることができた
- 自分のスキル、能力、興味を発見できた
- さまざまな立場や経験を持つ人の意見や話を聞くことができた
- 仕事に対する視野が広がった
- 自分のネットワークを越えて、多くの人と出会うことができた
■ インターシップ後の企業・業種の選択への影響
- 業種や企業、職種についてさらに範囲を広げて調べたい
- もともと関心のあった業種や企業に更に興味をもった
- 他の職場でのインターンシップに参加したい
- 就職活動への意識がより高まった
インターンシップを通してこれまで知らなかった仕事の種類の多さを知ることでさらに視野を広げて研究したいという意識が高まったようです。
また、複数のインターンシップに参加してみたいという意見も多いようです。
インターネットや情報紙からの情報以外にも、インターンシップ経験を通して、新しいことを発見してみましょう。
3. 企業の考え
さて、次に、インターンシップに対する企業の考えはどうでしょう。
そもそもなぜインターンシップを企業は引き受けるのでしょうか。
多くの企業は、より多くの優秀な人材に自社について興味をもってもらいたいと考え、インターンシップを提供しています。また、会社に限らず、その業界に対して興味をもってもらうことによって、業界自体
の活性化につながるのです。最近では、自由な発想、新しいアイディアを求め、積極的に学生を新しい企画へ参加させることもあるようです。
■ 企業がインターンシップを実施する主な目的
- 採用活動の一環 : 優秀な学生に自社を理解してもらいたい、学生の考えていることを理解したい
- 自社の PR : 将来の顧客である学生に対し、会社の知名度とイメージアップを高める
- 自社、業界への理解 : 仕事を通じて自社、そして業界のことを理解してもらう
- 企画 : 既存の枠にとらわれない、学生の新しいアイディアを期待する
- 採用活動の一環 : 採用の際のミスマッチを防ぐ、学生のスキルを見極めるため
- 社会貢献 : 社会 ・ 業界への貢献
インターンシップは企業にとっても、そして学生にとっても十分にメリットがあるようです。
特に、皆さんにとっては実際の仕事、特定の会社の内部を知る絶好のチャンスです。
4. インターンシップを探そう
インターンシップの種類とそのメリット、また、企業がインターンシップを通して何を皆さんに求めているかを理解したところで、いよいよ実際にインターンシップを始めるステップを見ていきましょう。
- どういった業界、業種で働きたいのかを確認。
これまでの自己分析、人生設計、会社分析のステップを通して、興味のある業界を確認しましょう。
- 目的を整理。
インターンシップを通して仕事のどんな点を確認したいのか、何を得たいのかを考えましょう。
受け身ではなく積極的に経験することで得るものも大きく変わります。 例 ) 会社の企業文化を知りたい、社員の働きぶりを見てみたい、自分の専門的な知識を試してみたい
- 今まで勉強してきたことを実際に仕事を通して体験しかったので、ホテルでのインターンシップを決めました。( 大学生 観光学部 )
- どのような種類のインターンシップにするのかを自分のスケジュールや目的を考慮して、インターンシップの期間、その内容を決めていきます。
- 多くの企業が、夏休み時期に 2 年後卒業する学生を対象にインターンシップを実施します。私も2年後に卒業予定ですが、できるだけ色々な企業に応募してみたいと思っています。大手のインターン
シップは人気が高いので、他の企業にも興味をもって応募したほうがいいと思います。( 大学生 経済学部 )
- 情報の集め方
インターンシップの募集情報は、インターンシップ専門の情報サイト、又は企業の HP 上で見つけることができます。
また、インターネットの他に、大学の就職部で直接紹介を受けることや、インターンシップフォーラムなどに出向き、
その場で企業と面接をする機会などがあります。
- インターンシップのスケジュール
一年を通してインターンシップを募集する企業もありますが、先の就職活動のスケジュールも考えて、
しっかりとプランを立てましょう。
| 5 ~ 6 月 |
企業がインターンシップの応募を募り始める |
| 7 月 |
選考開始 |
| 8 月 |
