わかりました。実はもうひとつ教えていただきたいことがあるんです。私は正社員としての採用を希望しているのですが、今まで経験したことがない分野にチャレンジしてもいいものかどうか悩んでいるのです。事務系の仕事が大半でした。その中で一度だけ販売の仕事をやって、うまくいったことがあるんです。もしかしたら私は何かを売る仕事の方に向いているのではないかと考えつつ、その一方で経験の不足が不安で……。
転職の活動を続けていく中で、少しずつ自分のことを自分なりに認められるようになりました。それでも、主婦のときの感覚が残っていて、人に対して「私がやりました」と自信を持っていいにくいところがあります。

Nさんは結婚を挟んでいくつかの仕事を経験していました。それぞれの勤務年数が長いとはいえませんが、販売の仕事では店長を務め、それなりの実績を出していらっしゃいます。たしかに控えめなところは彼女の美点だと思います。しかし、それが自信のなさが欠点に映ってしまう場面が多いように見受けられます。まず、過去の自分についてあれこれ思い悩むのは止めましょう。反省すべき点はきちんと反省しなければなりませんが、取り返しのつかないことを悩んでも一歩も前に進みません。未知の世界に進む場合も同じです。やる前に心配して成功の確率が上がるのなら、それもまた意味がありますが、石橋を叩いて渡らないようでは、どんな仕事にも就けないと思います。仕事はやってみなければわからないし、会社は入ってみなければわからない。柔軟な姿勢と肉体と精神の健全さをもって、とにかく飛び込んでみてください。