まず、私はほとんどテレビを見ません。そもそも見る時間がないというのが主な理由なのですが、テレビというのはわーわー、ぎゃーぎゃーと、意味もなくうるさいイメージがある ( 特にバラエティ番組 ) ので、見ていて疲れるから見ないのです。もちろん、時間が合えば、ニュースは見ます。NHK スペシャルも、内容によっては録画して見ることがあります。
基本的にテレビを見ないので、情報源の中心は「活字」ということになります。コンサルタントという仕事柄、お客様である企業の CXO (CEO、CIO などの役員クラス ) の方と話をする機会が多いので、通常のサラリーマンの方よりは、多くの情報に目を通すようにしています。
新聞は、日経と読売の 2 紙を購読しています。日経はいいとして、読売を購読している理由は、「4 コマ漫画の 『コボちゃん』 を読みたい ! 」という奥さんの熱い要望に応えたものです。
ビジネス系の雑誌も、そのほとんどを講読しています。日経ビジネス、ダイヤモンド、東洋経済、エコノミスト、プレジデント等々。あと、日経コンピュータ、日経情報ストラテジーなどの IT 系雑誌をはじめ、金融関係では、金融ジャーナル、金融ビジネス、金融財政事情など、ハーバード・ビジネス・レビューも購読してましたっけ … というわけで、自宅のテーブル周りは雑誌に埋もれてしまっています。
高く積まれた雑誌の山、山、山 … 奥さんも、半ば諦めていたようなのですが、先日、子供が生まれたのを契機に、雑誌の整理をすることにしました。理由は、「崩れると危ない」からです。
事実、その「山」は幾度となく崩れており、過去には愛犬ゴルゴが雑誌に埋もれて、しばらく行方不明になるという事故まで起こしています。
ザザーーーーーっ ! 「う、雑誌雪崩だ ! に、逃げろーーっ ! 」
「ブヒーーーーーーーーーッ ! 」 「ゴ、ゴルゴーーーーーーー、大丈夫かーーーーーー ! 」
ゴルゴ、あのときは本当にすまなかった。無事でよかった … (T-T)
「何ともったいない ! 」と思われるかもしれません。確かに、かなりの出費です。でも、これは「必要経費」だと思っています。また、自分にとって関係のない記事を読むことに時間をかける方がもったいない。その時間を使って、自分が切り取った記事に関する自分なりの見解を頭で整理するようにしています。そのおかげで、お客様との会話でも、常にこちらがイニシアティブをとって進められるように準備をすることができるのです。
このように、私は新聞や雑誌を主な情報源として生きているわけですが、インターネットはどのように使っているのでしょうか。実は私、インターネットから得られる情報については、あまり頼りにしていません。ニュース 1 つとっても、ネットの情報って、なんとなく薄っぺらい印象があるからです。
私の周りにいる外国人の同僚も、私と同じ意見を持っています。外国人の同僚連中は、おそらく私の数倍はネットを使っています。しかし、自己の情報源としては、あまりネットを頼りにはしていないようです。「ネットの情報は、速報性はあるが、内容は不十分。やっぱり新聞や雑誌を見ないと自分の頭が整理できない … 」とか言って、Financial Times や Time などを読んでいます。「でも、ワールドシリーズの速報は、ネットを信用したけどね」 ま、そりゃそうでしょう。
また、ネットの情報には、信頼できるものもあれば、「なんじゃこりゃ … 」みたいなものがあるのも事実です。溢れる情報の中から、どれが信頼に足りえるかを選ぶくらいなら、権威のある新聞や出版社に委ねたほうが面倒ではないという意識も働いているかもしれません。
しかし、こんな私でも、「座右の書」というのがあります。それは、岩波新書 ( 黄版だったと思う )から出ていた 『情報ネットワーク社会』( 今井賢一:著 ) という本です。学生時代にゼミの教授から薦められて読んだのですが、私にとっては衝撃的な内容でした。簡単にいうと、「“情報”という媒体を通して、物理的に離れた場所にいる人と人とがつながっていく (= ネットワーク )」というもので、今思うと当たり前の話なのですが、20 数年前にそのことを予言していた著者には脱帽だと思いませんか ? まさに、インターネット社会のことを言い当てたのですから、大したものです。最近ベストセラーになった『ウェブ進化論』
( 梅田望夫:著 )や 『フラット化する世界』
( トーマス・フリードマン:著 )もそれなりに面白かったですが、衝撃度合という意味では、私にとっては『情報ネットワーク社会』
の方がはるかに上です。この本を読んだことがきっかけで、大学で情報論を学び、銀行のシステム部に入り、今は IT コンサルタントをしているのですから、まさに私のビジネスにおける骨格を作った本といえるでしょう。
さて、外資系企業に勤める外国人社員にとって、「座右の書」といえるような本はあるのでしょうか ? 実は、この「座右の書」という言葉、英語に訳すのが非常に難しいのです。
「Which book is the most important for you ? 」 と聞くと、
「お前は何が聞きたいんだ ? 」 みたいな顔をされます。
苦し紛れに、「the book to live by ・・・ ummm, like Bible !」 というと、
「Bible is Bible !」 と言われてしまいます。
で、どうにかこうにか、私の方でアンケートをとってみたところ、日本人のイメージでいうところの「座右の書」とはちょっと異なるニュアンスの本を挙げてくる同僚が大半でした。数名の同僚は、マグロウヒルが出版しているコーポレートファイナンス関連の本など、MBA 時代の教科書を挙げました。また数名の同僚は、マイケル・ポーター
の戦略論やドラッカー
の本を挙げていました。日本人的には、「座右の書」というと、もっと文学的・精神的に感銘を受けた本のイメージがあるのですが、そうではないようです ( かく言う私も、彼らと似たような本を選んでいますが … )。もしかしたら、日本人的な意味での座右の書とは、彼らにとっては、本当に「聖書 (Bible)」を指すのかもしれません。
お、そこのあなた ! これといった「座右の書」がないですって ? いやいや、実はオススメの本があるんですよ。あさ出版から出ている『外資流!「タカシの外資系物語」』 ! まだまだ、絶賛発売中ですからーーーーーーーーっ ! (T-T) 買ってーーーーーーーーっ ! ( 結局、宣伝かよ … )
みなさま、以上をもちまして、本年のコラムは終了です。来年もさらにパワーアップした 『タカシの外資系物語』 にご期待ください !
では、少し早いですが、
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