転職相談 JOB相談室

転職相談 質問

# 17  特別編: これまでのご相談を振り返って

「Job 相談室」を担当されて、約1年半となる西邑さんに、ユーザーの皆さまから寄せられる代表的な質問の傾向と、その対処法について特別寄稿していただきました。


転職相談 回答



この相談コーナーを設けて一年以上経ちますが、様々なご相談を受けさせて頂きました。人それぞれ、抱えている問題は千差万別ですね。どのようにお答えして良いものか、いつも回答に悩んでしまいます。頂く情報が限られていることや、ご本人の表情や反応を見ながらの対応ではないので、本当に適切なお答えをするのは難しいと常に感じております。これまでのご質問内容で共通的に挙げられる内容としては、以下の 3 点かと思っております。


1 ) 職場における人間関係 -  特に上司との折り合い
2 ) 今後のキャリア    -  方向性への迷い、転職すべきか否かも含めて
3 ) 応募先への対応方法  -   経験をどのように説明すべきか


個人差はありますが、まずはご相談の内容に共通して言えるのは、どのケースでも自分自身のことを上手に表現できておらず、相手に伝わりにくいということです。物事を説明するときは、まず相手に自分の伝えたいことが、正確に伝わるように工夫することが大切ですよね。そのためには、まずご自身の気持ちや、考えを整理すると良いでしょう。


1 ) 過去・自分自身の経験の整理ができていない場合


これまでのご自身の経験については、あくまでも肯定的に受け止めましょう。過去の事実は変えられないので、どう今後に繋がる解釈ができるかが大切です。未来への一歩は、過去を肯定的に解釈することから始まります。


2 ) 自分自身が何をしたいのかが不明確な場合 


今の会社や、人間関係といった、周辺の環境については一旦忘れ、自分自身の源泉を見つめることが大切です。どうありたいか、どうなりたいか、何をしたいか ・・・ 内なる声にしっかりと耳を傾けましょう。キャリアは、ご自分の軸を中心に形成されるのですから。


3 ) 自分自身の今後の方向性を模索している場合 


結果的にどうなるかではなく、どんな状態になりたいかを設定しましょう。スポーツで言えば、「どうすれば勝てるのか」を考えるのではなく、「勝つためにどうするか」を、キャリアに当てはめて考えるということです。実現したいゴールを、中~短期で良いので決めることが大切です。


その上で、できないことや変えられない環境・状況面に着目せず、まずは小さなことでも良いので自分ができること、行動できること、考えられることに集中しましょう。その結果どうなるかではなく、どうすれば理想とする状態に近付けるのか、目標が達成できるのか、に集中しましょう。


正直なところ私も 20 代後半、 30 代前半までは、人間関係や職場環境、その他の状況に影響されて他責にすることが多数あり、今振り返ってみると無駄に時間を過ごしてきたことを反省しております。皆さんも様々な状況にあるかとは思いますが、ご自身の限られたキャリア人生を、ぜひ有意義に過ごして下さい。


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西邑
  • 西邑 浩信 ( にしむら ひろのぶ )
  • 東京工業大学大学院修了後、株式会社リクルートにて当時は異色の科学技術計算サービスのスーパーコンピュータ SE として活躍。その後大手グローバル企業 EDS 日本法人にて IT アウトソーシングビジネスの責任者、人材開発部門の責任者など歴任。IT 教育企業のグローバルナレッジネットワークにてコンサルティングビジネスを立ち上げ後、現在はインディペンデントコントラクターとして活動中。
    主に企業や個人を対象としたコンサルティング会社の研修部門のアドバイザーとしてモチベーション・リーダーシップなどのナビゲータや研修開発を実施中。また大手企業の採用アドバイスや個人向けカウンセリングなど総合的な人材開発支援を精力的に実施している。ビジネス・人事・個人の 3 方位からのバランスの良いアドバイスが定評。GCDF キャリアカウンセラー、モチベーションプロデューサ、ワークショップファシリテータなどの多数の肩書きを持ち、「マルチ気づかせ屋」との評判が高い。