グローバル転職NAVI
転職活動中のみなさん、世界という舞台でグローバルに活躍してみたいと思いませんか?
企業のグローバル化が進む現在、日本だけではなく世界中を相手にビジネスをできる”グローバル人材”が求められています。
今回は世界各国に拠点があり、アメリカに本社を置く外資系メーカーの中途採用担当者に、転職活動中の方に知っておいて欲しい、3つのポイントを聞きました。
みなさんは「グローバル企業の採用情報は非公開が多い」ということをご存知ですか?
もちろんホームページ上で採用活動を公開している企業もありますが、グローバル企業の多くは契約している転職サービスを経由して非公開の募集をかけています。
なぜグローバル企業の求人は、非公開なことが多いのでしょう?
実は求人情報には、その企業の事業戦略や実情があらわれているからです。
例えば「新規事業立ち上げのため○○のポジション募集」などと書かれていると、ライバル企業にまで今後の動向が筒抜けになってしまいますよね。とくにグローバル企業では、たとえ国内のみの採用活動だとしても、内容によってはそれが世界規模で影響がある情報の可能性があります。
今回お話を聞いた外資系メーカーでも、新卒の募集以外はすべて非公開で行っているそうです。
せっかく自分が希望している業界や職種の募集があったとしても、その情報を入手できなければ意味がないですよね。グローバル企業に転職するには、まず非公開求人の情報を手に入れることが重要なのです。
では非公開求人情報はどこで手に入るのでしょうか?実は転職サービスに登録している人材の中から、自社の希望するジョブスペックに合った人材を企業側がスカウトする「スカウトサービス」に、非公開求人情報が含まれていることがあります。
ですからグローバル企業への転職の際には、転職サービスに単に登録するだけではなく、スカウトサービスにもプロフィールを登録しましょう。あなたに興味を持った採用担当者からスカウトメールをもらうことができ、非公開求人の情報を入手することができます。
実際、外資系メーカーの中途採用担当者も、ひとりひとりの履歴書を見て判断し、スカウトメールを送っているそうです。
これまで多くの人材を見極めてきたプロの採用担当者が、あなたの経歴やスキルを見たうえで行うスカウトですから、書類審査は通過したも同然です。スカウトサービスを活用すると、通常の転職活動よりも採用が決まる確率がぐっと上がります。
一般的にグローバル人材というと、語学力のことを指していると思われがちです。
ですがグローバル企業の担当者は、TOEICの点数ばかりを見ているわけではありません。彼らにとって語学力はただのツールに過ぎません。
必要なのは応募者が語学力というツールを武器にして、彼らの企業にどんな貢献ができるのか、なのです。
ですが残念なことに、語学が堪能な転職活動中の方ほど「自分の英語をブラッシュアップするために転職しようと思いました。」や「自分の語学力を活かせるポジションを希望します。」というケースが多いそうです。
もちろん自らの語学力を高めようとすることは重要ですが、これでは自分の欲求を主張しているにすぎません。欲求を主張するだけではなく、「自分が企業に対して貢献できるオンリーワンのスキルを見つける」ことが、グローバル企業に対する転職活動では重要です。
さて、ここまでグローバル企業への転職活動をするみなさんに知っておいて欲しいことをまとめました。
グローバル企業では日系企業と違い、様々な国籍やバックグラウンドを持った人たちと一緒に仕事をすることになります。コミュニケーションや文化の違いなど、今までの経験が通用しないシチュエーションもたくさんあります。ですがそのような違いを乗り越えて、共通の目標を達成するということがグローバル企業で働くことの醍醐味です。
転職活動中のみなさんも、ぜひグローバル企業でやりがいのあるお仕事を見つけてくださいね。