インターンシップ ( 短期型 : 主に夏期限定など ) 開始 |
| 9 ~ 12 月 |
会社見学、工場見学など |
* あくまでスケジュールは標準的な時期を表したもので、企業によって異なります。
春から自己分析を始め、業界分析、会社研究を一通りこなした Aya さん。 6 月には興味のある業界、
業種のインターンシップをインターネットや大学で探した結果、複数のインターンシップに応募してみ
ることにしました。
インターネット上で応募したものは、まずそのインターネット情報サイトを運営する会社で一次面接
を行い、次に応募企業に出向いて、二次面接を行いました。その他の応募としては、直接企業の HP から
エントリーシートを送ったり、インターシップフォーラムに行ったりしました。
企業によっては、特に人気企業や大手企業などでは、応募者にエントリーシートや課題の提出などをさせて
選考を行うとこ ろもあります。
Aya さんが応募した企業の課題は、広告で使われるキャッチフレーズの案を出すこと。
想像以上に、課題は難しかったようです。インターンシップを通じて業界や職種について理解を深めることができ、
それによって就職先を選ぶ基準がより明確になります。また、自分の企業や仕事に対する考えや希望についても、
自分の目で直接確かめることができます。可能な限り、自分からチャンスを作って積極的に経験してみましょう。
インターンシップは、進むべき方向を見極めるための貴重な経験になるでしょう。
- 種類 単位取得型のインターンシップ/業種 総合病院/期間 3 ヶ月
長期であったので、インターン先の企業の方と仲良くなり興味深い話を聞くことができました。また本当に自分がやりたい職業なのかどうかを判断できる機会にもなるので、 ( ある程度 )
長期間のインターンシップをされたほうがいいと思います。どのようにすれば希望の企業で働けるかということを、先輩社員から教えてもらうことができました。実際に自分の目で企業を見
て、仕事に参加して、本当に自分がこの企業で働きたいかどうかを決める判断材料の一つになりました。とても良い体験ができたと思います。 ( 27 歳 女性 人材ビジネス )
- 種類 就職直結型/業種 電子機器・金融総合会社/期間 3 ヶ月
商業不動産事業の財務企画・分析部門にインターンとして配属され、主に財務諸表の集計と米国本社への報告業務を担当しました。プロジェクトをリーダーとして任され、最後にファイナンス・
マネージャーにプレゼンテーションとして分析結果を報告しました。就職にあたっては、新卒枠ではなく中途採用枠も含めた条件のよいポジションのオファーを頂くことができ、インターンシップ
のメリットを更に感じました。長期のほうが、インターンシップを通して学べるものや経験できる仕事の幅が広がります。また、回数が多ければ多いほど、仕事に対しての考え方や見方がはっきり
してくるでしょう。 ( 24 歳 男性 不動産 )
- 種類 社員型/業種 マーケティング会社/期間 6 ヶ月
長期、かつ中小企業のほうがインターンのメリットを多く感じ、勉強になりました。 6 ヶ月という長い期間を経て、社会人と対等に話が出来るようになりました。 ( 25 歳 女性 メーカー )
- 種類 社員型/業種 ホテル ( 企画営業 ) /期間 3 ヶ月以上
長期の方が仕事内容への理解度も高まり、責任のある仕事を任されると思います。インターンシップを経て得たものは、営業の商談交渉の仕方、ビジネストークなどです。自分次第で多くのことが学べます。 ( 学生 観光学部 )
- 種類 業務体験型/業種 ホテル ( フロントデスク ) /期間 2 ヶ月
希望の業種によっても違いますが、サービス業の場合は経験が必要だと思います。短期でも長期でも回数はこなした方がいいと思います。インターンシップを通して、今まで勉強してきた事を実際
に体験することで自分の意志を再確認出来ました。 ( 学生 観光学部 )
- 種類 社員型/業種 IT 関係 ( 営業 ) /期間 3 ヶ月
規模の小さい会社では一人で行う仕事の種類が多く、色々な事をしました。営業もやりがいがあり、
インターンシップをする前のイメージと比べるととても変わりました。次回インターンシップをするならば、貿易関係でしたいと思います。 ( 学生 経済学部 )