外資系オンラインコーチング

# 18  「キャリアチェンジ」を実現するために


こんにちは。e-Rirekisho.com のセルダル・バシャラです。いつも当コラムを読んで頂き、ありがとうございます。


8 月もいよいよ終わりですね。暑さも少しずつ減って来ています。 8 月に息子が 4 歳になりました。誕生日の朝起きると、「もう 4 歳、もう 4 歳 ?」と確認してから、親戚全員に報告したく、いろいろ電話しました。私のトルコに住んでいる母や姉も日本語で「誕生日おめでとう」と言ったのを聞き、すごく笑いました。さすが息子はネイティブの日本語ですね。


天候が涼しくなっても自分のキャリアに対する情熱は持ち続けましょうね。


「キャリアチェンジ」という言葉を聞いたことがありますか ? 自分の今までのキャリアと違うことにチャレンジするということです。自分の可能性を最大限活かしたいというお気持ちがあれば、是非キャリアチェンジについても考えて頂きたいと思います。


ある業界やある会社に新卒で入ったからといって、一生そこで働く必要は全くありません。非常に好きで将来性もあるなら別ですが、人生の大部分を占めている仕事生活を自分に合っていない環境の中で無駄にする必要は全く無いのです。


せっかくその環境から抜け出し、新しい人生にチャレンジしたい気持ちがあるのに、また同じような会社で同じような仕事をしていては、以前の悩みは解決しないでしょう。給料が少し上がったとしても、いずれはその効果も無くなり、またいろいろな不満を感じてしまう危険があります。次に転職しようにも、転職したばかりの為にし難くなり、ますます不満が増えてしまいます。


そのような状況に陥らないために、転職をお考えである場合、是非キャリアチェンジの可能性についても考えて頂きたいと思います。


実は私もキャリアチェンジをしたことがあり、レジュメやコーチングのお客様にも勿論キャリアチェンジを実現できた方が大勢いらっしゃいます。それらの体験から、キャリアチェンジを成功させるためのキーステップをまとめさせて頂きたいと思います :


1 ) 自分の今の仕事に満足しているか、そして将来性を期待できるかを考える
キャリアチェンジとはとても重要な決断です。今までの自分の経歴とは全く違うことに挑戦するのですから、大きな可能性とともにリスクも抱えています。また、ゼロからのスタートに近いという状態になることもありえます。そのため、思いつきだけで判断しないで、まず自分の現状を分析した方がより健全な決断ができるのではないでしょうか ?


では、どのような分析をすればよいのでしょうか ?
まず思い浮かぶのは収入です。お金は最優先ではなくても、生活を送る上で、ある程度は必要です。毎月の出費が補えなかったり、好きなものを好きなときに買えなかったりでは、いくら好きな仕事をしていても十分幸せになれないでしょう。


一方で、ある程度余裕を持った生活を送り、好きなところに住み、通勤地獄から解放され、出費を考えず好きなとき友人たちと遊ぶことができたら、仕事もより効率的に取り組めるはずです。また、長期的に見ると、家族に十分な生活レベルを提供できるか、子供の教育や留学等のための十分な資金があるかで、家族の幸せも決まります。


第二に考えられるのは将来の安定です。とても好きで楽しんでいる仕事でも、5 年後、10年後が安定していなければ、安心してはいけません。今を楽しんでも、10 年後仕事がなくなり、また他の仕事や転職もできない状態になってしまったら、今の楽しい人生も忘れてしまいます。そのときはいくら後悔してももう元に戻ることができません。また、将来が不安では、今の仕事にも誠実に取り組むことができません。


第三に大切なことはキャリアと能力の成長性です。自分が今持っている能力を最大限に活かし、更に、長期的にも自分のスキルや市場価値を常に伸ばせる仕事が、一番望ましいです。


もう一つ第四に検討して頂きたい項目は、仕事における今と将来の楽しさです。どんなことをすれば仕事を楽しく感じられますか ? まず、自分の好きな分野ではないといけません。そして、あなたに性格的にあっている優秀な人たちと一緒に仕事をすること。あなたにとって個人プレイの方がよりやり易いかもしれませんが、皆で同じ目標に向かって成長し、そしてその目標を達成することの楽しさは、なかなか個人プレイだけでは味わえないと思います。


また、十分指導と刺激が受けられる優秀な上司の下で働くことも幸せの要因の一つだと思います。そのような上司さえいれば、自分も長期的に成長し、いずれ同じように後輩たちが育てられるでしょう。


最後に申し上げたい基準は勿論、健康です。一度始めた仕事を定年まで続けないといけないと勘違いし、ノイローゼになるまで同じ職場にいてしまう方々もいらっしゃいます。勿論その誠意はとても尊敬していますが、自分を犠牲にすることで、その会社の役に本当に立っているのでしょうか ? それも考えて頂きたいと思います。


一生懸命働くことはとても美徳ですが、むりやり健康を壊すまでいたら、その会社にも非常に迷惑になってしまいます。人生を長いマラソンに例えたら最後まで走り続けることが最も大切なことです。そのために、必ず健康を最優先しましょう。


もし、今の仕事に一時的に不満があっても上記の条件が満たされていれば、そこにい続けるのもよい選択です。しかし、もし今の仕事がこれらの条件を満たしていなければ、キャリアチェンジを真剣に考えましょう。


