タカシの外資系物語

# 1  ■ 「映画スター」が隣にいる!


今回からこのコラムを担当することになった奈良たかしです。簡単にプロフィ ールを紹介すると、 大学卒業後、日本の大手銀行に入行、その間に外資系金融機関に半年ほど出向していました。 現在、外資系の会計事務所系コンサルティ ング会社にいます。 従業員のうち外国人スタッフの割合は 2 割程度なのですが、 私がかかわるプロジェクトには、たいてい参加しているので、 英語は頻繁に使 っています。


ただ、私は奈良の田舎で育ったせいか、“外国人=映画スター”みたいなイメ ージがあり、 外国人と一緒に仕事をしていてもいまだに緊張してしまいます。 また「英語を使わなければならない」というプレッシャーもあることも緊張す るひとつです。 気合を入れなければ、相手のいっていることを理解できないのが悲しい現実です。


では相手はどうなのでしょうか ? これまで多くの人を見てきましたが、 「緊張している外国人」に出会ったことがありません。入社したばかりの新人でもそうなのです。 最近もオランダ人の新人が挨拶に来ました。しかし、見たとこ ろ若干表情がこわばっているようです。 「なーんだ、やっぱり緊張するのね」とホッとしました。


当面の間、私のプロジェクトのお手伝いをしてもらうため、 彼女は私の隣に座 っているのですが、次の日にはもう、かなり会社に慣れてリラックスしていました。 私のほうが明らかに緊張しています。昨日「Don't worry ! You can do it !」と私が励ましたのに……。 うーむ、本当に困ったものですね。




  • 奈良タカシ
  • 1968年7月奈良県生まれ。
    大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。3年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る(外資系2社目)。