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働く女性のライフワークバランス術へ

# 18  不況時の対応策 - 現状維持編

100 年に一度の不況と言われるようになってしばらくなりますね。 2008 年から 2009 年にかけてはたくさんの人にとって激動の一年だったのではないでしょうか?今回はそんな不況時に、働く母としてどう対応していったらよいのか、私なりに考えたことを書いていきたいと思います。初回は現状維持編です。


世の中が不況になり、会社が倒産したり、どの業界でも、大企業でさえも解雇が続出するようになりました。突然の解雇や、事業縮小となった時に、運良くすぐに転職できる働く母は少数派だと思います。というのも、まず普段からあまり自分の時間がないため、就職活動が困難であるということ。それから何より、雇う側からしても働く母は懸念されがちだという事実があること。もしうまく転職できたとしても、転職先で使う労力というのは並大抵のことではなく、新しい仕事を覚えたり、人脈作りをしたり、それは大変です。


新しい職場が合わず、すぐにまた転職ということにもなりかねません。働く母にとって何が大変かというと、当たり前の事を言うようですが、仕事と家庭の両立です。自分の人生の中でワークに時間を注げる体勢が整っているのなら、転職もよいでしょう。しかし、なかなかそうはいかないのが実態です。そうなると、やはり働く母達にとっての最善策は、下手に動かない事ではないでしょうか?現状をいかに上手く使って不況を生き延びるかを考える、そんな対応が一番なのかもしれません。


私なら何かもっと他にできるのではないか ? とか、実は今が転職のチャンスでは ? と考える人もいると思います。実際にチャンス到来で成功する人もいると思います。でも、例えば砂漠や森の中で迷ってしまったとしましょう。その時あなたはどうしますか ? 研修などでサバイバルのクラスをとると、まずはその場所を動かずにどうやって生き延びていくかを考え、必要な物資の確保をしろと教えられます。それは、周りの状況がわかっていないのに行動を起こすと死をもたらす確立が高いからです。不況もこれと似た環境だと私は考えます。下手に動くより、必要な情報を確保して現状維持。それが多くの働く母にとってはよい選択肢だと思います。


さて、現状維持といっても、どうすればいいのでしょう ? 何もしなければいいと思われる方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。現状を維持することが、ある日突然できなくなるのが不況の恐ろしさです。みなさんも新聞等で読んでご存知だと思いますが、突然何千人もの人間が解雇通告されたりしています。今の会社で働き続けるためには、何かしらの努力が必要と考えるのが無難でしょう。


どういう努力をしたらよいかというのは、会社や仕事によって違うと思います。一つの会社ではある方法が現状維持としてベストな方法とされていても、他の会社ではそれが最悪な方法かもしれません。自分が働いている会社や一緒に働いている上司であれば、どのように行動すればよいかは自分が一番よくわかると思います。まずは周りを観察してみましょう。現職を失わなくてすみそうかを見極めましょう。誰が人事権を持っているのか?その人がどう物事を判断し、決断しているのか、周りをよく観てみてください。話を聞くチャンスがあれば、情報収集をしてください。必ずどこの会社でも人事的行動を起こすときには、決める人と採決方法があるはずです。


そして、その情報を元に、自分がどうしたらいいのかを考えてみましょう。例えば直属の上司が人事権をもっているとしましょう。そしてその人は仕事ができるかどうかで解雇する人を選択していたとしましょう。もしあなたの仕事ぶりが数字ではっきり出る職種についているとしたら、数字を上げる努力をすればよいわけです。反対に、もしあなたが数字で実力が測れない職種についていたとしたら、上司が判断するケースが多いでしょうから、その上司に好かれるように行動をとってみてください。こういった日々の地味な努力が会社での生き残りに関わってくる場合もあります。


また、日本人の場合には情に流されたりする場合もあるでしょうから、自分がいかに子供を育てるためにお金が必要か、ローンをかかえていて大変かなど、飲み会などの時に上司の耳にいれておいたりするのも良い裏技かもしれません。日系の会社によっては、派閥の影響が大きいところもあるようです。もしあなたの会社にもそのような派閥が存在するのであれば、力の強そうな人の派閥の中もしくはそれに近い派閥に自分を置く事が大切なのかもしれません。自分はそのようなことは気にしないと思われるかもしれませんが、不況の自分の護身術として、必要であれば考えなくてはいけない行動かもしれませんね。


働く母として、もし働き続ける事が大切であるならば、この不況の中、生き残るためには嵐が去るのをじっと待つのが一つの方法なのではと考えます。そのためにはどのように現状を維持していったら良いのか考えて、行動をとるのが良いと思います。今は、経済が上向いてきた時に自分の実力を発揮できるようエネルギーを貯めておく充電期間とでもとらえてみて、この不況を乗り切ってください。


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  • 横浜 リサ
  • 横浜で育った浜っ子。中学 3 年生から親の仕事の関係で海外進出。英語がまったく話せないところから、体当たりで学ばされ、今では日本語より英語のほうが得意になるほど成長。アメリカ、シンガポール、香港等海外に居住経験 10 年以上。外資系金融会社にて 20 年以上の勤続。母として仕事と家庭の両立をはかりながら、主にオペレーションを専門とし、現在は日系の金融にて日々精進している。外資から日系に転職した逆輸入型。