# 20 仕事内容を取るか、給与を取るか
先日ある企業から内定をいただきましたが、入社するかどうか迷っています。理由としては、面接で詳しく伺ってみたところ、仕事内容がイメージと違ったことと、社内の雰囲気があまり良くなかったことです。しかしながら、給与面では現在の年収から大幅アップするということで、家庭の事情により年収を少しでも上げたい自分にとっては、非常に魅力的でもあります。
仕事内容や環境には目をつむり、年収をアップさせたところで、不満が出てきてしまい、数年で転職することになった場合次の転職の際に不利になるのではないかと思うと、いまいち踏み切れません。同時に、この内定を断ると、他に良い縁が無いのではと思うと、せっかくの年収アップのチャンスを無駄にするのは惜しい気もします。長期的に考えると、金銭面よりも仕事内容を重視して会社を選んだほうが良いのでしょうか?アドバイスをお願いします。
ご相談ありがとうございます。
結論から言えば、ご記載されているように、ご本人が取り組む仕事内容をまずは最優先とし、仕事そのものに本人の興味関心があることを大切にすべきだと考えます。大事な人生の大半の時間を使う「仕事」ですからね。その仕事に取り組んだ結果、その報酬として給与面や処遇面があると考えるのが妥当かと思います。人それぞれ背景は違うものの、給与面だけで選択してもやはり長続きせず、将来同じことを繰り返す不安があるのは当然のことですし、仕事に没頭する前提がないと厳しいですよね。その点をご本人も気づかれ、悩まれてのご相談と存じます。
そこで、今一度、以下の点をご確認頂けないでしょうか ? 既に転職活動において、対応済みの点もあるかもしれませんが、是非お願いいたします。できれば紙に書き出したり、相談相手を見つけて話をするなど、一人で考えるだけでなく、見える形で対応して頂ければと思います。
1 ) 現在の会社に対して入社する前の志望動機、実際に働いてみて良かったポイント。
2 ) これまで 4 年間の仕事上の成果、身に付けたスキル、自慢したい経験。
3 ) 転職活動でアピールしている自己の強み、採用された会社の採用の理由。
これらの 3 点をご確認していただきたいと思った理由ですが、相談内容を拝見し、内容がポジティブ(前向き)というより、ネガティブ(後ろ向き)なポイントに焦点が当っているように見受けられ、過去の重要な節目、自分自身のこと、現在の会社と仕事のことなど、良かった点を十分に吟味する必要性を感じたからです。更に現状の仕事や転職先に対する悪い側面に重きをおいていることが、転職の理由や転職先の不安につながっているようにも思えました。
もしかすると、ご本人の思考として、物事の良い面よりも悪い面に着目する傾向が強いのかもしれまえせんね。当たり前ですが、物事にはプラスの側面とマイナスの側面が必ずあり、現在の会社でも、転職先でも両面必ずあります。マイナス面ばかり着目していると、様々なリスクを考慮する面では良いですが、不安ばかりを増長するので、物事が進まなくなり、常に閉塞感に苛まれます。少しでも前向きに、日々の仕事やこれからの仕事に興味や関心を持って取り組むには、そこで得られるものや楽しみなどに着目し、結果として得られる条件面を鑑みることが大切ではないでしょうか。
給与も生活を支える意味で勿論重要ですが、まずは自分が没頭できる仕事や仕事環境を作り出すことが先決です。そのため自分自身のものの見方を再考し、人生の重要な決断する意味で更に慎重に検討してみて下さい。今後も応援いたします。