2 ) キャリアチェンジの第 2 ステップですが、次にどんな業種のどんな会社でどんな仕事をするか決めましょう。


せっかく今の仕事の不満項目を洗い出し、整理しても、それらの不満はどんな会社やどんな仕事で解消するかが分からなければ、無駄な作業になってしまいます。


3 ) 転職したい企業に自分の経歴やポテンシャル、その会社でやりたいことを上手に見せましょう。
これは多くの方が見逃しているとても大切なポイントです。自分の経歴を時系列に並べ、人材紹介者や企業に送れば、面接に呼ばれると勘違いしている方が非常に多いようです。同じ業種や職種の場合、それでも良いときがあるかもしれませんが、違う業種の違う職種へ入りたい場合、何百人の候補者の中で、先方があなたのポテンシャルを十分理解し、面接に呼ぶようなリスクをとると思うのはあまり現実的ではありません。


( 英文履歴書・職務経歴書の書き方はまた別の大きな課題ですので、今回は詳しく書けないのですが、Daijob の「英文履歴書の書き方」のセクションや e-Rirekisho.com のサイトをご確認いただければと思います。また、e-Rirekisho.com で無料英文履歴書の書き方E-クラスも開催しておりますので、是非ご登録下さい。 )


4 ) 面接に向けて完璧に近い準備をしましょう。
キャリアチェンジの場合、面接に呼ばれるだけでもかなり大変ですが、それで油断してはいけません。せっかく呼ばれた面接にベストの準備をしましょう。聞かれる質問を事前に想定し、それらに対するベストの答えを考え、面接で戸惑わないようにしましょう。


5 ) 最後まであきらめない努力をしましょう
キャリアチェンジの場合、最初の会社ですぐ内定をもらえるとは限りません。しかし、最初の「NO」で諦めてしまったら、せっかく決めた夢もあきらめてしまうことになります。何回断られても試し続ける人はいずれ成功します。是非、最後までがんばりましょう。


記事の始めにも申し上げましたように、e-Rirekisho.com のお客様にキャリアチェンジに成功できた方も大勢いらっしゃいます。つい最近、Daijob のコラムを読まれ、コーチングを受けられたある女性の方もそのようなキャリアチェンジで成功できました。公務員からネット業界へというかなりハードルの高いキャリアチェンジでしたが、最後まで努力を続けられたおかげでよい結果が出ました。皆さんのご参考にもなると思い、その方の体験談の一部をご紹介したいと思います :


「私は、官公庁で 4 年半働き、官公庁の硬直した体質、非効率な業務、古い考え方などに自分のキャリアの可能性に限界を感じて、民間企業の幅広いフィールドで仕事をして成長したいと思い、転職を決意しました。


といっても活動当初は右も左も分からず、自分のキャリアの価値もわからないまま人材紹介会社の紹介されるままに企業を受けてみるという、とても受け身の転職活動をしていました。


しかし自分だけの転職活動では希望の業界へのハードルの高さを痛感し、コラムを愛読していたバシャラさんのワークショップを思い切って受けてみることにしました。


異業種に転職する場合、一番苦労するのはエントリーシートや職務経歴書の作成でした。まったくの異業種、しかも官公庁からの転職だったので、転職当初は書類落ちすることが多く、このままでは自分は受からないかもしれない … とかなり自信が無くなっていました。
しかし数回のセッションで自分の経歴を洗い出し、強み、弱みを含めてアピールする方法を身につけたことで、徐々に書類が通るようになり、面接でも自信を持って自分の経歴をアピールすることが出来るようになりました。そして書類選考、3 度の面接を経て現在の会社に無事内定することが出来ました。


予想以上の評価をしていただき、自分のこれまでの経歴、ワークショップでの努力を評価されたのだと思い大変うれしく思いました。これからは新しいフィールドで、さらに経験を積んでステップアップしたいと思っています。」


今どんな仕事をしていても、あなたにも可能性が無限にあります。一度しかない人生を無駄にしないために、是非この方のように最後まで努力して欲しいと思います。最初の行動は上記のステップ 1 として、まずは今の仕事や本当にやりたい仕事について考え始めましょう。より楽しい仕事、よりやりがいのある仕事を、それに見合った報酬をもらいながらする為にはある程度の努力が必要です。それを惜しまず今すぐ行動を開始しましょう。そうすることであなたにとっても光と出口が必ず見えます。


ご健闘とご成功をお祈り申し上げます。


セルダル・バシャラ


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  • セルダル・バシャラ e-Rirekisho.com代表
  • トルコ・イスタンブールのボアジチ大学にてエンジニアリングを専攻し、トルコホンダ工場の立ち上げに携わる。その後、来日し国際大学にて MBA を取得。ゴールドマンサックス、i2 テクノロジーズにてマーケティング・ビジネスプランニングに従事した後、国際開発コンサルティングファームやメーカーにて数々の国際プロジェクトに参加。その後、自らの外資系企業への勤務経験、転職経験と業界知識を元に、外資系転職のコンサルタントとして独立。日本語を流暢に話し、サッカーと合気道が趣味の親日家でもある。


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