ソーシャルブックマーク: Yahoo!ブックマーク はてなブックマーク Google Bookmarks    
タカシの外資系物語

# 11  ■ フレックスタイム制で家族との対話はできるが …


多くの外資系企業がそうであるように、私の会社でも「フレックスタイム制」が導入されています。勤務時間は一応 9 時から 17 時 30 分までということになっていますが、要するに昼休みの1時間を除いて、1 日に「7.5 時間」働いていれば、いつ働いても個人の勝手ということになっています。もっというと、やることさえやっていれば、1 日に 2 時間しか働いていなくても、文句をいわれることはありません。


しかし、この「やることさえやっていれば」というのが、実際には非常に "クセモノ" なのです。私の経験上、やらなければならないことをこなすためには、1 日平均 10 時間程度は働かなければ、さばけないのです。以前は「オレって、なんて仕事が遅いんだろう」と思っていたのですが、私の周囲も私と同じぐらい働いているのです。どうも私のやり方に原因があるようにも思えません。


私の同僚のジムは、毎日 16 時 30 分ごろに帰宅します。「ジム、君は残業しないのに仕事をうまくこなしてるよな。何かコツでもあるのかい ? 」「バカいっちゃいけないよ、タカシ。この勤務時間で仕事がさばけるわけないじゃないか ! 」彼によると、2 歳の娘を寝かしつけたあとの 22 時から 24 時まで、そして朝の 6 時から 8 時まで、自宅でみっちり仕事をしているとのこと。何のことはない、私より仕事をしている時間は長いのです。


ジムが重視しているのは、家族との対話です。それと仕事両立させるために、フレックスタイム制は非常に役立っているようです。また、フレックスタイムをうまく使えば、本当にヒマなときに無理に仕事をする ( しているふりをする ) 必要がありません。仕事にメリハリをつけるという意味で、フレックスタイムは非常に有効であるといえるでしょう。


ただし、フレックスタイムにしたからといって、仕事の全体量が減るわけではありません。どんな人でも、ある一定の時間は働いているのです。少なくとも私が知る限りでは、"超人" は存在しません。自分が超人ではないにもかかわらず、1 日に 2、3 時間しか働かないと、そのうちクビになってしまうので、ご注意を !

<<前のコラム  |  次のコラム>>

” 人気のキーワード ” を含むコラム一覧はこちらをクリック!!

外資系転職をお考えの方 仕事検索はこちらから
タカシの外資系物語
奈良タカシ 1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。3年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。
「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。